2025年6月14日土曜日

エクアドル出張報告2

 6日にはカヤンベに移動し、現在事業を行っているウンベルトフィエロ校を訪ねました。学校では保護者の皆さんが集まってくださり、一人ひとりにお話を聞くことができました。サネはこの学校において2024年4月から味の素ファンデーション助成事業を行っており、12月中旬から食材費を(予算の半額を目安に)毎月300ドル投入し、保護者からの寄付の作物、学校で収穫した作物や給食費を使って、栄養士の作ったメニューを保護者が確実に子ども達に提供できるよう支援してきました。半年近く経った今、これがどのように進展しているのか、そして保護者の皆さんの感想を語っていただきました。

大変印象的だったのは、当初は食材を買いに行く、測る、レシピ通りに調理することや、これまであまり食べたことがない食材(野菜など)に慣れていなかったことなど、全てのことが大変で残菜もあったが、最近はすっかり慣れてきて、子ども達から家でも作ってと言われるようになったという嬉しい話が多くのお母さん達からあったことでした。また、近隣の村の子ども達の中には、その村の学校ではなく、おいしい給食が食べられるここの学校にくる子も出てきているとの話でした。

また、給食委員会の委員をやっているお父さんは、これまでは言われたことをやるという姿勢だったのが、意見を求められるようになり、自分たちで考えるようになったと語りました。

こうした、事業の成果を感じられるような発言を聞くことができ、月曜日の学校訪問に期待が高まりました。



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