2019年9月30日月曜日

エクアドルから現地メンバーが来日〜アンデスの子ども達の現状と給食実施への協働について話します

SANE(エクアドルの子どものための友人の会・サネ)が現地で
一緒に活動している、SOJAE(教育のための日本とエクアドル連帯・ソハエ)の若きリーダーのダーウィンとパオラがやってきます。二人ともサネの元奨学生。経済的に大変な中、家庭を助けつつ高校を卒業し、大学に進んで卒業し現在社会人として活躍中です。
【ダーウィン・バスコネス】 カヤンベ出身 38歳 元奨学生
カヤンベ市のナタリアハリン高校の教師。ソハエの奨学生担当として長年活躍。3月からはJICA事業で現地の経理を一手に引き受けています。


【パオラ・ピジャホ】 キト出身 27歳  元奨学生
高校卒業後、ドイツNGOの奨学金を得て大学卒業。現在はそのNGOで認められて職員として仕事をする傍ら、ソハエの代表として活躍しています。

今回二人は、JICA現地職員と共に来日し、飯能市の公立小学校、私立校、保育園などを視察し、日本の学校給食を学びます。そして日本の多くの皆さんと交流しエクアドルの状況をお伝えします。

10月 9日(水)午後6時〜8時 at 飯能市民会館会議室
                             *西武線 飯能駅よりバス5分、または徒歩15
エクアドルとソハエの紹介、キト市とカヤンベ市で行われている奨学生プログラムとカンベの小学校での学校菜園と給食の事業を通した子ども達の姿をお話しします。
(会の後軽食を取りながら交流会があります)

1012日(土)午前10時〜12時半 at 東京JICA地球ひろば
                                       市ケ谷駅徒歩9
 今年3月に始まったJICAの事業を中心に、サネの紹介と現地のソハエの活動の様子、そして子ども達の姿についてお話しします。(会の後昼食をとりながら交流会があります)
 準備の都合上、出来るだけ事前にご連絡をください。

 主催:エクアドルの子どものための友人の会(SANE

2019年9月12日木曜日

エクアドルから元奨学生たちが日本へ!



現地のメンバーの話を聞きにおいでください!
10月9日(水)午後6時 飯能市民会館
10月12日(土)午後10時 JICA地球広場
*両日とも会の後で交流会を行います。
  参加を希望される方はご一報ください、



2019年9月8日日曜日

アンデスの学校を回るための車の購入にご協力ください! あと170万円必要です!



標高3300m以上あるアンデスの学校を訪問している車がもう限界です。厳しい山道には車は必需品で、出来るだけ早く買い換えたいのですが、エクアドルでは車の関税が非常に高いため、日本以上の価格がしてしまいます。年間の予算が小さな私たちの会の資金ではとても出せません。これまで2年間地道に寄付を集めてきて、ようやく154万円まできたのですが、まだ半分以下です。古い車で事故が起きてからでは遅い、今年中にあと170万円、ぜひみなさんのご協力をよろしくお願いします。


2019年9月1日日曜日

卒業生の言葉 〜大学受験の厳しさ


私の名前は、ヒセラ・クアマカスです。今年度、アスカズ ビ高等技術学校の会計コースを卒業予定です。卒業後は、 大学へ進学したいです。第一志望はキト中央大学で、次が イバラの北部技術大学です。最も好きな学科は、ホテル経 営学・観光学 (この分野が一番好きなのですが、私立大学にしか設置されてないので、選択肢から外しています) エコツーリズム、心理学、民法の4つです。一方で、私達は6月中旬に卒業試験(統一試験)を受けます。高校卒業と大学入学のための試験です。今年から、統一試験の点数 に加え、これまでの学校の成績も選考に使われます。ですから良い成績を取りたいと思っています。 今年一年、私は毎週土曜日に予備校に通っていました。高校では、模擬テストを受けています。大学入学はとても難しいことです。入学希望者が他県からも殺到するか らです。1000 点満点の内、入学資格の 900 点を取れなかった生徒たちを知ってい ます。中央大学の志望理由は、姉が入学しているからです。もし私も入学できたら、 姉と一緒に暮らすことができ、大きな節約になります。今はこれが切なる願いです。
*ヒセラもパドリーノ(文通相手が男性の場合はパドリーノと言います)の角田さんと良い交流を続けてきました。この文章にもあるように、大学に行きたければ統一試験で非常に良い成績を取ることが必須です。けれどもそれは高校に行って勉強をするだけでは達成されず、特別の知識や技術が必要になります。お金があれば生徒達は予備校に通いますが、ダーウィンの文章にも触れられていたように、経済的に困難を抱えている奨学生達の家庭にとってそれは大変厳しいことです。彼らにとって大学は入学するにもそして卒業するにも大変な挑戦となります。

卒業生の言葉

私はベレン・グアマンガジョです。カルロス·サンブラノ ·オレフレア校区にある会計専門学校の3年生です。私は大学に進学し、会計学·監査学を専攻することを望んでいます。 自分の国の経済状況について学ぶことで、最も不況に弱い業種に対して解決策を見つけられると考えています。この専攻 を選んだのは人々の生活を向上させることにつながるからです。学業を続け仕事もしたいので、評判が良く公立であるエクアドル中央大学で勉強したいと願っています。 大学入学への道のりは複雑です。統一試験を受け、その結果で希望の大学へ入学できるかどうかが決まります。ですから私たちは受験に向けてしっかり勉強しなければ なりません。しかし学校の勉強だけでは、受験対策が不充分です。入学準備のための コースも設けられていますが、学費が高く、みんなが受けられるわけではありません。 入学準備コースを受けられた生徒も、通常の授業とダブルスクールになり、負担が重くなります。上手にスケジュールを管理することが求められます。実現可能なスケジ ュールで、大学入学と仕事を両立することは、とても困難なことです。なぜなら、企 業は新卒には経験やスキルが足りないと考えており、採用したがりません。けれども、 まず入社の機会をもらえなければ、大学へも通えず、求められる経験やスキルを身に 着けることはできないという悪循環に陥ります。私の場合就職することが、学業継続 の為、家族の経済的支援のため、そして夢を叶えるための唯一の方法であり、不可欠 です。
*写真右端がベレン。彼女は文通相手(SANEの会員の方で、文通相手が女性の場合マドリーナと呼んでいます)の松田さんと良い交流を続けてきました。中央大学に進学が決まったようです。明るくしっかりした奨学生です。