2026年8月22日土曜日

サネが行っている栄養改善事業について(1)

サネは2024年度から味の素ファンデーションの助成を受けて、持続可能な学校給食モデルを作る事業を行っています。

私たちは、1987年の地震以来、89年のサネの発足以前からエクアドルの北部アンデス山間部の学校で長年支援の活動をしてきました。90年代は主として学校施設のインフラを整える活動を継続し、多くの学校のトイレ、給食室、教室などの改善をし学校と継続的に繋がってきました。

その後、2003年からは子どもの栄養状態が深刻なことを重視して、学校菜園を通した栄養向上を目的とした活動に転換しました。

その後、2009年頃から、それまであった手作り給食が廃止され、政府からの乳製品とビタミン入りの軽食が配布されるようになった影響で、お腹を空かせた子ども達が増えてしまったことを受けて、学校菜園事業を強化し、保護者の協力で収穫があった時には食事の提供をしてきました。この活動を評価してくださった現地の日本大使館やJICA事務所の皆様から背中を押され、2019年度から3年間「学校菜園と給食提供を通じた子どもの学校生活の質向上プロジェクト」に取り組みました。(JICAからの委託金は3年間で約1000万円)

この事業はサネとソハエによってカヤンベ郡の6つの学校で実施されました。初年度にスタッフが日本に来て、飯能市の自校給食を見学したこともありました。

この事業はコロナ禍の影響を受け半年間の延長をしましたが、2023年に事業を終えた後も、6校のうち3校が継続的に給食を提供し、残る3校も必要に応じて提供を行えるようになっていました。

ただ、当時の食事は主として子どもたちの空腹を満たすことを目的としており、プロジェクト終了後も提供を継続した学校はあったものの、栄養学的に計画された食事とは必ずしも言えるものではありませんでした。

この経験を基盤として味の素ファンデーションの支援を受けた「持続可能な食事モデルプロジェクト」が2024年4月から開始されたのです(年間300万円の助成で3年間。2027年3月まで)。

本プロジェクトの目的は以下のとおりです。

      栄養士の参加で食事の栄養価を高めること

      事業を支える 継続可能な給食実施の仕組みを構築すること

      地域社会が(寄付を通して)この事業を支える役割を果たすこと

最初の事業校は、サンパブロウルコ村のウンベルトフィエロ校でした。ここは生徒数が60人に満たない小規模校ですが、伝統的に村が学校を中心にまとまっており、教育が大切だという意識が人々にあります。

この学校で、給食を提供できる適切な環境づくり(調理室、燃料や水、電気などの確保、調理器具、冷蔵庫、保管設備、食器の準備)、事前調査(社会経済調査、食事調査、食文化など)、栄養士による地域に適したレシピの作成、給食委員会のたちあげと実施、調理に必要な技術や知識の習得(講座の実施)、食材の確保の方法、会計処理の方法の検討などを行ってきました。

当然ですが、最初はこの一つ一つがスタッフにとっても保護者にとっても大変な作業でした。しかし、みんなの粘り強い努力のおかげで、10ヶ月の助成金投入の終了時には自分たちで運営が可能になり、味の素ファンデーション助成の後を継いで、地元企業の寄付の申し出が出てくるなど大成功を収めることができ、現在も続いています。

何より、授業中に居眠りをしなくなった、欠席が減ったなど子ども達が健康になっていく姿がみんなで確認でき、子ども達が家でもこんな食事をしたいと親を動かすようになったのは本当に嬉しい事でした。

しかし、ウンベルトフィエロ校のように保護者が自覚的に参加できる学校はむしろ少ないのが実情です。現在は、保護者が参加しない形を模索するために、サンティアゴ児童養護施設での給食事業に取り組んでいます。エクアドルでも、児童養護学校のように、福祉施設であれば学校に対するよりも関連省からの予算がでたり、食品を扱う企業からの寄付があったりして、保護者に依存しなくても給食が出せるのです。栄養士の関わりもありますが、残念ながら食事の改善には至っていません。お腹がいっぱいになれば良いという傾向は、エクアドル社会の一般的なものともいえ、炭水化物の摂りすぎ、野菜やタンパク質の不足は大きな課題であることを、私たちは改めて実感しています。

生きていく上でより良い食事をとることは、その人の人生を変えるくらい大事なことです。栄養改善のためには(栄養士の教育も含めて)栄養士が必要な仕事をすること、社会全体の認識と習慣が変わっていくことが求められています。

この経験をもとに、保護者が参加できない学校の場合、どんな外部からの支援があれば給食が可能になるのかを検証し、発信していきます。


2026年8月15日土曜日

9月6日、東京でサネの活動報告会を開催

オンラインと対面による

認定NPO法人エクアドルの子どものための友人の会(SANE) 活動報告のご案内

 

日頃より、認定NPO法人サネの活動に温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

おかげさまでサネは38年目を迎えることができました。

世界では、長引く戦争による不安定な社会情勢が続き、国内でも物価高や、歴史的と言われるほどの円安、さらに異常気象による災害や地震など、先行きへの不安を感じる毎日が続いています。皆様の暮らしにも少なからぬ影響があることと存じます。

そのような中にあっても、変わらずエクアドルの子どもたちへの支援を続けて下さる皆様のお気持ちに、改めて深く感謝申し上げます。

 

この度、在日エクアドル人の会、SEKIDO様のご厚意により、東銀座の会場をお借りして、対面とオンラインによる活動報告会を開催することになりました。当日は大使にもご挨拶もいただく予定です。

お忙しい時期かとは思いますが、この機会に認定NPOサネの活動を知っていただき、今後とも私たちと共にエクアドルの子どもたちを支える輪に加わっていただけましたら幸いです。

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

日時:9 6日午前11時〜13

方法:対面・オンライン開催 オンライン参加リンク:申し込み時にご連絡します。事前に下記メールアドレスまで参加のご連絡をいただけると幸いですが、当日参加も歓迎です。

連絡先: info@sanejapan.org  

内容 11 開会

    大使ご挨拶

    教育環境改善事業紹介 

    奨学生事業紹介

    サネ代表より これからのサネの活動を考える

    ツアーのご案内   

    参加者からの声 

13時  終了 閉会後にご都合がよろしければSEKIDOメンバーと日本人とのランチを予定



Reunión virtual y presencial para la presentación de informes de actividades de la organización sin fines de lucro certificada Sociedad de Amigos de Niño Ecuatoriano (SANE)

 

Invitación

 

Queremos expresarles nuestro sincero agradecimiento por su continuo y cálido apoyo a las actividades de SANE.

Gracias a su apoyo, SANE ha podido celebrar su 38.º aniversario.

 

En todo el mundo, la inestabilidad social provocada por las guerras prolongadas persiste, y en nuestro país, seguimos experimentando la incertidumbre diaria sobre el futuro debido al aumento de los precios, la debilidad histórica del yen y los desastres y terremotos causados ​​por fenómenos meteorológicos extremos. Entendemos que esto tiene un impacto considerable en sus vidas.

Incluso en medio de estas circunstancias, les agradecemos profundamente, una vez más, su apoyo inquebrantable a la infancia de Ecuador.

 

Gracias a SEKIDO, celebramos una reunión yiformativa presencial y virtual en sus instalación de Higashi- Ginza. El embajador también ofrecerá un salud ese día.

Sabemos que son tiempos ajetreados, pero esperamos que aprovechen esta oportunidad para conocer las actividades de la organización sin fines de lucro certificada SANE y unirse a nosotros para apoyar a la infancia en Ecuador.

 

Esperamos contar con su participación.

 

Fecha y hora: 6 de septiembre, 11:00 a 13:00 horas. 

Método:  Presencial y en línea:

Enlace para participar en línea: Se proporcionará al registrarse.

Agradeceríamos que se comunicara con nosotros con anticipación a la dirección de correo electrónico que aparece a continuación para registrar su participación. También se aceptan inscripciones el mismo día.

 

Contacto: 090-4605-9738 (Sugita) info@sanejapan.org

Contenido: 11:00 Apertura

Saludo del Embajador

Introducción al Proyecto de Mejora del Entorno Educativo

Introducción al Programa de Becas

Charla del Representante de Sane: Consideraciones sobre las futuras actividades de SANE

Información sobre la visita al proyecto SANE en Ecuador, que se realizará en octubre-noviembre

Comentarios de los participantes

13:00 Fin

Si su agenda lo permite, le invitamos a almorzar con los miembros de SEKIDO después de la reunión.

Blog de SANEhttps://sanejapon.blogspot.com

 

 

2026年7月15日水曜日

今週末の飯能祭りに出店します!


 7月18日、19日は夏の飯能祭りです。

銀座通り商店街の長寿さんさんのお隣の双木建築士さんのところをお借りして、ふやふやが出店しますので、ぜひお顔を出してください。写真は昨年の様子です。




2026年7月12日日曜日

サンティアゴ児童養護施設での活動

 6月26日、午前8時頃、事業責任者のヒメナとJICA協力隊員の竹下さんが児童養護施設を訪問しました。竹下さんは栽培過程において技術的な助言と支援を提供します。また、「ラ・ファヴォリータ」フードバンクからの食料寄付の計量も行われました。





ウンベルトフィエロ校での取り組み

JICA協力隊の竹下純平さんのサポートで、ウンベルトフィエロ校の学校菜園が充実してきています。写真は竹下さんによる菜園の講義と生徒たちの活動の様子です。












植林事業承認される(2年目)

昨年度の植林事業では、生態系の修復と環境教育が実施され、パラモ生態系の劣化地域に2,200本の在来樹木が植樹されました。

苗木は順調に成長し、水調節、土壌保全、そしてアンデスの生物多様性の維持において重要な役割を果たすようになると期待されています。しかし、洪水による土地流失や侵食が進んでいる地域がまだ存在しているのが現状です。固有の在来種を用いた積極的な修復によって、生態系の安定化と水資源保護のために植生被覆の回復地域を広げていくことが重要であると考え、今年度の事業申請をしていました。

今年度は被災地への植林と同時に、自家用および販売用に野菜を栽培している土地の周囲に植林し、アグロフォレストリーシステムを導入することで、農地の持続可能な生産を強化します。

以上、パラモの荒廃地域の復活を進め、農業地域における持続可能な生産システムを推進することで、環境保全と地域経済開発を統合することを目指した事業を申請していましたが、これが承認されましたのでご報告します。