12月17日にSDGs連続講座(主催:サネ、飯能市民環境会議、飯能まちづくりの会 飯能市社会福祉協議会助成事業、飯能市、飯能市教育委員会、飯能市国際交流協会、埼玉県国際交流協会会後援)の一環として行われたジョセリン報告会は、17人の小中高校の生徒たち、18人のサネ会員他市民
2023年12月25日月曜日
ジョセリンの報告会を開催
2023年12月15日金曜日
味の素ファンデーション助成事業 住民と共に開発する学校給食の持続可能な実践モデル
2024年4月から始まるサネの『住民と共に開発する学校給食の持続可能な実践モデル』事業への味の素ファンデーションの助成が内定しました。この事業についてご紹介します。
背景:現在エクアドルは深刻な経済危機にあります。 先住⺠地域のBHN(人間の基本的ニーズ)の不足率は57%(INEC 2021) です。事業地域は伝統的農業地ではありますが、農業は衰退して行き、親は早朝から村の外で働いて現金収入を得ています。しかしその結果食の内容の貧困化につながるという皮肉な結果となっています。政府は中央集権的傾向を強めていて、手作り給食の廃止し栄養添加食品と乳飲料を朝食として配給。早朝から⻑い距離を歩いて登校している山間部の子どもたちはエネルギー不足、常に空腹を抱えています。5歳未満児の栄養不良率はオルメド 27%、カンガウア 37. 7% 市、国の平均を上回る 事業校2校の子どもの栄養不良率は1校で143人中35%、もう1校では81人中32% (JICA事業の一環、2021)という結果が出ています。
事業の姿:目指す方向は持続可能な給食実施です。これは住民自身が支援がなくても給食実施ができるような力をつけることです。
2023年12月11日月曜日
ジョセリン、アジア学院卒業おめでとう!
12月8日、4月から栃木県にあるアジア学院で学んでいた元奨学生でJICA事業の現地スタッフだったジョセリン・コヤゴが9ヶ月の研修期間を終えて立派に卒業しました。
今年の研修生は13カ国から26人でした。その多様性には目を見張るものがあります。多くがアジアやアフリカからでしたが、ジョセリンが唯一南米から、そして中米ハイチからの研修生もいました。教務の大柳先生が研修期間に研修生達が何を学んだのかという報告(Training Report)をされましたが、全ての研修生が自国の気候や食事との違いに苦しんだり英語に苦労したりしたこと、それを乗り越えて今日があることを語られました。研修は41教科、326時間に及び、500時間を超える農業実習があったそうです。さらにキャンパス
杉田はこの報告を聞いて胸が熱くなりました。まさに、それはサネが34年間歩いてきて今必要だと思っている考え方だったからです。つい何日か前に来年の事業の話をジョセリンとしていて、持続可能な事業にするために何より大事なのは人々のエンパワメントで、外からの支援に頼らず自分たちが持っている(はずの)豊かな資源を使うことなんだと思うと話した時に、ジョセリンが熱く『その通り、エンパワメントが大事だ』とうなづいてくれたのです。研修の内容についてほとんど話し合ったことはなかったのにこうして同じ結論を持てたことに感謝でした。
2023年11月29日水曜日
LUSH助成 小学校に安全で栄養豊かな自校給食を届ける調理室と学校菜園の改善事業
現地では大統領選挙が行われ、新しい大統領が決まって体制が一新し、現地ではその影響もあって全ての手続きが選挙前から長期間にわたって滞っています。また、物価高騰が著しく人々の生活はますます困窮しており、毎日給食提供への努力をしている学校でも大変な状況が続いています。
このような中、9月から事業期間が始まったLUSH助成の『アンデス山間部の小学校に安全で栄養豊かな自校給食を届ける調理室と学校菜園の改善事業』ですが、今に至るまで政府の承認が取れず、スタッフはカヤンベ教育局や首都のキトにある教育省に訪問をして早く承認するよう要請していますが、事業に問題があるというのではなく、単に『自分たちには決める権利がない』という理由です。それでもようやく45日以内に対応するという返信が来ましたので今年中の承認が期待されます。中央集権的な傾向が強く各部署が有効に機能できないという、エクアドルが抱えている大きな問題が顕著に現れていると言えるでしょう。
しかし、現地では『やれることをやる』という粘り強い努力が続いています。現地責任者のヘルマンは10月に病気に倒れ一時心配されましたが、治療と多くの人の協力にも恵まれて元気に復活し、学校訪問や行政との交渉を継続しています。以下、9月以降の事業の進捗をご報告します。
1. 学校菜園
野菜の苗を購入し(第一段階)、5校に配布(1校カルロスビセンテアンドラーデ校を除く)
2. ウンベルト フィエロの調理室修理
・スラブの防水工事が完了(現地での寄付によってペペ・アルメイダ氏の管理のもとで8月に作業が行われた後、一部残っていた工事)
• 煙を排出するためにキッチンに鉄製のパイプを使用した煙突の設置
• 陶器はキッチンカウンターに置くために購入• 調理器具の購入
その他機材はすでに学校に到着しており、今後数日間、それぞれの作業が続けられる予定
3. ラファエル・コレアの調理室修理
• 必要な資材の見積もりをとる
• 11 月 29 日に資材購入し学校に運ぶ
調理器具
・ミキサー、ナイフ、まな板を購入
・おたま、鍋、鍋はカヤンベに在庫がないため、保留中。 ただし、12 月の第 1 週には購入が完了し、学校に届けられる予定
2023年11月23日木曜日
2023年11月13日月曜日
飯能の清流が輝いている!世界一大きな絵2回目
2023年11月5日日曜日
飯能祭りで手紙の交換
飯能祭りで駄菓子屋さん
今年の飯能祭りは子ども達が大活躍でした。これは、子ども達がやった駄菓子屋さんです。『200円の駄菓子を買うと50円の寄付で給食食材になります!』と呼びかけて、見事完売!寄付を呼びかける声にもたくさんの方が協力をして下さいました。最後の写真はブックマークで会計を手伝う少年たち。子ども達が元気に参加しました! 写真下は寄付箱として活躍した手作りのピニャータ
飯能祭りで世界一大きな絵!
小学生の子ども達を対象に世界中で取り組まれている『世界一大きな絵』(特定非営利活動法人アース・アイデンティティ・プロジェクツ主催https://bpw2024.com/ja/)に、今年はサネを通してエクアドルのカヤンベの子ども達も参加しますが、日本側では飯能市も参加します(飯能市、飯能市教育委員会、飯能市国際交流協会後援、飯能市国際交流協会助成)。飯能市市政70周年記念事業の1つとして認定されています。
まだ5枚のうちの一枚を描いただけですので、あと4枚頑張り、5mX5mの大きな絵に仕上げます。次回は11月12日に飯能市総合福祉センターで絵を描きます。月に1回ずつ描いていき、最終的に広島に送り、各地の絵と一緒に2024年パリオリンピック会場に送られます。経費が不足していますので、みなさんからのご寄付も募集中です。よろしくお願いいたします。
飯能祭りでのバナナ販売500本完売!ご協力、ありがとうございました!
皆さん、ありがとうございました。
2023年10月5日木曜日
2023年10月1日日曜日
飯能市の中学生の皆さん SDGs連続講座に参加しませんか?
2023年9月25日月曜日
LUSH助成のカヤンベ市山間部小学校に安全で栄養豊かな自校給食を届ける調理室と学校菜園の改善事業
9月からカヤンベ市山間部小学校に安全で栄養豊かな自校給食を届ける調理室と学校菜園の改善事業の準備が始まりました。本事業はLUSH JAPANチャリティバンク様の助成で行われます。事業総額は1,253,610円でこの内994,410円を助成いただきます。
事業内容は次の通りです。
【目的】
小学校の調理室の衛生状況を改善し学校菜園の作物と地域の伝統作物を使った調理によって、安全で栄養豊かな給食を実現する
【内容】本事業は3年間を予定しています。
各年の目標と活動内容概要は次のとおりです。1年は現地の年度である9月開始6月終了。今回の申請は初年度の1年間であり、まず現在給食を毎日出している学校への調理室の改修を行います。
1年目: ① 2校の調理室の改修を行い衛生的な学校給食提供のための環境を整える。
② 各校のコンポストの利用を定着させ、学校菜園の収穫を安定化させる。
③ 穀類、豆類、菜園の野菜を使った栄養バランスの良い給食メニューを学ぶ
(一年目は食材として購入する)。
④ 連絡会の開催
2年目:① 計画的な学校菜園運営について担当者が指導し計画を立て、学校菜園の継続的な収穫
ができるようにする。
② 調理室の改修。
③ キヌアや豆類を使った調理講習。キヌアなどの伝統作物の栽培方法について学ぶ。
④ 連絡会の開催
3年目: ① 計画的な学校菜園運営を通した学校菜園の安定化の継続。
② 調理室の改修。
③ 伝統作物についての学習の継続と給食利用のための講習会。
④ 連絡会の開催
本年度(1年目)の詳細
① 調理室の改修
下に書かれている2校で給食を提供する際に使用されている調理室は、安全な給食を提供できる環境にない。教師・保護者の参加を得て、作業を実施します。
2校の選定理由:この2校は現在自らの努力で毎日の給食が提供しています。サネはスタッフを2023年2月に現地に送り、本事業のための調査を行ないました。選定理由となる現在の状況と改善点はこの時に得られたものです。
【ラファエル・コレア・デルガド校】
・電源コンセントの状態が悪く、調理器具を使用することができない。
・壁の一部に穴があいており、湿気と煤で腐敗している。
・調理室の窓が破損しており、煙突の排気が十分でない。
・手洗い場と調理台のセラミック部分がはげてしまっている。
・入口の扉が固定されていない。
・照明の光が弱く、調理室全体に行き届いていない。
【ウンベルト・フィエロ校】
・2つの調理室のうち現在使っているのは古い調理室。新しい方の調理室を整備して使えるようにしたい。数年前、政府による建設されたが屋上の排水処理が未整備のため水漏れが起きるため、現在使用されていない。
・壁と天井は、煤で汚れ、湿気で腐っているところがある。
・水道の蛇口がない。
・換気のための窓がない。
・入口のドアが固定されていない。
以上の点の改修を現地業者に発注し、教師・保護者の参加で行います。また最低限必要な、もしくは買い替えが必要な調理器具は新たに購入します。
② コンポストによる学校菜園の持続化
現在各校は菜園を所有し、教師・生徒・保護者が協力して管理しています。授業の一環として、生徒は農作物の育て方を学んでいて、収穫物は給食の材料として学校内で消費、または生徒が自宅に持ち帰り消費されています。また、昨年度は自分たちで肥料を作るために自家製肥料(コンポスト)を始めました。堆肥は、学校によって多少の違いはありますが、有機炭素、植物残渣の緑の材料(木の葉、小枝、野菜くず)に含まれる窒素、および有機残渣(かす)を層状に加えることを基本として、畑で準備される有機肥料です。これに糖蜜(サトウキビのみつ)を配合し、微生物を活性化して有機物を分解し、植物が同化できるようにします。このプロセスは約2ヶ月続き、これらの層によって小さな山が形成され、分解が達成されて植物に適用できる有機肥料が形成されるまで、かき混ぜます。このようにしてバイオ式コンポストを作りました。本事業では引き続きコンポストの普及と活用を定着させたいと考えています。種苗(野菜の種類)を各校に配布する。収穫後は学校給食の材料として使用します。
③ 衛生・栄養講習会と調理実習
6校保護者を対象に講習会を実施します。特に調理室の改修を行った2校は新しい調理場にて正しい調理器具の使い方等衛生管理を中心に知識を習得します。調理実習では、栄養価が高く不足栄養素を補う学校給食に適した食材を使い、栄養バランスの良いメニューを学日ます。冷蔵庫がないため、保存性にも優れた食材を使う必要があります。このようなメニューが増えれば学校給食の質を上げることができるでしょう。
まずは講習会でこれらの食材を用いて調理実習を行い、食材の良さを知ってもらうことで今後これらの栽培と学校給食への利用に向けた動機付けを行います。
④ 連絡会
教育省にて各校全ての保護者および教師を招集し事業の目的と成果を確認。参加者と事業をつなぐ役割として、先住民教育指導者が同席することで、参加者のより良い理解を目指します。
1年目の事業スケジュール:
9月 教育省、教育局、各学校との調整
10月 調理室改修工事の発注、工事
11月 連絡会、衛生・栄養講習会(実習)
12月 各校訪問
1月 調理実習(全生徒への給食提供)
2月 各校訪問
3月 各校訪問
4月 衛生・栄養講習会(実習)
5月 連絡会
6月 報告書作成と次年度の事業計画作成
このプロジェクトを実行した時の受益者(支援対象者)*生徒数と教員数は昨年度(2022年9月~2023年6月)のものです
ラ・コンセプシオン村 ラファエルコレア校(生徒:69人 教師:4人)
サン・パブロ・ウルコ村 ウンベルトフィエロ校(生徒:60人 教師:7人)
ロテ・ドス村 グスタボ・アドルフォベッケル校(生徒:232人 教師:18人)
ピサンビジャ村 へネラルアントニオエリサルデ校(生徒:291人 教師:18人)
パンバマルカ村 カルロスビセンテアンドラデ校(生徒:258人 教師:18人)
ピタナアルト村 ルイスウンベルトサルガド校(生徒:201人 教師:16人)
期待される効果
安全で良質な、栄養バランスのよい給食メニューが提供できるようになる。
① 調理室の改修により衛生的な環境で子ども達への給食を準備することができる。
② コンポストが活用できるようになる。菜園で収穫できる野菜の種類が増えることで、多様な給食メニューが可能になる。
③ 衛生講習会を行うことで、食品を扱う保護者や教師が食品衛生について教育訓練され適切な行動が取れるようになる。また、栄養講習会、調理実習を保護者に対して行い、キヌアや豆の利点と調理の方法を学ぶことで、栄養に関する理解を深めるとともに栄養豊かな給食を提供できるようになる。
秋分の日赤道上では太陽が真上を通ります
標高が2800m以上なので涼しいですが、カヤンベは赤道直下にあります。現地スタッフのヘルマンから送られてきた秋分の日の写真です。支援校のサンパブロウルコ村、ウンベルトフィエロ校への道ですが、真東から登ってくる太陽が真上を通ります。
2023年9月20日水曜日
小学生、中学生、高校生のみなさん、 大きな視点から考えて足元から行動を
サネは飯能市で活動する他の組織や個人の皆さんと一緒にSDGsクラブを立ち上げます!主役は若いみなさんです。他の学校の生徒や違う年齢の人たちと、普段の学校生活ではなかなか経験できないことを一緒にやってみませんか?経費は登録料の500円だけです。
【2023年度スケジュール(全6回)】
開催日時 | テーマ/講師名/会場 | プログラム内容 |
第1回 10/7 土曜日 14:00-16:15 | オリエンテーション&ワークショップ「飯能の森について考える」 @飯能市総合福祉センター | オリエンテーション/メンバー自己紹介 森や林業の現状について理解するため、飯能の森が舞台のカードゲームを体験しよう。 ※はんのう市民環境会議(環境教育部会)の協力を得て実施 |
第2回 10/22 日曜日 14:00-16:00 | フィールドワーク:「森を感じて、木を想う」 講師:井上淳治氏(きまま工房・木楽里) @きまま工房・木楽里 | 飯能の森に入り、実践者(林業家)から直接話を聴き、山の今の状態や林業の実情について知る。 ※はんのう市民環境会議(環境教育部会)の協力を得て実施 |
第3回 11/25 土曜日 14:00-16:00 | 「自然エネルギーについて考える」 講師:鬼澤真之氏(自由の森学園・理事長) @自由の森学園 | 学校として脱炭素を進めるわけを聴き、廃油カー乗車体験や木質バイオマスボイラー見学などを通して、自由の森学園のCO2削減へのチャレンジを体感しよう。 ※自由の森学園の協力を得て実施 |
第4回 12/17 日曜日 14:00-16:00 | つながる!エクアドルと飯能−持続可能な社会のあり方を考える (兼「ジョセリン・アジア学院留学報告会」)@飯能市総合福祉センター *一般公開予定 | 南米エクアドルのアンデス山脈の麓で育ったジョセリンさん(27歳女性)が栃木県・アジア学院での研修を終えて飯能に来ます。そこでの学びを報告・共有し、共に持続可能な未来について語り合いましょう。 ※SANEの協力を得て実施 |
第5回 12/23 土曜日 | 13:00-15:00 ワークショップ:「ロケットストーブ作り」 @飯能市中央公民館 | 新たなクリスマスのあり方を考えるきっかけとして、自家発電のクリスマスツリーを象徴的に立て、市民とともに持続可能なまちづくりについて語り合う場をつくろう。 *当日使用するロケットストーブを製作するワークショップも同日開催。 |
15:30-19:00 点灯式:自家発電のクリスマスツリーを灯そう! @小町公園 | ||
第6回 1/8 成人の日 14:00-16:00 | ワークショップ:「講座のふりかえりとまとめ」 @飯能市総合福祉センター | みんなで飯能の「未来予想図」を描こう。そして、次年度の活動につなげるビジョンを参加者全員で共有しよう。 |
クラブへの参加希望者は申込後、初回に登録料をお支払いください。
途中参加や単発参加も可能としますので、ご不明な点は遠慮なくお問
い合わせください。
【問い合わせ先】「持続可能なまちづくりをめざす市民の会」
e-mail: kishikaw@ner.takushoku-u.ac.jp(石川) Tel: 042-973-0781(杉田)