2020年5月24日日曜日

今度の日曜日はサネ総会に! 遠くからでもzoomで参加!現地からスタッフが、アメリカからペペが参加します!

平素より、会の活動へのご理解、ご協力ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、みなさまも大変な日々を送られていると思います。日本でも報道されましたが、エクアドルでもコロナの影響は甚大なものがあります。学校が休校になり、仕事を失い食事も大変な子ども達もいます。奨学生事業の活動も学校での事業も予定どおりできずにいますが、現地スタッフを中心にメールやビデオ通話で連絡を取り、事業継続に努力をしています。国内での活動も、ビデオ通話や電話を利用し、困難な状況の中、資金獲得や活動の理解を広げたいと努力しています。
全国への緊急事態宣言が531日までに延長され、埼玉県は引き続き特別警戒都道府県に指定され、531日の総会の開催会場を予定していた飯能市市民活動センターが休館になり使用できなくなりました。
そのため、531日(日)1時から開催の2020年度総会を残念ではありますが、ビデオ通話(zoom予定)での開催に変更いたします。
総会は、皆さんの参加があって初めて意味があるものです。ぜひネットを通じてご参加ください。もしわからないことがあればできる限りサポートさせていただきます。zoomでの招待をお送りします。会員でない方でも参加は可能ですので、ご希望の方もご連絡ください。
皆さまの安全を心よりお祈り申し上げます。
コロナが落ち着き、再会できるのを楽しみにしております。
エクアドルの子どものための友人の会(SANE
代表理事 杉田優子
事務局長 東城康夫


キト支部の活動

奨学生たちは普段は毎月集まっていますが、今は集まれないのでキト支部ではネットで奨学生たちをつないで支え合っています。中にはネットの状況が良くない子たちもいるのですが、ネットがない子には5ドルを支援して18名中16名がzoomで繋がることができました。奨学生の手紙にもありましたが、お金を払うことで時間でインターネットを使うことができます。このサポートで宿題を出せるようになった奨学生もいます。友達と会えない、両親が職を失って経済的に大変、学校の宿題に追われ、提出も大変という状況にある子たちも多いのですが、こうした支部のスタッフのサポートで、困難な中、みんな元気に過ごしています。



奨学生からの手紙2

マドリーナ、こんにちは。お元気ですか。あなたにご挨拶と大きな抱擁を送ります。みなさまがお元気でありますように。何よりも私がどのように自分の素晴らしい家族と過ごしているかをお話しします。実際には経済的には良い状況ではありません。世界的なコロナウイルスのせいで父は政府の規制を守って家にいなくてはならず、仕事ができません。母は病院で働いているので何かあると大変だととても心配です。でも神のおかげで私たちは今のところ元気です。
勉強の方は、とてもとても大変だと言わなくてはなりません。家にいて勉強をしてネットで宿題を出して・・・でもご存知のようにうちにはインターネットがないのです。母はなんとかインターネットを使えるようにと努力してくれて、私はzoomを使って問題なく課題出せるようになりました。

このコロナの問題は世界的でとても心配な問題ですね。米国、中国、ヨーロッパの大部分、ラテンアメリカ諸国などの強力な国々も感染しています。亡くなった人もとても多い。この国も毎日増えています。でも私の父も母も私を守るために買いものに行ってくれて、私はマスクと手袋とメガネと帽子で何重にも守られています。

あなたの状況を知りたいです。お元気でしょうか。お元気でありますように。ご家族はいかがですか?この疫病の大変な時期をどのようにお過ごしでしょうか。また、あなたの国の経済的な危機はどのようなのか知りたいです。
お元気でありますように!いつものように幸せでいらっしゃいますように。今はいつにも増してこのウイルスと闘うためにしっかり団結し前進していきましょう。

奨学生からの手紙

毎月文通相手の会員に送られてくる奨学生の手紙からご紹介します。

こんにちは、マドリーナ!

あなたとあなたのご家族がお元気でありますようにと願っています。
僕はここ何日も(コロナ対策のために)家族と共に家にこもって隔離された状況で過ごしています。でも学校の先生からは毎週課題が送られてきて、それをやって提出しなくてはいけないので1日も欠かさず勉強をしています。ちゃんと合格して来年に進めるように頑張っています。
いつも兄弟たちと一緒に過ごしていて、助け合って課題をやっています。時には体育の課題が出て、助けてあげたりしました。僕たちは以前のように外に出て遊んだりはできません。でもいつも家族で団結しています。
この状態が終わったら学校に行けるようになって、勉強もできるようになって、新しい友達もできて、幸せな気持ちになれるでしょう。
この状態は僕たちが感染しないように注意しなくてはいけないことを教えててくれますが、僕たち家族が一緒にいることを妨げるものではありません。5月は僕の誕生日があり、姉妹がケーキをくれました。
それではさようなら。お体をお大事に。お子さんたちをお大事に。そしてあなたのお手紙をお待ちしています。

また次回に!

¡Hola Madrina!
Espero que se encuentre muy bien usted y su familia.
Todos estos días he pasado  aislado e mi casa con mi familia pero no he perdido ningún día de clases  por que nos están enviado los deberes los licenciados cada semana  luego tenemos q enviar los deberes a cada licenciado para así obtener las notas y poder pasar de año.
Pero siempre pasamos juntos con mis hermanos y hermana en familia  siempre cumplo mis deberes y tengo que realizar  mis tareas a veces tenemos que realizar ejercicios de educación física y yole ayudaba siempre a realizar los ejercicios para poder enviar al licenciado. Todos estos días que hemos pasado en la casa sin poder salir a poder pasear en familia como era antes a pesar de todo esto siempre estamos unidos como familia.
Cuando todo esto pase estaré muy feliz porque podre volver al colegio  para volver a estudiar y lograr ver a mis amigos de nuevo, desearía saber cómo pasa con su familia.

Todo esto nos enseña e tener precaución para no pode infectarnos  pero esto  no nos impide que estemos juntos en familia en mayo fue mi cumpleaños  y mis hermanas me dieron un pastel por mi cumpleaños.

Me despido y espero que se cuide y cuide a sus hijos le seguiré escribiendo en la próxima carta y estaré esperando su carta para poder leer su carta.

¡Hasta la próxima!

エクアドルの近況〜カヤンベ支部スタッフダーウィンからの手紙

日本の皆様へ

今月の奨学生の手紙を、受け取ることができたものだけお届けします(コロナで緊急事態の宣言中ですが、18人中11人が手紙を届けることができました)。


(カヤンベ市のある)ピチンチャ県の状況は以前と同じように継続しています。他の都市では感染者と死者の数が減少したので規制が緩和されました(信号が黄色点灯になりました)。ところがピチンチャ県は逆で最近の何週間かの感染者数と死者数は増えているという報告もあります。同時に、対策をより緩和する(赤から黄色にする)ように社会的な圧力もだんだん強くなっています。

奨学生たちは全体としては元気です。学校の年度は7月の最初の週に終わりになります。生徒たちはこの期間に行った全ての課題をファイルにして提出しなくてはいけません(デジタル資料で提出できる生徒はデジタルで、その他の子は紙媒体で)。教師たちはこれを評価し、それが2学期の成績となります。
*エクアドルでは、学校は9月に始まり1学期と2学期に分かれて授業があり、7月初旬に終わります。

ここ何日かエクアドル政府は公的な支出を削減するためのいくつかの措置を実施しました。公営企業を閉鎖し、かなりな数の公務員が解雇され、一部の機関では予算が削減されました。同様の目的で国会は特に労働契約をより柔軟にするいくつかの法律を承認しました(保王立は企業を優遇し、労働者に不利になります)。このような全ての施策は、パンデミックの緊急事態下にもかかわらず月曜日に抗議声明が発表されるほどの社会的不満を引き起こしています。



Estimados señores

Envío las cartas que ha sido posible receptar este mes.

La situación en la provincia de Pichincha sigue igual a la del mes anterior, en otras ciudades del país se han flexibilizado las medidas (Han pasado a semáforo amarillo) debido a que el número de contagiados y de muertos ha disminuido. No obstante, en la Provincia de Pichincha está pasando lo contrario, en estas últimas semanas el número de contagiados y de muertos ha ido incrementándose, según algunos modelos la siguiente semana se alcanzaría el nivel más alto, pero no se sabe. Al mismo tiempo la presión social para que se flexibilicen la medidas (Se pase de semáforo rojo a amarillo) es cada vez mayor. 

Los becarios en general están bien. El año lectivo termina la primera semana de julio, los estudiante tendrán que entregar un archivo (Portafolio) con todos los trabajos que han realizado durante este tiempo (Los que puedan estregarán este archivo de manera digital y los demás en físico). Los profesores calificarán dicho archivo y esa será la nota del segundo quimestre. 

El gobierno en estos últimos días ha implementado una serie de medidas que buscan disminuir el gasto público, se han cerrado algunas empresas públicas y se ha despedido a un número significativo de servidores públicos, se ha recortado presupuestos para algunas instituciones, etc. En el mismo ámbito, la Asamblea ha aprobado unas leyes que –entre otras cosas- flexibilizan los contratos de trabajo (La ley beneficia a las empresas, pero perjudica a los trabajadores). Todo esto provoca un creciente descontento social a tal punto que para el lunes se anuncian protestas, pese a la situación de emergencia por la pandemia. 

Es lo que les puedo comentar. 

Cordiales saludos 
Darwin

2020年5月16日土曜日

エクアドルの状況ー事業地域でコロナ感染

SANEがJICA委託事業を行っているピチンチャ県カヤンベ市のカンガウア地区で5月12日に8人のコロナ感染者が出ました。元々村への出入りは禁止されていたのですが、生活の必要から完全に止めることはできなかったようです。一度ウイルスが入ってしまうと医療の脆弱さもあって周りへの感染を止められるのか懸念されます。
右は情報元のMitad del Mundo テレビのFacebook掲載写真から転載させていただきました。

コロナ感染対策下、学校菜園の作物が子ども達の食を助ける

3月から 休校になってしまい、子ども達がいなくなったカヤンベの学校ですが、この間も学校菜園は担当教師、保護者、子ども達によって守られてきました。


写真は、中心地から車で急峻な山道を1時間ほど行った村ピサンビージャにあるヘネラルアントニオエリサルデ校の菜園です。畑にはレタス、アセルガ、カリフラワー、人参、空豆などが育っています。


菜園の仕事は大変ですが、作物を枯らさないように、そして収穫の時期を逃さないように注意深く世話されており、仕事を失って食べるものに窮している家庭に配布されています。この学校では先週は10家庭に作物が配布されたそうです。


また、貴重なタンパク源として取り組んできたクイ(3枚目の写真)や鶏(最後の写真) の飼育も無事に継続されています。
これは売ることもありますし、自分たちで食べたるためにも準備されます。


ラ・コンセプシオン(旧アソシアシオンピタナ)村のラファエルコレア校、サンパブロウルコ村のウンベルトフィエロ校、パンバマルカ村のカルロスビセンテアンドラーデ校からも報告が寄せられています。

左下の写真はウンベルトフィエロ校の大麦畑の収穫前の様子と収穫された大麦です。このように、現地事業校では休むことなく活動が続き、すっかり経済活動が止まってしまった現地で自給できない子ども達の家庭を助けています。


JICAプロジェクトチーム(日本の担当者、現地事業補助員、SANEエクアドル現地責任者、現地事業校担当教師)はWhatsApp(LINEのようなコミュニケーション手段) で日常的に情報交換をしており、常に現地の状況を知ることができます。

2020年5月11日月曜日

2020年度総会について

平素より、会の活動へのご理解、ご協力ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、みなさまも大変な日々を送られていると思います。日本でも報道されましたが、エクアドルでもコロナの影響は甚大なものがあります。学校が休校になり、仕事を失い食事も大変な子ども達もいます。奨学生事業の活動も学校での事業も予定どおりできずにいますが、現地スタッフを中心にメールやビデオ通話で連絡を取り、事業継続に努力をしています。国内での活動も、ビデオ通話や電話を利用し、困難な状況の中、資金獲得や活動の理解を広げたいと努力しています。

全国への緊急事態宣言が5月31日までに延長され、埼玉県は引き続き特別警戒都道府県に指定され、5月31日の総会の開催会場を予定していた飯能市市民活動センターが休館になり使用できなくなりました。

そのため、5月31日(日)1時から開催の2020年度総会を残念ではありますが、ビデオ通話(zoom予定)での開催に変更いたします。

総会は、皆さんの参加があって初めて意味があるものです。ぜひネットを通じてご参加ください。もしわからないことがあればできる限りサポートさせていただきます。また、総会成立には過半数の正会員の賛同が必要です。5月20日(水)までに事務局(info@sanejapan.org)までご連絡いただけますようお願いいたします。後日、zoomでの招待をお送りします。また、会員の方は、SANEVISIONと同封した委任状ハガキでの返信でも構いません。また、会員でない方でも参加は可能ですので、ご希望の方もご連絡ください。

皆さまの安全を心よりお祈り申し上げます。
コロナが落ち着き、再会できるのを楽しみにしております。

エクアドルの子どものための友人の会(SANE)
代表理事 杉田優子
事務局長 東城康夫

2020年5月2日土曜日

『学校に行ける』ということ

今日は久しぶりに杉田優子の(ツイッターよりは)長めの呟きをお届けします。
 私はここ何年か非常勤講師として大学で教えているのですが、今年は一体いつ授業が始まるのかと大学生の皆さんも不安な時を過ごされたことと思います。大学も(きっと休校中の日本の大方の学校が)初めての経験に直面して困惑し、大変な毎日だった(おそらく今も)と思います。普段授業以外では大学に行くことのない私のところにも学内の大変な様子が伝わってきました。『授業ができない大学は役割が果たせない、それは大学としての死を意味する』そんな言葉だったかどうか、メールを受け取った時は私もショックを受けました。けれども同時に学生の学業保証をするために闘っているスタッフの皆さんに強い共感を覚えたのでした。それからほぼ毎日のようにメールを受け取り、私たち教員もオンライン授業の準備の渦の中に飛び込むことになり、目の悪い私などは目薬を指しながらパソコンと睨めっこをする毎日。こうしてようやく昨日5月1日に初めてのオンライン授業が始まったのです。
 大学2年生と1年生を対象にした二つの授業があったのですが、心配が的中し大学のシステムはアクセス過剰でダウン。資料が置いてあるサイトにアクセスできなくなってしまいました。そこにオンラインのURLも掲載されているのです。授業開始当初オンラインサイトに入れない学生がたくさんいたのですが、前日ちゃんと準備していた学生が友達にSNSで連絡、また私に問い合わせてきたりして、90分の間になんと全員が参加(22人と31人)。ちょっと感激でした。全員の声を聞くのが第1回の私の目標の一つ。『今どこにいるのか』、『今の気持ちを一言』この二つを聞いてみました。実家にいる学生がほとんどで、東京、神奈川、千葉、福岡、鳥取、香川、奈良、滋賀、大阪、栃木、宮城・・・と全国からのアクセス。そして、ひとりぼっちで孤独だったけれど授業が始まって嬉しい、不安でいっぱいだけれど頑張りたい、緊張しているけどワクワクしている、やーっと授業が始まって嬉しい、早くキャンパスに行けるようになりたい、早くみんなに会いたい、そんな声、声。特に1年生は心細かったことでしょう。先生オシャレですね(オンラインでは色々隠せます笑)、後ろの観葉植物がきれいですね(ひと鉢300円くらいで買ったものが何年も経ってジャングルのように笑)・・やはり2年生はちょっと余裕だ〜・・。
 終わってぐったり疲れましたが、思い出しても胸が熱くなります。学校があるということ、授業が受けられるということがどれほど大切なことか、それが当たり前の時は気づかなかったことが今は切実な思いとして感じられます。そして思うのです。世界中でこんな不安と孤独の中で生活している子ども達のことを今なら身近に想像できるかもしれないと。私たちは今日の食事にも明日の生存にもそれほどの不安はないけれども、その保証もない中で暮らしている子ども達のことに少し目を向けて、自分に何ができるのか、そして自分は何のために学ぶのかをちょっと考える時間を持って行けたら、社会も自分の人生も変わるかもしれません。コロナが落ち着いたら元の生活に戻るんじゃなくて、元とは少し違った生活にしていきたいですね。
 エクアドルではまだコロナ感染が収まっていませんが、5月から少し規則が変わったようです。次回書きたいと思います。
写真右上:パンバマルカ村カルロスビセンテアンドラーデ校。
写真左:ピサンビージャ村ヘネラルアントニオエリサルデ校
学校休業中に、学校菜園に来て世話をする子どもとお母さんたち。仕事を失っている人が多い中、食料の確保として学校菜園は大事です。