昨年9月からカヤンベ市山間部小学校6校において、安全で栄養豊かな自校給食を届ける調理室と学校菜園の改善事業を行ってきました。本事業はLUSH JAPANチャリティバンク様の助成で行われました。事業総額は1,253,610円でこの内994,410円を助成いただきました。
事業内容は次の通りでした。完了報告はこれから作成しますが、概要のみお伝えします。
【目的】
小学校の調理室の衛生状況を改善し学校菜園の作物と地域の伝統作物を使った調理によって、安全で栄養豊かな給食を実現する
【内容】本事業は3年間の1年目でした。
本年度(1年目)の詳細
① 調理室の改修 (ラファエル・コレア・デルガド校、ウンベルト・フィエロ校)
改修を現地業者によって、教師・保護者の参加で行いました。また最低限必要な調理器具を揃えることができました。
② コンポストによる学校菜園の持続化
コンポストは継続的な関わりが必要なのですが、今期は事業の遅れに加えて非常事態宣言もあって学校での活動期間が短すぎたために多くの学校で順調に進みませんでした。4月に収入した事業責任者のジョセリンはコンポストや優いい肥料への知識が深く、来期は学校訪問の回数を増やしてこれに取り組みたいと意欲を持っています。
③ 衛生・栄養講習会と調理実習
6校保護者を対象に講習会を実施しました。特に調理室の改修を行った2校は新しい調理場にて正しい調理器具の使い方等衛生管理を中心に講習会を行いました。調理実習では、栄養価が高く不足栄養素を補う学校給食に適した食材を使い、栄養バランスの良いメニューを学びました。
④ 連絡会の開催 6月
事業の最後に6校の校長、担当教師に集まってもらい、食に関する研修と情報共有を行いました。写真は話し合いの様子
このプロジェクトの受益者総数:生徒1062人、教師82人
ラコンセプシオン村 ラファエルコレア校(生徒:71人 教師:7人)
サンパブロウルコ村 ウンベルトフィエロ校(生徒:50人 教師:7人)
ロテドス村 グスタボアドルフォベッケル校(生徒:221人 教師:18人)
ピサンビジャ村 へネラルアントニオエリサルデ校(生徒:255人 教師:16人)
パンバマルカ村 カルロスビセンテアンドラデ校(生徒:268人 教師:18人)
ピタナアルト村 ルイスウンベルトサルガド校(生徒:197人 教師:16人)