2024年1月19日金曜日

現地奨学生との交流2月3日

すっかりサネのイベントとして定着した、現地奨学生との交流会が開催されます(もちろん通訳付きです)。

交流の後は、現在日本でもニュースになっている現地の政治状況について、専門家からお話があります。また、直接参加者の皆さんで食事会の計画も。会場は東京大学と飯能市のブックマーク、そしてオンライン参加も予定しています。

日時:2024年2月3日(土)10時~12時

 会場:東京大学駒場キャンパス 18号館 

飯能市銀座通り ブックマーク

オンライン会議(ZOOM)

LUSH助成 調理室と学校菜園の改善事業進捗状況

12月12日にラファエルコレア校に学校給食調理のための調理器具が搬入されました。
ラファエルコレア校は毎日給食を出そうと保護者と先生たちが頑張っている学校です。

また、昨年の大統領選挙とその後の政治体制の変化などの影響もあって市教育局の実務の遅れのために大幅に遅れていた事業に対する政府承認の目処が半年を経てようやくつきました。これで教師の連絡会や学校での保護者を集めた活動ができるようになります。

飯能にお住まいの皆さんへ       会報発送作業ボランティア募集

事務局よりサネの会報SANEVISION発送作業のお手伝いのお願いです。

1月22日(月)午後6時から
にこにこハウスの3階301号室(飯能中央病院の西にあります)で行います。

いつも楽しく作業をやっています。
多くの皆さんにご参加いただけたら嬉しいです。
地域の皆さんの温かい交流の場になっているにこにこハウスを知っていただく良い機会に!
駐車場もありますのでお問い合わせください。

2024年1月4日木曜日

アンデスの学校菜園を守る植林(国土緑化推進機構助成事業)進捗状況

 今年度の植林事業は、カヤンベ市のピタナアルト村にあるルイスウンベルトサルガド校と、パンバマルカ村のカルロスビセンテアンドラデ校で学校菜園を守るために行われています。大統領選挙があり行政の対応が大幅に遅れて、事業への承認が降りない状況が続いていますが、そのような中でも学校、保護者と協力しあって、まず11月に苗木を購入し苗木の植え付けを行い、12月8日には水の供給をするために貯水タンクの設置を行いました。

写真右はカルロスビセンテ校、左はルイスウンベルトサルガド校に設置されたタンクです。






2024年1月2日火曜日

新年のご挨拶


皆さま、新たな年を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。世界では厳しい状況が続いており、戦争が終わる様子もありません。今年が戦争終結に向けた前向きな一年になりますようにと祈るばかりです。
日本では、新年早々北陸地方で地震が発生し、現在も地震情報が続いています。被災地にお住まいの皆様、ご家族やお知り合いをお持ちの皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

サネは今年で35年になります。日本に住んでいた一人のエクアドル人の母国への思いを応援しようと始めた日本人の友人たちの活動が、多くの皆さんに支えられて、発展し、形を少しずつ変えながらここまで続いてきました。同じ頃に始まった多くの小さな国際協力の活動が、中心となったメンバーの高齢化に伴って活動を終え、次第に減少してきている傾向がありますが、サネは若い人たちも迎えながらなんとか続いています。昨年は認定NPOになることもできて、今後も、誰にでもできる活動の基盤を模索しながら次世代に引き継いでいけたらとスタッフ一同願って活動をしています。(写真上:キトの奨学生達)
エクアドルの抱える課題は何でしょうか。そして私たち日本の抱える課題は何でしょうか。
サネはこの二つの問いに答えていく中で、私たちの活動課題を見出していきたいと考えています。私たちの活動は、エクアドルの貧困を解決するために日本が頑張るという形ではなくなっています。エクアドルの人々が自分の国をより良くしたいと活動する、それを日本から応援し、日本の役割を考えて実行していく、そんな活動の形を作っていきたいと考えています。
現在サネは、キトとカヤンベにおける、経済的に困難を抱えた家庭の中高校生を対象とした奨学生事業と、カヤンベの山間部の子ども達の栄養不良を解決するための小学校での学校菜園と給食提供の事業を行っています。この活動に日本からは多くの会員や協力者の方々が、奨学生との文通、翻訳ボランティア、エクアドルの優れた農作物(バナナ、コーヒー、チョコレートなど)の販売や購入、SDGs講座の開催などを通して参加しています。こうした活動の中で現地を知り、交流し、共に考えていく機会を今年も提供していきます。(写真上:世代を超えて取り組んだSDGs講座)

サネは次の5年に向けて、ゆっくりと皆さんと一緒に進んでいきたいと願っています。どうぞ、今年もご一緒に。