27日に行われた現地奨学生との交流会は34人の参加で楽しくできました。なかなか実際に会うことはできませんが、オンラインで直接話ができることで近づけたようでした。全員の姿が撮れませんでしたが写真をご紹介します。
2021年11月28日日曜日
エクアドルの奨学生と交流
2021年11月19日金曜日
世界のみんなのごはん(JICA広報ビデオ)
まずはビデオをご覧ください。懐かしい歌と踊りが!
https://www.youtube.com/watch?v=A-DydEO0sfo
これは、JICA海外協力隊員やJICA草の根技術協力事業関係者が撮影した、途上国の人びとに愛されている食事を「おべんとうばこのうた」にあわせて楽しく紹介しているYoutubeの映像ですが、トップに出てくるのがSANEの事業校のラファエルコレア校の先生と子ども達です。これを依頼したのはJICA事業で栄養専門家の黒岩晴子、そして期待に応えて短期間で学校を訪ね、先生や子ども達と練習をして動画を送ってくれたのは、現地スタッフのジョセリンです。子ども達と先生の真面目な顔が微笑ましいです。
¡Muchas gracias por su colaboración!
写真はラファエルコレア校の子ども達(近影)、栄養講習会の準備をする黒岩とSANE の奨学生達、講習会の様子(2019年)
2021年11月18日木曜日
奨学生との交流会は27日です!
今年も奨学生との文通に関する交流会を開催します。
私たちの会では設立当初から、エクアドルで学ぶ奨学生と文通を希望される日本に住む会員との間で毎月の手紙交換を行なっています。文通相手をやってくださる方を私たちはパドリーノ(男性の場合)、マドリーナ(女性の場合)と呼んでいます。パドリーノ、マドリーナの皆さんは、奨学生がどんな毎日を送っているのか手紙を通して知って、それに応えて楽しく交流をしていただく役割を持った方々です。
毎月の手紙交換の支え役は多くの翻訳ボランティアの皆さんと奨学生担当スタッフです。また、奨学生に贈っている奨学金はすべての会員や寄付者の皆さんからの会費や寄付から成り立っています。
日本とエクアドルは遠いのでなかなか会うことはできませんが、オンライン交流が盛んになってきて気軽に誰もができるようになったので、自宅から直接やりとりできる交流が可能になりました。
この会はSANEの文通事業に関心のある方ならどなたでもお気軽にご参加いただけます。会員でなくても、文通をしていなくても大丈夫です。
詳細は以下の通りです。
日時:11月27日(土)午前10時開始
※時間は1時間~1時間半を予定しております。
開催形式:Zoom(Wi-Fiの環境にあればどなたでも可能です。不安や疑問のある方は事務局まで気軽にお問合せください)
参加申込:11月21日(日)までにinfo@sanejapan.org
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
皆様のご参加心よりお待ちしております。
2021年11月9日火曜日
2021年11月7日日曜日
コロナ禍を乗り越え、栄養・農業講習会開催!
🌺 9月から新年度を迎え、ようやく対面授業が始まったウンベルトフィエロ校では、2020年3月にコロナ禍によって休校になる直前に行って以来の通常の講習会が先週金曜日に開催されました!保護者の皆さんの嬉しそうな顔をご覧ください。手にしているのはヨーグルトです。まだ学校で食事の提供が難しいので、今回は乳製品の栄養価と利用についても触れながら栄養講習会を行いました。
下の写真は土曜日に講習会を行ったラファエルコレア校の保護者の皆さんです。
今、エクアドルでは燃料費値上げのストライキが全国的に行われていて、道路が封鎖されるなど、講習会の開催も難しかったのですが、ストライキが中断されたわずかな隙を縫うように、現地スタッフと担当教師の努力の元、保護者の皆さんも集まってくださり、講習会ができました。
集まってくださった皆さん、ありがとうございます!
1日も早く子どもたちに温かい給食を食べてほしいですね!
2021年11月4日木曜日
日本国際協力システム(JICS)支援事業
SANEは、2019年度より日本国際協力システムの助成金(年間100万円)を受けて、国内活動基盤の強化に取り組んでいます。今飯能市のブックマークに事務所を置き、事務局の活動が安定的に行われるようになったのはJICSの支援のおかげです。
JICSのホームページに写真が掲載されていますので、ご覧ください。
2021年11月2日火曜日
子ども達に元気な学校生活を!
昨年UNHCRは難民の教育に関する報告書 「Coming Together for Refugee Education(難民の教育のために共に行動を)」を発表しましたが、その中で世界のすべての国の子どもたちは、新型コロナウイルスの影響を受けている、難民の子どもの多くは、コロナ禍の学校閉鎖に加え、学費や制服、教科書の購入が困難であること、IT環境へのアクセスが十分にないこと、また、家の手伝いをしなければならないことなどから、通常授業になっても学校に戻ることができない可能性があるとみられていると述べています。
これは難民の子ども達だけではありません。2020年3月から学校での対面授業がなくなったエクアドルの子ども達の中にも大きな影響が出ています。政府は今年対面授業を開始するために学校が準備を進めるよう指針を決め、9月から始まった今年度は多くの学校が週に何日かの対面授業を始めています。
けれども完全に元の学校生活に戻るにはいくつかの課題があると私たちは見ています。一つは、施設の問題です。衛生上の安心を得られるような手洗い場の設置や衛生用品の確保、衛生的なトイレや教室の準備がそのほとんどを学校や保護者の責任で設置するようにとの方針であり、まだまだ不足しています。SANEはJICAの委託や彩の国さいたまの助成金を得て緊急の事業としてこうした衛生施設や備品の支援をしています。
もう一つは、もっと深刻かもしれないと私たちは感じているのですが、子ども達を学校に戻すことを希望していない保護者がたくさんいることです。政府は子ども達が学校での対面授業を受けるには保護者の希望があることを条件にしています。ところが、私たちが事業を行なっている6校の中には、学校に行かせたいと希望している保護者が25%という低い結果が出ている学校もあります。
その理由は何なのでしょうか。コロナへの恐怖もまだあるとは思いますが、家族にとって子どもを学校にやることは、親の子どもを出したいという願いに支えられた家族の協力と努力が必要で、コロナ禍で逼迫した経済状況の中この基盤が崩れてしまった今、どうやって子ども達が学校戻れるのかが大きな課題となっています。
元々学校での食事が唯一の栄養補給だった子ども達が多い地域もあり、まずはおいしい給食を実現して学校に戻ろうキャンペーンをやりたいと現地スタッフと話しています。
特に教師と保護者の連携が弱く事業の進展が難しかった3校でも、新しい年度を迎えてコロナ対応事業を始めます。まず新年度に先立ち手洗い場の設置と消毒薬の配布を行っていますが、その後12月より全ての保護者を対象に5回に分けて給食の調理講習会(この時全児童に食事が配られます)を行うことになりました。現在は食事を作って出すことが禁止されていますが、12月までに出せる状況になることを願っています。