2024年3月27日水曜日

LUSH助成事業 コンポスト作り進む

 政府の非常事態宣言の影響などで遅れていた学校菜園のコンポスト作りが進んでいます。




国土緑化推進機構助成 植林事業完了間近


 昨年10月からの事業期間で行われたアンデスの学校菜園を守る植林事業は、3月いっぱいで終了します。この事業は、次の二つの目的で行われました。絵の交流についてはすでにお知らせした通りです。

(1) 学校菜園を強風と寒さから守り収穫を安定させ、栄養改善のための給食の安定化を図る。

(2) 日エ両国の子ども達が絵画交流を通して自然への認識を深め、自分の住む地域への理解を通した自然保護の態度を育てる。

植林事業では、カヤンベ市ピタナアルト村のルイスウンベルトサルガド校とパンバマルカ村 のカルロスビセンテアンドラデ校で1500本の苗木を生徒、保護者、教師の参加で植えました。両校とも標高が3200mという高い場所に位置しており、植林された場所は強風にさらられることが多く、学校や菜園を守るためには植林が有効です。また両校とも水の供給が不安定でした。ルイスウンベルトサルガド校では、村が共同で使っている貯水池から水をひくためのホースはありますが、学校が使うことができるのは週2回のみであり、乾季には水不足が深刻でした。

カルロスビセンテアンドラデ校でも、灌漑設備が整っていないために雨水に依存しなければならなかった上に、両校とも植林予定地が斜面にあり、土地の貯水能力も低く、乾季には子ども達がペットボトルで水を運んでいました。今回、両校とも雨水を貯めておくタンクをこの事業で設置し、水の安定的供給を図ることができました。
現地は雨不足に悩まされることも多いのですが、現在タンクは有効に機能し、学校の水不足は解消されています。


写真は、両校で先生や子どもたちが植林をしている様子です。
植林も終了したので、木製の素敵な看板がつけられました。国土緑化推進機構の名称とロゴマーク、学校名、SANE、事業期間が入っています。




2024年3月24日日曜日

世界一大きな絵お披露目! at 春まつり


ご挨拶


大きな絵の完成を最初から最後まで見守らせて頂きました。最初は不安もありましたが、子ども達を見ていたら、すぐに不安もなくなりました。自由にのびのびと絵を描く子ども達を見ていたら、この先きっと素敵な未来になるのではないかなと感じました。エクアドルでも子ども達が絵を描きました。サネは国土緑化推進機構様から助成金をいただき植樹を行っています。この活動も環境保護の目的を持っています。この活動に携わらせていただきながら、私達は未来のために何ができるだろうと考えました。こんな小さな取り組みから美しい地球の環境保護や平和につながっていくのかな、と思いました。これからも子ども達と色々取り組んでいきたいです。

 

この活動の主催者、特定非営利活動法人アースアイデンティティプロジェクツの皆様、絵の具や材料費をご支援くださいました飯能市国際交流協会様、ありがとうございました。ご支援・ご協力くださいました、飯能市長様、飯能市教育委員会様、飯能市市民協働推進課のみなさま、この大きな絵を描く場所を提供してくださいました、飯能市総合福祉センター様、お披露目の機会をくださった奥武蔵観光協会様、会場に見に来てくださった皆さん、ありがとうございました。この場をおかりして感謝もうしあげます。


飯能中央公園 春まつり会場にて

事務局 中川友香里

 

 


 

2024年3月20日水曜日

3月23日、飯能市中央公園で世界一大きな絵のお披露目です!

ようやく暖かさが実感できるようになってきましたが、いよいよ日曜日から飯能中央公園(天覧山下、市民会館のお隣)で奥武蔵飯能観光協会主催で春まつりが始まります。桜の開花も近いです。23日と24日には中央公園に設置されたステージでオープンイベントが行われますが、初日23日の午後4時半から世界一大きな絵の紹介をさせていたいただけることになりました!絵を描いた子ども達が当日の発表の準備をしています。春の嵐が心配ではありますが、皆様、ぜひお出かけください。


 

2024年3月17日日曜日

LUSH助成 衛生と栄養 / 適切な衛生習慣、食品衛生、調理器具の使用に関する講習会の実施

大統領選挙などの影響で事業への政府承認が大幅に遅れ、延期になっていた講習会でしたが、ようやく始まりました。ご報告します。

312() ラファエルコレア校

313() カルロスビセンテアンドラーデ校

314() ルイスウンベルトサルガド校

315() ウンベルトフィエロ校

319() ヘネラルアントニオエリサルデ校

320() グスタボアドルフォベッケル校

事業担当栄養士のクリスティーナ・バロハはこの講習会の準備をするために、それぞれの地域で最も作られている伝統的な料理について分析をしました。その上でこれを必要な栄養素を向上させるように改善し、家庭でも料理できるように考えました。 この講習会に参加するのは、カヤンベ市の6校でサネとソハエが行っている、『安全で栄養豊かな学校給食を届ける調理室と学校菜園改善事業』の対象校の保護者です。

<講習会の内容>
08:30 – 08:35 開講の言葉
08:35 - 08:45 事業と講習会の目的の説明  ポスターの配布と調理室への掲示
08:45 - 09:30  調理器具の正しい洗浄と消毒の手順
09:40 – 10:30  ウンベルトフィエロ校とラファエルコレア校(両校は毎日給食を提供しています)の保護者と教師の活動についての紹介
 *主な食材:アマランサス、フルーツ/ホットドリンク、豆、チョチョス、モテ、野菜/塩)
 *健康的で栄養価の高い食事の摂取などの製品、畑の作物の寄付
 *調理用の薪) 
 * 補完的な食事(キッチンの清掃、調理器具の洗浄、食品の配給)
 * 栄養補給のために使用する食品に含まれる栄養素の重要性。
10:40 – 10:50 質問
10:50 - 11:10   アンケート
試食

献立

食材

 

アマランスのコラーダ フルーツ添え(ホットドリンク)

アマランサス

砂糖

ババコ

いちご

パイナップル

黒糖

クローブ

ピーマン

チガルカン

穀物ミックスポタージュ

チョチョス

モテ

ひよこ豆

にんじん

コリアンダー

畑野菜のサラダ

レタス

トマト

レモン


伝統的食材である豆類を中心とした給食のメニュー



















写真は各校の講習会の様子



給食準備の様子



学校菜園






2024年3月2日土曜日

世界一大きな絵 エクアドルでも出来上がりました


 これができあがった絵です。


カヤンベの3つの学校で生徒たちが協力して描き上げました。まずは、子ども達が思い思いの絵を描き、大きな絵の案を練りました。


そして、選ばれた江尾を参考に下絵を描いた後、みんなで色をつけました。





校舎に吊るして乾かしています。


校庭に広げて乾かした学校も。

最後に5枚を縫い合わせて最初の写真のようになりました!2月4日のブログで紹介した日本の絵と比べてみてくださいね。