12月17日にSDGs連続講座(主催:サネ、飯能市民環境会議、飯能まちづくりの会 飯能市社会福祉協議会助成事業、飯能市、飯能市教育委員会、飯能市国際交流協会、埼玉県国際交流協会会後援)の一環として行われたジョセリン報告会は、17人の小中高校の生徒たち、18人のサネ会員他市民
の皆さんの総勢40名ほどの会となり、初めて聞くエクアドルの話や飯能市で長く支援してきたサネの活動を知っていただき、今回元奨学生であったジョセリン・コヤゴがどのようにして栃木県のアジア学院に留学することになったのか、そして何を学んだのかという話を聞きました。
彼女は高校卒業後奨学金を得てホンジュラスに留学して農業を学び、帰国後サネのJICA事業の現地スタッフとして活躍。サネの給食が安価で栄養価の高いものであったこと、この事業を継続することの重要性を感じ、また先住民の多い地域での活動の中で力をつけたことなどがきっかけとなって、農村リーダー研修のためにアジア学院にくることになったのです。この中で、『チームで協力して活動すること』、『食料を自分たちで準備すること(自給自足の原則)』、『フードライフ(共に食べるものを作り、共に食事し、働く全ての人に感謝すること、そのプロセスで捧げられた命に感謝することを通して食べることと生活が結びつく)』を学びました。
また、その土地の資源をくまなく使い、無駄を出さないことや、自らのアイデンティティである文化を大事にすることも実践してきました。
さらに、常に振り返りの中で、コミュニティを形成しているのは誰か?持っている資源を活用できているのか?どのように自給自足できるのか?、より良い栄養が取れているのか?と問うてみて、活動を改善していく姿勢が必要だと話しました。
その後、各グループの子ども達から積極的な質問があり、通訳者を通して良い交流ができました。子ども達からは、エクアドルに行ってみたい、国際協力に関心を持ったなどの感想が寄せられました。