12月8日、4月から栃木県にあるアジア学院で学んでいた元奨学生でJICA事業の現地スタッフだったジョセリン・コヤゴが9ヶ月の研修期間を終えて立派に卒業しました。
今年の研修生は13カ国から26人でした。その多様性には目を見張るものがあります。多くがアジアやアフリカからでしたが、ジョセリンが唯一南米から、そして中米ハイチからの研修生もいました。教務の大柳先生が研修期間に研修生達が何を学んだのかという報告(Training Report)をされましたが、全ての研修生が自国の気候や食事との違いに苦しんだり英語に苦労したりしたこと、それを乗り越えて今日があることを語られました。研修は41教科、326時間に及び、500時間を超える農業実習があったそうです。さらにキャンパス
テイ。バスでの移動は5000kmに及びました。
その上、朝の集い、精神的個人的な成長に関する個人面談、夏の個人プロジェクトへの取り組み、一人一人のプレゼンテーションなどなど、非常に多くのことに取り組みました。それは一言で言うならば、リーダーとしての自己変革のためのプログラムです。研修生達は、周辺地域に生きる人々の中でリーダーとなるために成長し、変革することを求められていて、アジア学院のプログラムはその必要性を満たすための知識、技術、経験を提供し
この過程で研修生達は最初の頃とは違った考え方をするようになりました。『あなたが必要としているものはあなたの周りにある』つまり外から持ってくるのではなく、そこにある資源を大事にして生かすこと。
目指すリーダーシップ像は、『リーダーが決断することではなく、人々が自分自身で決断できるように力をつけること(エンパワメント』。
杉田はこの報告を聞いて胸が熱くなりました。まさに、それはサネが34年間歩いてきて今必要だと思っている考え方だったからです。つい何日か前に来年の事業の話をジョセリンとしていて、持続可能な事業にするために何より大事なのは人々のエンパワメントで、外からの支援に頼らず自分たちが持っている(はずの)豊かな資源を使うことなんだと思うと話した時に、ジョセリンが熱く『その通り、エンパワメントが大事だ』とうなづいてくれたのです。研修の内容についてほとんど話し合ったことはなかったのにこうして同じ結論を持てたことに感謝でした。
杉田はこの報告を聞いて胸が熱くなりました。まさに、それはサネが34年間歩いてきて今必要だと思っている考え方だったからです。つい何日か前に来年の事業の話をジョセリンとしていて、持続可能な事業にするために何より大事なのは人々のエンパワメントで、外からの支援に頼らず自分たちが持っている(はずの)豊かな資源を使うことなんだと思うと話した時に、ジョセリンが熱く『その通り、エンパワメントが大事だ』とうなづいてくれたのです。研修の内容についてほとんど話し合ったことはなかったのにこうして同じ結論を持てたことに感謝でした。
ジョセリンは体の痛みに苦しんだ期間があったようで、みんなと一緒に研修できないことに悔し涙を流したこともあったそうです。病院に連れて行ってもらったりしたそうですが、原因ははっきりしなかったとのこと、今は元気になりましたが、本人からは聞いていなかったので驚きました(心配をかけたくないとサネに連絡はなかったのでした)。式の後に先生方にお話を伺って本当に涙、涙でした。
研修生の中で日本に派遣元の団体があるのはジョセリンだけです。そのおかげでジョセリンは途中で飯能に来て総会に出席したこともありましたが、卒業後もサネの会員や協力者の方々と交流する予定で、日本でアジア学院以外での経験も積むことができます。12月17日には報告会が予定されていますので、ご都合がつきましたらどうぞご一緒に。12月26日以降は東京へ移動し、年末年始は千葉で過ごします。
12月17日(日) 14時よりSDGs連続講座第4回 ジョセリンアジア学院報告会
飯能市総合福祉センター
17時より『暖らん』にて懇親会
12月19日(火) エクアドル大使館、JICA東京訪問
12月20日(水) にこにこハウスでランチ交流(予定)
12月21日〜23日 関西方面訪問 (大阪、京都、西宮)
12月25日(月) 飯能市長表敬訪問
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