2024年4月から始まるサネの『住民と共に開発する学校給食の持続可能な実践モデル』事業への味の素ファンデーションの助成が内定しました。この事業についてご紹介します。
背景:現在エクアドルは深刻な経済危機にあります。 先住⺠地域のBHN(人間の基本的ニーズ)の不足率は57%(INEC 2021) です。事業地域は伝統的農業地ではありますが、農業は衰退して行き、親は早朝から村の外で働いて現金収入を得ています。しかしその結果食の内容の貧困化につながるという皮肉な結果となっています。政府は中央集権的傾向を強めていて、手作り給食の廃止し栄養添加食品と乳飲料を朝食として配給。早朝から⻑い距離を歩いて登校している山間部の子どもたちはエネルギー不足、常に空腹を抱えています。5歳未満児の栄養不良率はオルメド 27%、カンガウア 37. 7% 市、国の平均を上回る 事業校2校の子どもの栄養不良率は1校で143人中35%、もう1校では81人中32% (JICA事業の一環、2021)という結果が出ています。
事業の姿:目指す方向は持続可能な給食実施です。これは住民自身が支援がなくても給食実施ができるような力をつけることです。
このために下記のように、3つの成果が得られるように支援して行きます。
具体的な活動内容は次回お知らせします。
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