終了後の感想では、奨学生もパドリーノスの方からも、とても有意義な時間だった、また顔をみて直接話たい、とうれしいコメントをいただきました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
11月11日(水)13時~16時30分、オンライン、無料
世界と私たちが繋がるグローバルな社会課題に取り組む埼玉県を中心とした幅広い国際協力ステークホルダー(途上国支援と多文化共生の関係者)が集い、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて、国際協力と多文化共生の国内外実践の経験を学び合い、課題を共有し、SDGsゴールに向けたパートナーシップを強化するという目的で情報交換会を行います。SANE代表理事の杉田優子も登壇させていただきます。
主催:特定非営利活動法人埼玉NGOネットワーク 独立行政法人国際協力機構JICA東京 後援:埼玉県
参加申込:参加者氏名・所属団体・連絡先メールアドレスを明記して、下記のe-mail、FAX、QRコードにてお申し込み下さい。開催前日にURLをご連絡いたします。JICA埼玉デスク矢田部建佑
e-mail:jicadpd-desk-saitamaken@jica.go.jp FAX:048-833-3291
詳しくは参加申込のQRコードを含めて下記のURLをご参照ください。
http://www.saitama-ngonet.org/?p=2547
埼玉NGOネットワーク事務局(加藤)
世界と私たちが繋がる社会課題への目標の共有」13:10~14:15
ファシリテーター:筒井哲朗NPO法人埼玉NGOネットワーク副代表理事
基調報告「SDGsを共通目標に国際協力と多文化共生を共有する」 30分
坂口和隆NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会代表理事「くらしにツナガルHātWork」共同代表
JICA連携事業の説明 講師:JICA東京 15分
埼玉県における多文化共生の地域づくり 桑原武蔵埼玉県国際課主幹 15分
「SDGs達成に向けて、埼玉県のステークホルダーの実践と連携の促進」14:25~16:15
ファシリテーター:筒井哲朗NPO法人埼玉NGOネットワーク副代表理事
実践報告「世界と私たちが繋がる社会課題への実践」 各15分
①自治体国際協力実践例「埼玉県企業局の国際技術協力の歩み~タイ・ラオスの安全な水道水を目指して~」
藤原悠希 埼玉県企業局総務課主任
②国際協力NGO実践例「SANEが歩んできた奨学生事業と学校菜園・給食安定化事業、そしてコロナ禍の今強く願うこと」 杉田優子 NPO法人エクアドルの子どものための友人の会代表理事
③自治体SDGs実践例「さいたま市のSDGsによるまちづくり」
林勇希 さいたま市都市経営戦略部企画・地方創生推進担当主任
④多文化共生NPO実践例「外国にルーツを持つ住民の支援と多文化共生社会づくり」
石井ナナエ 認定NPO法人ふじみの国際交流センター理事長
パネルディスカッション「世界と私たちが繋がる社会課題解決のために何ができるか、どう連携をするか」 45分
ファシリテーター:筒井哲朗
パネリスト:坂口和隆、杉田優子、林勇希、石井ナナエ、桑原武蔵、JICA東京
SANEは現在35人(現地支援の1人を加えて合計36人)の中高校生に、月30ドル(2020年8月より1年間の予定で、コロナ対策の一環で10ドル増額し40ドル)の奨学金を支給しています。SANEの奨学生支援事業は、将来エクアドルの社会を支えていけるような青年が育っていくように、奨学金支給に加えて下記のような活動も行っています。
*教育支援・・・毎月1回参加型講習会を開催し、青年期の問題(自己肯定感を育てる、自分を知る、家庭内のコミュニケーション、薬物、ジェンダー問題、避妊など)、社会について(エクアドルの現状、貧困の解決、環境、日本について)、救急処置や健康、進路相談といった多様なテーマで学んでいます。
*生活支援・・・家庭に問題を抱えている奨学生が多いため、家庭へのサポート(面談やカウンセリング)などを行っています。
*文通支援・・・日本のSANE会員で希望する方(男性ならパドリーノ、女性ならマドリーナと呼ばれます)との間で毎月の手紙交換を行っています。使用言語はスペイン語なので、スペイン語翻訳ボランティアの皆さんが活躍してくださっています。奨学生部会(ボランティアの皆さん)では、毎月届く奨学生からの手紙と文通相手のパドリーノ、マドリーナの皆さんの手紙を受領し、メールで翻訳者やSOJAEに送る作業をします。
*学業支援・・・元奨学生が必要に応じて学習支援を行っています。また、事務所にはパソコンが置いてあり(このパソコンも寄付されたものです)、宿題などを事務所でできるように配慮されています。
*その他個別支援・・キト支部は広い地域に暮らす奨学生の状況を把握し、必要な支援をするために各メンバーが奨学生を1人ずつ担当し、家庭訪問や連絡を取るなどしています。
こうした活動を支えているのは、SANE奨学生部会と、SOJAE奨学生担当スタッフです。
SANE奨学生部会:
責任理事 後藤響子さん フルタイムの会社員で勤務が忙しい中を粘り強く活動しています。元JICA青年海外協力隊員。織物の腕はプロ並みで、高級素材を使ったショールをふやふやに寄付してくださり、皆さんにご購入いただいています。
文通担当スタッフ 瀬田尚美さん SANE設立当初の会員で、子育ての後復帰。しっかりしたお母さん的存在でパドリーノやマドリーナ、翻訳者の皆さんから信頼されています。
若手スタッフ 貝森紗羽さん まだ大学4年生。スペイン語科の学生でエクアドル に留学した時にSOJAEでもボランティアをやりました。現地担当者との会議にも出席しています。
奨学生部会は現地と月に一回の会議を持って事業の進め方や奨学生の様子を話し合い、毎月の手紙交換のためのパドリーノ、マドリーナ、翻訳者の皆さんとの連絡を中心に活動をしています。現在は(6月に終わった)昨年度の各奨学生の年間報告が送られてきており、この翻訳、送付に追われています。
SANEの奨学生事業の特徴
一人一人の子どもに向き合い、十分な時間と愛情をかけて一緒に問題を解決しながら進んでいくこと。信頼できる大人と分かり合える仲間を得て、貧困の中で自信を持てないでいる子どもたちがたくましく伸び伸びと育っていきます。彼らを支えるのは、奨学生担当スタッフだけではなく、多くのボランティアであり、その多くが元奨学生です。彼らは身近な目標として元奨学生に接することができます。また、毎月の手紙の交換もペアによっては深まっていき、一生の宝物になることもあります。こうした家庭的な雰囲気の中で育った彼らは、やがて学ぶ姿勢を持った大学生となったり、よき家庭人、社会人としてエクアドル社会で活躍していきます。
明日は奨学生交流会です。初めての方でも大歓迎です。カメラもマイクもオフにして聞くだけでも大丈夫。関心がある方はぜひ事務局にご連絡をください。
NPO法人エクアドルの子どものための友人の会(SANE)
新型コロナウイルス感染症は現在も世界中に感染拡大を続けており、私たちの生活にも大きな影響を及ぼしています。このような中を、私たちの活動の関心を寄せてくださりありがとうございます。
今年3月テレビや新聞でも大きく報道されたエクアドルの海岸地方を中心に広がったコロナ感染症は、現在キト市にその中心的な被害の地域を移し、当初のような悲惨さは逃れていますが、まだ収まっていません。新年度が始まった学校でもまだ対面授業が始まっていないところが多いのが現状です。SANEは新しい奨学生を迎えましたが、保護者が仕事を失って厳しい生活を強いられている様子です(13日のブログを参照)。
日本からの支援とスタッフの粘り強い活動で続く現地の事業
皆様のいっそうのご支援を!
私たちSANEは、多くの皆さんのご支援を受けて、事務局員、事業担当者を中心に、こうした現地の活動を支えるために現地と連絡を取り合い、ネットを通して活動しています。
活動報告会や多くのイベントが中止となり、商品の販売や寄付集めができない状況は続いており、他のNGOと同様にサネも収入を大幅に減らす危機に直面しています。活動を支えていくために、無理のない範囲でご協力をいただけますようお願い申し上げます。
皆さまくれぐれも気をつけてお過ごしください。
コロナ感染症で大変な中、新しい学年が出発し、SANE・SOJAEも新しい奨学生を迎えました。彼らは経済的に厳しい状況の中、強い気持ちで学業を続けていきたいと願っています。SANEはこの奨学生たちの文通相手を募集中です。文通を通して彼らを支える活動に関心を持っていただける方はどうぞ事務局までご連絡ください。使用言語はスペイン語ですが、翻訳ボランティアが皆さんを支えます。
メラニー12歳:
アンドレス14歳:
ブリタニ13歳:
ジェニファー14歳:
マガリー13歳:
*現在エクアドルの最低賃金は394ドル(約42,000円)です。SANEは月々30ドル(現在コロナ対応で皆さんからのご寄付をいただき、10ドルアップして40ドル)を支給しています。SANEの支援はそれだけではなく、現地スタッフの日常的なケア、毎月行われる講座(現在はコロナのため、オンラインで開催するなど変則的)、日本のSANE会員との毎月の文通などを通して支援しています。
10月17日10時〜11時半
私たちは、エクアドルの子どもたちを教育を通して支援するNGO(国際協力民間団体)です。会員130人程度の小さな会ですが、30年以上活動をし、大学生からシニアまで幅広い人たちが参加しています。キト市とカヤンベ市で経済的に困難を抱えている中高校生を対象とした奨学生事業と、カヤンベ市の山間部の学校の学校菜園や給食実施を、現地NGOとパートナーシップを組み、地域の人々と協力しておこなっています。奨学生事業では毎月手紙の交換をしていますが、今回の企画は文通相手の日本人会員とエクアドルの現地スタッフ、奨学生とのzoomでの交流会です。もちろん通訳がつきます。コロナ禍での現地の様子、奨学生たちの生活など直接顔をみながら話します。会員でない方も、私たちの事業に関心がある方はどなたでも参加いただけます。参加ご希望の方は、info@sanejapan.orgまでご連絡ください。後日、zoom招待を送ります。
8月の末から始まったエクアドルバザールは今後2ヶ月に一度行われる予定です。エクアドル への渡航ができない現在、エクアドル民芸品を仕入れることができないのですが、在庫品とオーガニックコーヒーや紅茶、ハーブティーに加えて、手作り作家さんやフリマをご希望の方々に参加いただき、収益金の一部をご寄付いただいています。
コロナでいろいろな不便を感じつつも、皆さんの小さなご協力で、やはりコロナで大変なことになっているエクアドルの子ども達への支援ができることに感謝しています。
写真は本日販売予定の素敵な品々です。山梨の農園のぶどうや千葉の農園のサツマイモもありますよ。
場所:西武線飯能駅北口すぐそばの銀座通り商店街 Bookmark
時間:11時より午後3時まで
お問い合わせ:Bookmark 0429-81-9775