2022年12月31日土曜日

国土緑化推進機構助成 標高3000m以上のアンデスの学校への植林と日本とエクアドルの子ども達の絵画による交流

 グスタボアドルファベッケル校とウンベルトフィエロ校で植林が進んでいます。また、子ども達が日本に送るための絵画を描きました。

これらの絵は2月にエクアドルに行くサネからの出張者が持って帰り、3月17日からの飯能市民活動センターでの絵画展で、日本の子ども達の絵と一緒に飾られます。どうぞお楽しみに!

なお、飯能市の緑を描いた絵を募集中です。この展覧会で飾らせていただきますのでどうぞ素敵な絵をご提供ください!展覧会後にエクアドルに持っていき、展覧会を開催する予定です。詳しくはinfo@sanejapan.orgまで!







埼玉国際協力基金半額助成       学校菜園の自立化事業進む

 

10月から始まる予定だった事業は、教育委員会の体制が変わったばかりだったため承認が遅れたのですが、ソハエの事業担当のヘルマン・リコの粘り強い働きかけもあってようやく承認が降りました。そして、教育委員会の呼びかけで12月15日に事業対象校6校全ての校長が集まり、スタートのための連絡協議会が開催されました。先住民の割合が多い地域なので、先住民言語で語りかけることができるアカデミックアドバイザーのセグンド・デ・ラ・トレーさんの役割も大きなものがあります。右の写真の左端に立って語りかけているのがセグンドさんです。この日、校長先生方にアンケートをとり、6月に終了したJICA事業の評価や今後の意欲について伺いました。下記がその結果を一覧表にしたものです。
全ての校長が今後の学校菜園と給食実施の継続について意欲を示してくれました。

その後、学校では遅れを取り戻そうと肥料作りと学校菜園の土づくりが進んでいます。
学校長や担当者から写真が毎日のように送られてきています。


写真上:グスタボアドルフォベッケル校は標高3600mにある学校です。


写真上:カルロスビセンテアンドラーデ校は菜園が坂になっていてなかなか大変です。


写真上:ウンベルトフィエロ校は種まきの準備が整い。そら豆の種を蒔きました。
写真下:そしてカパックライミのお祭りです。


写真下:こちらは同じお祭りを楽しむラファエルコレア校の様子です。

最後の写真はヘネラルアントニオエリサルデ校。親も子どもも教師も一緒に作業です。


2022年12月12日月曜日

エクアドルカカオが青梅市でチョコレートに〜チョコレートのお話 1月21日

エクアドルのカカオは美味しいことで知られていますが、そのカカオを使って青梅市でチョコレートを作っているmamanoチョコレートさんに出会いました。

その社長さんの江澤さんが飯能に来てチョコレートのお話をしてくださいます。mamanoのシェフが作ったとびきり美味しい生チョコレートを提供してくださいます。エクアドルインタグコーヒーとチョコレートの美味しい出会いをお届けします!

<mamanoの粒チョコレートは、ここで購入できます>

ブックマーク、にこにこハウス、Café Misugi、マルトクカフェ(以上飯能市)、所沢市役所8階売店。もちろん直接販売もしています。現在サネのフォトカードと一緒にプレゼント用にご準備しています。
チョコレートは、カカオ73%、77%、100%の3種類です。ただし、全ての店に3種類が揃っているとは限らないので、ない時はご一報ください。ブックマークには現在全種類あります。100%は数が少なく貴重品です。ちなみに100%チョコレートはどんな味か一言でいうと、甘くないチョコレートです。苦すぎず、安心して食べられます。

2022年11月30日水曜日

現地奨学生との交流

 サネは毎月決まった会員の方に向けて奨学生が手紙を書き、文通を通して交流をしていく事業を行なっています。この事業の一環で、11月26日に文通相手と奨学生の交流会を開催しました。

現地からはスタッフと奨学生、日本からは会員、文通相手、翻訳ボランティアの方々、総勢25名の方が参加してくださいました。自己紹介をした後に、グループに別れて奨学生たちとzoomを通して楽しい時間を過ごすことができました。
一つのグループでは、奨学生から渋谷のスクランブル交差点について質問がありました(エクアドルでも有名なんですね!)。別のグループでは、楽器演奏もあったそうです。エクアドルがワールドカップでカタールに勝った日で、サッカーの話もでました。
文通だけではわからない奨学生の表情や声を聞くことができました。
ご参加いただいた方々、ありがとうございました。

〜サネは現地の方々との直接交流を大事にしています〜



2022年11月29日火曜日

ジョセリンのアジア学院留学が決定   寄付のご協力を!

サネはエクアドルのカウンターパートソハエに資金を送り、一緒に活動をしています。現地にスタッフを置かない組織が、現地の状況を的確に知り、人々が抱えているニーズ(困っていること)を知るのは大変なことです。きっとどうしているのかと思っておられる方々もおいでではないでしょうか。

私たちの宝は現地スタッフです。彼らの多くは元奨学生で、10年以上のお付き合いをしています。現地スタッフと十分な議論をし、お互いに納得した時点で、根本的な解決に向けて少しでも状況の改善を図れるような事業を考え、日本で事業計画を作りその資金調達のための助成金申請や寄付の呼びかけをします。事業を実施するのも現地スタッフです。もちろん詳細な打ち合わせが求められます。(写真は元奨学生たち 後列左端がジョセリン)

この私たちのチームの、信頼できるスタッフの一人がジョセリン・コヤゴです。

ジョセリンは2006年から12年に高校を卒業するまでの6年間、サネの奨学生として支援を受けながら勉学に励みました。彼女は母一人、子一人の母子家庭の育ちで、もちろん余分なお金はありませんでしたが、卒業後他の奨学金を得て中南米ではよく知られているホンジュラスのサモラノ農業大学で学びました。彼女が奨学生だった時はサネ会員の文通相手と毎月の文通を通して交流を深め、その関係は現在も続いています。

帰国後JICA事業の現地事業補助員として勤務しました。最初は山間部の学校に行って人々に話しかけるのも慣れなくて悩むこともありました。けれども事業の3年数ヶ月の期間に事業校の教師や保護者との間に信頼関係を築き、大きく成長しました。彼女が人々に語りかける姿は前向きです。明るく真面目で几帳面な性格であり、農業の知識は深いものがあります。( 写真は事業校教師と)

<アジア学院への留学>   アジア学院webサイト https://ari-edu.org/
アジア学院は栃木県にある、世界の途上国の農村リーダーを育成する日本の機関です。今回ジョセリンは2023年4月から12月までの9ヶ月間、農村リーダーになるために、それぞれの地域の資源を活かし、チームとして農業に携わっていくための学びと実習を積みます。日本の有機農業についても学びます。来日は3月下旬、帰国は年末になります。
彼女が大学で学んだ第一線の知識と技術に加えて、アジア学院での経験を活かして、カヤンベのより良い農業とサネ・ソハエがやろうとしている学校給食の実現のために活躍していって欲しいと願っています。

サネではアジア学院留学中に2回の報告・交流会を開きます。また、日本で応援する多くの方々にあって欲しいと考えています。
留学費用は、主としてアジア学院が出してくださいますが、渡航費用(エクアドルの日本人の方が出してくださいます)や日本でのサネの活動はサネが持つことになります。そのための資金を集めたいので、ぜひ寄付のご協力をお願いします!(写真は保護者にアンケートをとるジョセリン)

2022年11月20日日曜日

サネの奨学生事業に関心がある方、交流会に参加しませんか?11月26日10時から!

今年もパドリーノス交流会の開催が決定いたしました。対面とオンラインの両方で行います。会場は、東京大学駒場校舎です。銀杏の紅葉が素晴らしいですよ!おいでになれる方は東大の美しい構内を楽しみがてらぜひお越しください。会場から遠い方はオンラインでも大丈夫です。

交流会は日本とエクアドルを ZOOM でつないで実施します。サネは会員の皆さんとエクアドルで学ぶ奨学生(中高校生)との間で毎月手紙の交換をしています。そして交流会では、文通している奨学生とZOOMで直接コミュニケーションを取ることができる貴重な機会になっています。もちろん通訳もつきますし、聞くだけで話はされなくても大丈夫です。

文通をしてくださっている方(パドリーノスと呼んでいます)や会員以外の、一般の方のご参加も大歓迎です。現地のカウターパートの SOJAE (ソハエ)のメンバーや目標に向かって努力する子どもたちの 生の声をお聞きいただけますと幸いです。皆様との交流が、SOJAE メンバーや奨学生にとってもモチベーションとなります。

当日は SOJAE メンバーからの現地報告や、グループに分かれての奨学生との交流も予定 しています。プログラム詳細は、改めてご連絡いたしますのでまずはサネ事務局までご連絡ください。

※パドリーノスって何?
 私たちはエクアドルの奨学生と文通をしてくださっている方をパドリーノ(男性)、マドリーナ(女性)と呼んでいます。両方を合わせて集合名称としてパドリーノスということがあります。この呼び名は、通常はカトリックの国で洗礼親を指して使うもので、両親と共にその子どもの成長を見守る役割を果たします。他の組織で奨学金を提供している人をフォスターペアレントと呼んでいるのと似ています。ただ、サネの場合はその人が直接奨学金を提供しているのではなく(会員として会費は払っていただいていますが)、奨学金は会の資金から支給され、パドリーノスの主な役割は一人の奨学生と毎月の文通を通して交流することにあります。サネは現在36人の奨学生がいます(キトとカヤンベに18人ずつ)。したがって、文通相手のパドリーノスも36人います。文通はスペイン語で行われていますが、日本語との間での翻訳は約20人の翻訳ボランティアがやってくださっています。

写真は日本人ゲストがキト奨学生との交流会に行った時のものです。 



絵画教室開催!エクアドルとつながれ!

1119日は気持ちの良い秋晴れの1日となりましたが、エクアドルと日本の子ども達による絵画交流のための絵画教室が20人の子ども達とその家族の皆さんの参加で、飯能市立名栗小学校開催されました。
この絵画教室は名栗小学校とエクアドルの子どものための友人の会(SANE /サネ)の共催で行われたものです。サネは9月からカヤンベ市の二つの小学校において、学校菜園を強風から守る植林事業を国土緑化推進機構の助成金を得て行っています。絵画交流はこの事業の一環で、二つの国の豊かな自然を大切にする心を育てたいと企画されたものです。
サネの杉田はこの絵画教室に先立って名栗小学校の朝の集会に呼んでいただき、エクアドルの話をさせていただきました。

また、この絵画教室は、飯能市で画家として活躍されている根立隆さんに講師をお願いして開催されました。
名栗小学校の校長先生や教頭先生にも見守られながら子ども達は自分の好きな場所に行って思い思いの絵を描き、講師の根立さんのアドバイスを受けながら完成させていました。
日差しの中、半袖になる子どももいるほどの暖かさとなりました。



地球儀を見ながらどこがエクアドルだろう、と見ている様子も

親子で、あるいは大人と子どもが、自然の中でゆったりと一緒に時間を過ごすのも良いものですね。





サネ事務局:事業の担当者の椛沢より

『天候にも恵まれてとても良い時期に良い気候の中、絵を描くことができました。名栗小学校や根立さんをはじめ、関係者の皆さんのご協力がなくてはできないイベントだったと感謝の気持ちでいっぱいです。絵を通してエクアドルと日本がつながるという説明に子ども達の目がキラキラしたのがとても印象的でした。3月の絵画展がとても楽しみです。』

皆さん、ありがとうございました。






2022年11月10日木曜日

子ども達の絵画を通した交流

 11月19日、飯能市の名栗小学校の校庭で絵画教室が行われます。小学生、そのご兄弟の皆さん、秋の半日を自然豊かな名栗小学校で絵を描いて過ごしませんか?参加費は500円で、この日講師を務めてくださる根立さんご推薦の細筆がプレゼントでついてきます。根立さんは飯能市の風景をたくさん描かれています。ぜひこちらの記事をご覧ください。根立さんの絵やご推薦の筆のお話が出てきます。 https://han-note.com/special/creators_05.html

エクアドルのカヤンベ市の山間部の学校の子ども達も今頃絵を描いています。そして、来年3月には二つの国の子ども達の絵を飾って丸広の市民活動センターで絵画展を開催する予定です。

皆さんのご参加をお待ちしています!




2022年11月4日金曜日

田辺農園バナナ!5日、6日はブックマークへ。ご予約も受付中

みなさん、田辺農園をご存知でしょうか。エクアドルで日本人が思いを込めて作っているバナナです。https://www.ana-foods.co.jp/products/tanabe_farm/  サネメンバーもツアーなどで何度も訪ねていますが、地域の人々がとても元気で明るく仕事をし、大きな地域貢献にもなっています。バナナ農園では鳥の声が聞こえて気持ちが良かったです。開始当初のご苦労話も伺いましたが、肥料は沖縄からEM菌を持ってこられたとか。丹精込めて作られています。

私たちサネのためにこれまでも何度も寄付をしてくださっていますが、お店を通さず直接房のまま送られるため、味も特別。本当に美味しいです。ぜひ一度お試しください。飯能でもよく知られるようになりました。今回は飯能祭りに際して5箱もの寄付をしてくださいます。1本100円でお買い上げ頂くと全額がエクアドルでの教育支援の活動に寄付になります。予約も受付中で、すでに250本を上回るご予約をいただいています。ぜひ、売り切れになる前にお買い上げください。




 

2022年11月3日木曜日

きしゃぽんキャンペーン実施中ーサネへの古本の寄付はブックマークでも受付中!

おうちに眠っている読み終えた本のきしゃぽんを通しての寄付、いつもありがとうございます。今、きしゃぽんでは下のような素敵なキャンペーンを実施中です。ご自分で費用を出す必要はありません。方法は横のきしゃぽんバナーからどうぞ。

また、それほどたくさんはないけれど。。。という方や、電話するのが面倒でという方、飯能祭りの日までにブックマークにお持ちください。一緒に送ります!

ぜひご協力をお願いします。

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いつも本を大切にしてくださる皆さまへ
きしゃぽんが選んだリサイクル本をプレゼント!秋の読書週間キャンペーン
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期間:2022年10月21日(金)~2022年11月27日(日)受付分まで

来週からの読書週間にあわせ、
キャンペーンコードを入力して、寄付にご参加いただきました方へ、
抽選で合計100名様に、きしゃぽんが選んだリサイクル本をプレゼントいたします!
※「リサイクル本」とは・・・寄付としてお送りいただきましたが残念ながらお値段をおつけできなかった本です


《 キャンペーンコード(希望種類別) 》
 文芸書   : 2210A
 実用書   : 2210B
 ビジネス書  : 2210C
 児童書   : 2210D

インターネット申込:フォームメッセージ欄にキャンペーンコードをご入力ください。
お電話で申込:オペレーターにキャンペーンコードをお伝え下さい。

お申込みはこちら
☆きしゃぽんホームページ
http://kishapon.com/
※メニュー「募金に参加」→寄付先を選ぶ→「お申込み」
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お問い合わせ・お申し込み
フリーダイヤル:【 0120-29-7000 】9~18時
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キャンペーン終了後、順次当選者様へプレゼントをお送りします。
プレゼント発送をもって、当選発表に代えさせていただきます。

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2022年10月18日火曜日

飯能祭りでエクアドル田辺農園バナナ🍌

 

エクアドルの田辺農園さんからのご寄付によるものです。全ての収益は寄付になります。毎回評判が良く売り切れることもあるため、ご予約も受け付けています。お気軽にお申し出ください。

飯能市とカヤンベ市の子どもたちによる絵画を通した緑の交流会

 


2022年10月16日日曜日

翻訳者関さんエクアドルへ!

 現在メキシコ在住の関さんはいつもSOJAEの奨学生とSANE会員の間の文通の翻訳をやってくださっています。今回は、関さんがエクアドルを訪ねてくださいました。その様子をお伝えします。                

お互いに自己紹介している様子です。

現地在住の内田さんも顔を出してくださっています。

奨学生たちがグループに分かれて日本紹介!みんな日本のアニメを通してよく知っていてびっくりしたと関さん。

それを発表。











そして日本語講座

さすが、日本語教師としての経験を積んだ関さん。みんな楽しく学べたようですね。










2022年10月11日火曜日

ラテンアメリカ・カリブ諸国チャリティバザー 10月23日

毎年開催されてきたバザーは今年JR浜松町駅から徒歩5分のところにある東京ポートシティ竹芝で行われます。14カ国の参加で行う楽しいバザー。豪華賞品が当たるくじ引き付きです。ふやふやも出店し、現地で厳選して仕入れてきた100%アルパカのコートやマフラーの初売りをします。是非遊びにおいでください。入場券(2,000円)はぜひSANEを通してお買い求めください。

2022年10月1日土曜日

エクアドル大使館訪問

 9月30日に、SANE代表の杉田優子が佐藤理事とともに、移転したばかりのエクアドル大使館を訪ね、5月に着任されたセサル・モンターニョ大使にご挨拶させていただきました。

新しい大使館は東京タワーも近く8階からの眺めが素晴らしいところです。モンターニョ大使は飾らない気さくな方で、エクアドルのためならなんでも積極的に取り組みたいという大変熱心な方でした。初めてでしたのでSANEの成り立ちや活動のご紹介をさせていただきましたが、大変熱心に聞いてくださり、中でもコロナ禍の影響で子どもたちの栄養の問題について心配をされ、SANEが行ってきたJICA事業についてとても喜んでくださいました。このような活動がエクアドル全土に広がって欲しいと熱心に聞いてくださいました。今後大使館も応援していきたいとおっしゃっていただき、大変感激しました。

2022年8月30日火曜日

草の根技術協力事業報告会開催 

 現地において6月まで行ってきた草の根技術協力事業の報告会をJICA東京にてオンラインで行います。ぜひご参加ください。

開催日時:9月13日(火) 10時半より12時まで

要予約:9日17:00締切

内容:JICAHPより(https://www.jica.go.jp/tokyo/event/2022/dit50g00000018gh.html

エクアドル共和国「ピチンチャ県カヤンベ市の学校菜園と学校給食の実施を通した子ども達の学校生活改善プロジェクト」事業完了報告会(草の根技術協力事業(支援型))
実施団体:特定非営利活動法人エクアドルの子どものための友人の会 (SANE)
事業実施期間:2019年3月1日~2022年7月29日

本事業の対象地は標高の高い遠隔地にある先住民の多い地域であり、実施団体が独自事業として長年、奨学金事業を実施し小学校と関わるなか、子どもの食生活の偏りによる貧血が懸念されていました。政府は小学校に栄養添加シリアルバーと乳飲料を配給していますが、子ども達の健康的な食事としてはなお不足しています。本事業では保護者への講習会や、教師や子どもも含めた実習を実施し、栄養知識や食への意識の醸成、学校菜園作業、給食の食材提供や調理などを通じて、満足な栄養摂取ができる給食の安定的な提供を目指しました。
 新型コロナ感染症拡大による現地への渡航制限、学校閉鎖など様々な困難に直面しながらも、現地と密にコミュニケーションを取りながら工夫を重ね、衛生講習実施や給食のレシピ完成など追加的な成果もあり、実施団体にとって初めてのJICA事業を無事完了することができました。 
 本事業は実施団体が行ってきた奨学生事業の卒業生によって支えられ、また彼ら彼女らも事業実施を通じて成長し、現在も事業の持続可能性について共に検討中です。当日は草の根事業実施によるこうした変化についても実施団体よりご報告いただく予定です。
多くの方のご参加をお待ちしています。

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<報告会概要>
【日時】2022年9月13日(火) 10:30から12:00
【開催方法】オンライン(Microsoft Teams)
【主催】JICA東京
【使用言語】日本語

【参加費】無料
【参加人数】100名
【参加申込】申し込みはこちら (画面下部にもリンクあり) 
      https://forms.office.com/r/aVTYu7NLw7
【参加申込締切日】2022年9月9日(金)17:00

【問い合わせ先】JICA東京 市民参加協力第二課(担当:矢嶋、今野)
        E-mail: tictpp2_info@jica.go.jp
        Tel :  03-3485-7044


2022年8月6日土曜日

『カヤンベ市の小学校の学校菜園持続可能化ための事業』申請通り決まる

彩の国さいたま国際協力基金に申請していた『カヤンベ市の小学校の学校菜園を持続可能にするための事業』が申請通り通りました。事業の内容については7月21日のブログをご覧ください。

2022年8月1日月曜日

幅広い世代の参加で第4回SDGsワークショップ開講 

7月30日に開催されたSDGsワークショップは、小学生からシニアまで幅広い世代の方がおいでになり、意見を発表し合いながら楽しくできました。

参加されたOさんの感想をご紹介します。

昨日、エクアドルバナナにひかれて、勉強に行ってきました。石川一喜先生のわかりやすく軽快なお話に導かれて、バナナを入り口にSDGsを考えていきました。いま日本人が一番たくさん食べている果物はバナナだって知ってました?日本ではほとんどとれないのに。そしてほとんどがフィリピンから輸入されている。小学生から若者、高齢者までが一緒になって話し合う楽しいひと時でした。飯能市教育委員会の中村教育長さんも参加しました。かつて同僚だったことがあり懐かしかったです。

エクアドルから送られてきた農薬ほとんど使わないバナナと山梨の笛吹農園から贈られたブドウをおみやげにいただきました。SANEとエクアドルの田辺農園のお話を杉田優子さんから聞きました。世界へ目が開かれていきます。








2022年7月31日日曜日

JICA事業の成果ー栄養があり経済的な給食レシピを発表

 JICA草の根技術協力支援事業が7月いっぱいで終わります。
その最後に、成果として栄養的に考慮された経済的給食のレシピ集(スペイン語版)を発表しました。ぜひご覧ください。
https://sanejapon.org/proyectojica/2022/07/29/infografia-guia-de-cocina-saludable-y-economica/





2022年7月24日日曜日

円安の中、緑の募金助成事業通る    円安支援寄付のお願い

サネは円安が始まる直前の今年3月に『アンデスの学校菜園を守る植林と緑の交流』事業を公益社団法人国土緑化推進機構に申請し、この度これが通りました。この事業は、学校菜園を強風と寒さから守り収穫を安定させ栄養改善のための給食の安定化を図ることを主目的とし、サネが教育支援をする組織という特徴を活かして日エ両国の子ども達の交流を通した植林教育も含めたものです。

植林は、アンデス山間地の2つの小学校の建物・学校菜園周囲で行います。農業技術者が責任者となり、苗木3,000本、肥料、穴掘り機材購入後、子ども、教師、保護者が苗木を植林し、生育に重要な一定期間にわたり世話にあたります。特に現地は標高が3,000mを越えるため、木が成熟するまでに時間がかかり、寒さにやられることもあるため寒暖差に注意を要します。植林する苗木は、菩提樹、エニシダ、ふやふやなどの地域原産で、防風林として利用されているものを使用する予定です。この一環の活動は子ども達にも授業として位置付けられます。

もう一つは、現地と日本の子ども達が絵の交換をし、互いの地域の紹介をし合う活動です。子ども達は植林を通して地域の自然環境に主体的に関わり、理解を深めていきます。事業後も自分達の力で活動を継続していけるよう配慮していきます。

この事業は植林だけではなく、JICA事業終了後、9月から新年度を迎える学校が学校菜園と給食が継続していけるようにスタッフが学校訪問をしていく機会ともなります。学校の教師や保護者にとって、スタッフの訪問は大事なことです。スタッフは本当に低賃金で大事な仕事をしています。

必要経費は、資材費(苗木、肥料、機材購入費)、外部指導者経費(謝金)、事務費(事務・管理者人件費)、燃料交通費、看板製作費です。これに加えて絵画教室や絵画展を開催する費用がかかってきますが、こちらは独自に調達する必要があります。

現地送金額は4909ドルですが、申請時は1ドルが115円だったために、日本円にすると564,535円でした。ところが現在は138円になっていますので、677,442円となってしまい、なんと11万円以上の差額が出てしまっています。

今後奨学生事業への送金や別の事業も予定されていますが、ことごとく円安が影響し、事業縮小などの対応が必要になる事態も考えられます。サネの事業は大規模なNGOの事業と違って、何桁も違うわずかな資金で現地でもスタッフがボランティア精神で誠実な活動をやっています。国内でも基本ボランティアでみんなで取り組んでいます。
この状況を乗り越えていけるよう、皆様のご協力をお願いいたします。振込先は以下の通りです。

ゆうちょ銀行口座名:SANE郵便振替口座:00580-1-14849●埼玉りそな銀行銀行コード 0017店番号 494 飯能支店科目 普通特定非営利活動法人 エクアドルの子どものための友人の会口座番号 4967233


2022年7月21日木曜日

彩の国さいたま国際協力基金に申請

サネは今年度も埼玉県国際交流協会の助成申請をしました。昨日プレゼンテーションがありましたので、その内容をお知らせします。

事業のタイトル『カヤンベ市の小学校の学校菜園持続可能ための事業』

事業の背景:エクアドルは全国的に子どもの栄養不良の問題を抱えており、サネの活動地域のカヤンベ市の山間部は貧困も激しく、多くの子ども達が栄養不良が懸念されている状況です。国や大手の機関は子どもの状態を調査し、栄養剤の投与などの一時的な処置をしてきましたが、根本的な改善策は講じられないまま経過しています。このような中、サネは2019年から、途中コロナ禍に見舞われましたが、子ども達の食事の状況を改善するために学校菜園と学校給食の安定化を目指して活動してきました。

事業の目的u給食の食材供給のための作物を育てている学校菜園に新しい制度的アクターを組み込むことにより、学校菜園の活動の持続性を強化します

事業の内容uこれまでSANE100%提供してきた肥料と種苗の提供を半分に減らし、あとの半分を学校側が自らの力で準備できるように半年かけて支援します
肥料の作り方支援SOJAE(ソハエ)スタッフ(農業技師)が教師と保護者に実習を通して指導していきます
種苗の確保支援教師と保護者がカヤンベ市、保健省や教育省などの公的機関に支援を要請できるようサポート
事業のプロセス:事業の最初と最後に学校長や担当教師だけでなく、公的機関を招いて講習会を行い、事業の目的を明確に伝え、地域の多様なアクターが学校を支える主体者となれるようにサポートします
最初の講習会ー学校長や担当教師だけでなく、公的機関を招いて講習会を行い、事業の目的を明確に伝え、地域の多様なアクターが学校を支える主体者となれるようにサポート
担当者の現地出張・食事調査ーサネ担当者現地栄養士と食事調査を行い、学校菜園の作物の提供が子ども達の食生活への良い影響となることを確認します

最後の講習会ー上記の調査結果の確認と、半年間の活動評価を行い、自家製肥料、行政による学校への種苗の提供が、今後の学校菜園の継続のために大きな一歩となることを確認しあいます


こうした一連の活動を、公的機関を巻き込んで行うことによって事業終了後のそれぞれのアクターの学校菜園継続への動機付けとし、自立性と主体性そして持続性のある学校菜園活動へと発展できるよう支援します

対象 6校、約1200人の子ども達
スケジュール

実施事業

  10

カヤンベ市教育省、保健省、校長との打ち合わせ

1回講習会の実施(現状把握と事業の実施計画)

学校訪問、農地の準備、肥料の準備

種苗の分配についてサポート

  11

学校訪問、農地の準備、苗の準備

肥料の作成について実習

苗の分配についてサポート

保健省への健康調査の協力

  12

学校訪問

肥料の作成について実習、収穫

菜園担当教師との懇談、給食調査準備

    1

担当者の現地渡航

学校訪問、給食調査

肥料の作成について実習、収穫

    2

学校訪問

肥料の作成について実習、収穫

給食調査まとめ

    3

学校訪問

肥料の作成について実習、収穫

2回講習会の実施(評価)


事業予算合計                877,750

(内 訳)

1事業費(原材料費)  143,100

2事業費(通信運搬費)  43,750

  (3) 人件費         410,400

  (4) 派遣諸費                280,500

  国際協力基金申請額       438,875円 (全事業費の約50

 

2022年7月18日月曜日

第4回SDGsワークショップは7月30日! エクアドルからバナナが届きます!

 

第4回SDGsワークショップは小学生から高校生を中心とした皆さんが夏休みの課題としても取り組める内容です。拓殖大学の石川先生が講師です、自由研究としてテーマを膨らませていくヒントももらえますよ。

ここには親子で、と書いてありますが、もちろん一人で参加してもOKです。初めて参加の方も歓迎。
エクアドルからバナナが1ケース届きます。定員があるので参加ご希望の方はお早めに申し込みをお願いします。申し込みメールは、お名前、年齢(学年)、人数、連絡先をお忘れなく。
エクアドルから到着するおまちかねのバナナ!このバナナだけ欲しい方、ご予約ください。1本100円で全額が寄付になります。

日時:7月30日(土) 14時〜16時
場所:飯能市南高麗福祉センター
   左の地図をご覧ください。
   交通手段がない方は飯能駅まで送迎があります(要予約)。
参加費:一人500円、親子800円、二人目からのお子さんは一人400円
定員:30名
予約:inf@sanejapan.org

2022年7月16日土曜日

円安が財政を直撃! 緊急支援のお願い

サネの1年間の定期送金回数は3回です。定期送金に教育環境改善事業資金送金まで入れると、円安による負担の増加は100万円になる可能性があります。さらに、コロナ感染者数の再増加は会の活動を困難にしています。
一方で、現地では10人の奨学生が卒業し、新しい奨学生を迎え入れようとしています。コロナ禍の影響もあって経済的に困窮している家庭は多く、この奨学金制度への期待は高まるばかりで、現地スタッフは選考に苦労をしています。この人数を減らしたくないというのが私たちの願いです。
カヤンベではJICA委託事業が終わりました。ここまで育ってきた給食実施への道筋作りが新しい年度が始まってからも継続できるようにフォローをしていきたいのですが、そのために働くスタッフにも生活していくだけの収入が必要です。送金を切らすわけにはいきません。

このブログをご覧になっている皆様に改めてお願いします。
この緊急事態に、皆様の少しずつの応援で会を支えていただけますよう、よろしくお願いいたします。

今まで寄付振込口座は「ゆうちょ銀行」のみでしたが、飯能駅前に支店のある「埼玉りそな銀行」へも振込できるようになりました。

ゆうちょ銀行口座名:SANE郵便振替口座:00580-1-14849●埼玉りそな銀行銀行コード 0017店番号 494 飯能支店科目 普通特定非営利活動法人 エクアドルの子どものための友人の会口座番号 4967233