アジア学院で学んでいるアンドレアが9か月の研修を終えようとしています。アンデス農村部のカヤンベで生まれ育った彼女がSANEの支援で高校を卒業し、現在は英語の教師になるために大学に進んで3年生を終えたところで日本にやってきました。彼女がこの研修を終えてカヤンベに戻り、農村の学校の教師となってリーダーとして活躍してほしいと私たちは願っています。
そんなアンドレアの報告を聞く会を関東と関西で行います。ぜひみなさんお出かけください!
<関東>
11月21日(土) 13時半~16時半 飯能市民活動センター多目的室 東飯能駅隣まるひろ7階
<関西からのよびかけ>
アンドレア報告会&Animoミニコンサート in
Kyoto
現在、栃木県那須にあるアジア学院に農業指導者の研修にきている元SANEの奨学生、アンドレア・コヤギージョがエクアドルに帰国する前に京都にやってきます。エクアドルのこと、研修のこと、日本での生活、今後についてなど話しをしてもらいます。また、関西で活動しているフォルクローレグループ「Animo」のみなさんのミニコンサートも同時開催!京都で南米の風を感じてみませんか?
ご家族、ご友人の参加も大歓迎です。
終了後、近隣散策も企画中。(同志社大学、平安女学院のクリスマスイルミネーションなど)
日時:12月23日(月・祝)13時~15時 *日西通訳付
参加費:無料
場所:同志社大学 室町キャンパス 寒梅館6F(今出川側周辺見渡せます)
地下鉄烏丸線今出川駅下車
http://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/muromachi.html
問い合わせ:090-8489-0134(宮地)
2013年11月19日火曜日
キトの奨学生プログラム11月
2013年11月17日日曜日
エクアドルと日本がお散歩マーケットでつながる
今日はお散歩マーケットです。
ふやふやのこだわり品をご紹介します!
エクアドルの豊かな自然の中で育ったコーヒーや、カカオのチョコレートを現地を守る地域の人々の思いと共にフェアトレードで運びました。
そして、ここお散歩マーケットの場で大切に育てられた無農薬栽培の柚子とレモンがアンデス伝統作物のキヌアとコラボしたおいしいお菓子。横須賀のお菓子屋さんによって無添加素材だけにこだわって作られました。
みなさまのおいでをお待ちしています!
お散歩マーケット詳しくはこちら。http://kamibun.x0.to/
ふやふやのこだわり品をご紹介します!
エクアドルの豊かな自然の中で育ったコーヒーや、カカオのチョコレートを現地を守る地域の人々の思いと共にフェアトレードで運びました。
そして、ここお散歩マーケットの場で大切に育てられた無農薬栽培の柚子とレモンがアンデス伝統作物のキヌアとコラボしたおいしいお菓子。横須賀のお菓子屋さんによって無添加素材だけにこだわって作られました。
みなさまのおいでをお待ちしています!
お散歩マーケット詳しくはこちら。http://kamibun.x0.to/
2013年11月6日水曜日
2013年11月5日火曜日
エクアドルふれあいコンサート「ふるさと」のお知らせ
エクアドルふれあいコンサート「ふるさと」が開催されます!
出演は「木下尊惇さん&菱本幸二さん」の最強コンビに加え、ゲストとして、事務局長の東城さんも長年出演を夢見ていたという「Yae」さん。
木下さんとYaeさんは共に、福島県を中心に被災地でのコンサートを重ねています。
素晴らしいコンサートになることでしょう。
日時:2014年2月23日(日)開場14:00 開演15:00
会場:飯能市民会館小ホール
出演:木下尊惇、菱本幸二、Yae(ゲスト)
チケット:一般3,000円(当日3,500円)、中学生以下2,000円(当日2,500円)
◆当日はエクアドル民芸品、コーヒーなども販売いたします。
予約・お問い合わせ:ガレリア・デ・カフェ・リモン
TEL 042-978-5353(木~日 10:00~18:00)
FAX 042-982-3582(終日受け付け)
今後、本ブログにて、このコンサートについての記事も随時アップしていきますのでお見逃しなく!
コンサートのチラシが出来上がりました。
(画像クリックでPDFダウンロード)
出演は「木下尊惇さん&菱本幸二さん」の最強コンビに加え、ゲストとして、事務局長の東城さんも長年出演を夢見ていたという「Yae」さん。
木下さんとYaeさんは共に、福島県を中心に被災地でのコンサートを重ねています。
素晴らしいコンサートになることでしょう。
日時:2014年2月23日(日)開場14:00 開演15:00
会場:飯能市民会館小ホール
出演:木下尊惇、菱本幸二、Yae(ゲスト)
チケット:一般3,000円(当日3,500円)、中学生以下2,000円(当日2,500円)
◆当日はエクアドル民芸品、コーヒーなども販売いたします。
予約・お問い合わせ:ガレリア・デ・カフェ・リモン
TEL 042-978-5353(木~日 10:00~18:00)
FAX 042-982-3582(終日受け付け)
今後、本ブログにて、このコンサートについての記事も随時アップしていきますのでお見逃しなく!
コンサートのチラシが出来上がりました。
(画像クリックでPDFダウンロード)
2013年11月2日土曜日
ミレニオ学校とはどんな学校かーエクアドルの教育政策をめぐって
昨日記載したミレニオ(ミレニアム)学校について教育省の考えです。(リソースは教育省ウェブサイトhttp://educacion.gob.ec/unidades-educativas-del-milenio/)
ミレニオ学校(Unidades Educativas del Milenio)
ミレニオ学校とは公立学校のことで、国家の新しい公教育の、技術的、教育的、革新的経営に基づく高いレベルの実験校です。
ミレニオの教育的コミュニティ(Comunidad Educativa del Milenio)
ミレニオ学校の目的(Objetivos de las UEM)
質の良い教育の提供
次回は、別の視点からみた情報をお届けします。
2013年11月1日金曜日
エクアドルにおける地域の教育の今 ー急激な変化の中で
2007年に発足したコレア政権ですが、その大きな政策の一つに教育改革が挙げられていました。政権は2008年に憲法を公布し、教育法を作り、公教育の無償化を実行し、それまでの政府が実質的には無視してきた改革をおこなってきています。
政権の発足以来、人々はその政策の実効性を実感し、期待を寄せると同時に急激な変化に対する不安も感じているのが実情です。
SANEも注意深く成り行きを見ています。9月の奨学生の手紙の中に次のような内容がありました。
『僕たちの学校は、ほかのもっと大きな学校と共同で使うようになって、もうすぐサンパブロの全ての学校を統合して、ミレニアム高校と呼ばれる学校になります。これによって僕たちの高校は生徒数がとても多い、オタバロで最も大きな学校になります。』
この生徒はカヤンベの隣のオタバロに住んでいるのですが特別にSANE(SOJAE)の奨学生になっています。彼の住むオタバロは世界的に有名な先住民地域です。
実は、この学校統合の動きがカヤンベでも(エクアドル全土で!)急激に進んでいます。すでにカヤンベでもピタナ・バホという学校は廃校になってしまい、子どもたちが遠くの大きな学校に通い始めました。
これまでエクアドルの周辺地域では、小学校は原則的に村(comunidad)に1校ありました。小さな村が多いために複式学級や、教師が1人しかいない学校がたくさんあり、それゆえの問題もたくさんありました。たとえば、すぐ近くにありながら、村が違うために学校がそれぞれにあって小規模になり、非効率的な学校配置になってしまっているところもありました。ですから、どこにどの規模の学校を置くのかということは確かに考え直す必要はあったと思います。
けれども、周辺地域の村々にとって学校の存在は地域の中心的な役割を果たすという側面もあります。特に先住民地域にとっては、自分の地域の学校に、実情を知るその地域出身の教員を迎えることは意味のあることでした。地域人々の努力で学校の充実に励んできた歴史もあります。給食も保護者の努力によって、地域で採れる野菜などを使って手作りの食事が提供されている学校も多くありました。ところが、今はこういった給食は廃止され、政府から配られるシリアルバーと栄養ジュースのような画一的な内容になっています。
こうした動きは急激に進んでいます。そしてそれは地域のつながりを弱め、その文化や言語が消えていく危険性を伴った動きでもあります。SANE・SOJAEは今後の動きを注意深く観察し、どのように手立てを打って行けばよいのか、人々と共に考えていかなくてはならないと考えています。
政権の発足以来、人々はその政策の実効性を実感し、期待を寄せると同時に急激な変化に対する不安も感じているのが実情です。
SANEも注意深く成り行きを見ています。9月の奨学生の手紙の中に次のような内容がありました。
『僕たちの学校は、ほかのもっと大きな学校と共同で使うようになって、もうすぐサンパブロの全ての学校を統合して、ミレニアム高校と呼ばれる学校になります。これによって僕たちの高校は生徒数がとても多い、オタバロで最も大きな学校になります。』
この生徒はカヤンベの隣のオタバロに住んでいるのですが特別にSANE(SOJAE)の奨学生になっています。彼の住むオタバロは世界的に有名な先住民地域です。
実は、この学校統合の動きがカヤンベでも(エクアドル全土で!)急激に進んでいます。すでにカヤンベでもピタナ・バホという学校は廃校になってしまい、子どもたちが遠くの大きな学校に通い始めました。
これまでエクアドルの周辺地域では、小学校は原則的に村(comunidad)に1校ありました。小さな村が多いために複式学級や、教師が1人しかいない学校がたくさんあり、それゆえの問題もたくさんありました。たとえば、すぐ近くにありながら、村が違うために学校がそれぞれにあって小規模になり、非効率的な学校配置になってしまっているところもありました。ですから、どこにどの規模の学校を置くのかということは確かに考え直す必要はあったと思います。
けれども、周辺地域の村々にとって学校の存在は地域の中心的な役割を果たすという側面もあります。特に先住民地域にとっては、自分の地域の学校に、実情を知るその地域出身の教員を迎えることは意味のあることでした。地域人々の努力で学校の充実に励んできた歴史もあります。給食も保護者の努力によって、地域で採れる野菜などを使って手作りの食事が提供されている学校も多くありました。ところが、今はこういった給食は廃止され、政府から配られるシリアルバーと栄養ジュースのような画一的な内容になっています。
こうした動きは急激に進んでいます。そしてそれは地域のつながりを弱め、その文化や言語が消えていく危険性を伴った動きでもあります。SANE・SOJAEは今後の動きを注意深く観察し、どのように手立てを打って行けばよいのか、人々と共に考えていかなくてはならないと考えています。
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