2022年7月21日木曜日

彩の国さいたま国際協力基金に申請

サネは今年度も埼玉県国際交流協会の助成申請をしました。昨日プレゼンテーションがありましたので、その内容をお知らせします。

事業のタイトル『カヤンベ市の小学校の学校菜園持続可能ための事業』

事業の背景:エクアドルは全国的に子どもの栄養不良の問題を抱えており、サネの活動地域のカヤンベ市の山間部は貧困も激しく、多くの子ども達が栄養不良が懸念されている状況です。国や大手の機関は子どもの状態を調査し、栄養剤の投与などの一時的な処置をしてきましたが、根本的な改善策は講じられないまま経過しています。このような中、サネは2019年から、途中コロナ禍に見舞われましたが、子ども達の食事の状況を改善するために学校菜園と学校給食の安定化を目指して活動してきました。

事業の目的u給食の食材供給のための作物を育てている学校菜園に新しい制度的アクターを組み込むことにより、学校菜園の活動の持続性を強化します

事業の内容uこれまでSANE100%提供してきた肥料と種苗の提供を半分に減らし、あとの半分を学校側が自らの力で準備できるように半年かけて支援します
肥料の作り方支援SOJAE(ソハエ)スタッフ(農業技師)が教師と保護者に実習を通して指導していきます
種苗の確保支援教師と保護者がカヤンベ市、保健省や教育省などの公的機関に支援を要請できるようサポート
事業のプロセス:事業の最初と最後に学校長や担当教師だけでなく、公的機関を招いて講習会を行い、事業の目的を明確に伝え、地域の多様なアクターが学校を支える主体者となれるようにサポートします
最初の講習会ー学校長や担当教師だけでなく、公的機関を招いて講習会を行い、事業の目的を明確に伝え、地域の多様なアクターが学校を支える主体者となれるようにサポート
担当者の現地出張・食事調査ーサネ担当者現地栄養士と食事調査を行い、学校菜園の作物の提供が子ども達の食生活への良い影響となることを確認します

最後の講習会ー上記の調査結果の確認と、半年間の活動評価を行い、自家製肥料、行政による学校への種苗の提供が、今後の学校菜園の継続のために大きな一歩となることを確認しあいます


こうした一連の活動を、公的機関を巻き込んで行うことによって事業終了後のそれぞれのアクターの学校菜園継続への動機付けとし、自立性と主体性そして持続性のある学校菜園活動へと発展できるよう支援します

対象 6校、約1200人の子ども達
スケジュール

実施事業

  10

カヤンベ市教育省、保健省、校長との打ち合わせ

1回講習会の実施(現状把握と事業の実施計画)

学校訪問、農地の準備、肥料の準備

種苗の分配についてサポート

  11

学校訪問、農地の準備、苗の準備

肥料の作成について実習

苗の分配についてサポート

保健省への健康調査の協力

  12

学校訪問

肥料の作成について実習、収穫

菜園担当教師との懇談、給食調査準備

    1

担当者の現地渡航

学校訪問、給食調査

肥料の作成について実習、収穫

    2

学校訪問

肥料の作成について実習、収穫

給食調査まとめ

    3

学校訪問

肥料の作成について実習、収穫

2回講習会の実施(評価)


事業予算合計                877,750

(内 訳)

1事業費(原材料費)  143,100

2事業費(通信運搬費)  43,750

  (3) 人件費         410,400

  (4) 派遣諸費                280,500

  国際協力基金申請額       438,875円 (全事業費の約50

 

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