2022年7月15日金曜日

卒業おめでとう!〜今年の卒業生は10人

 今年も卒業シーズンを迎え、7月に高校3年生10名(キト4名、カヤンベ6名)がSOJAEを巣立ちます。 卒業予定者のパドリーノ、マドリーナ、翻訳ボランティアの皆さま、長い間のご支援に心より感謝申し上げます。

キト卒業生 パトリシア・グティーニョより 

    「失敗を恐れるな」と自分に言い聞かせながら

 初めは、まさか自分が奨学生に選ばれるとは思ってもいませんでした。応募する子たちはみんな成績優秀な子だと聞いていたからです。「失敗を恐れるな」と自分に言い聞かせながら、応募したのを覚えています。奨学生に選ばれたのは、神様のおかげです。連絡が来た後、真っ先に奨学生制度の仕組みを確認しに行きました。奨学金のことよりも「成績をもっと伸ばしたい」という気持ちで頭がいっぱいでした。
 奨学生の間は、いつも「失敗しないか」不安でした。日本から応援してくれる人たちをがっかりさせたくありませんでした。毎月下旬に、学業について報告することや、日本のマドリーナからの手紙を受け取ることを楽しみにしていました。手紙のやりとりを通して得たことがたくさんあり、感謝しています。
 そして何より、サネとソハエに感謝しています。私を信じてくれて、ありがとうございます。「常にベストを尽くすことができる」ということや「転んだ時に強く立ち上がること」を教えてくれました。不安が少しでも和らぐようにサポートもしてくれました。ずっと寄り添ってくれました。親のような存在です。
人生の成功には、勇気が必要です。「あなたは勇敢な子です」と自分自身に言いたいです。みなさまに感謝いたします。


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キト奨学生担当 ヘネシス・ブラチョより               

夢をかなえることは芸術であり、それを手助けをする人は祝福される!  

 この言葉は「卒業する奨学生」と「サネのメンバー」を連想させます。卒業する奨学生は芸術家であり、サネメンバーは彼らを芸術家にする特別な人たちです。

奨学生たちの努力が実を結び、山あり谷ありで目指してきた卒業という目標を達成し、その喜びを味わうことができました。卒業生たちのさらなる成功を祈るとともに、人生の新たなステージへこの勢いのまま進んでいってほしいと願っています。

 サネの皆様には、長年に渡る活動と継続的な貢献に対して、多大なる感謝を申し上げます。文通は、奨学生にとって、自分の話を伝えるだけでなく、地球の裏側にいる支援者から愛情を受け取るものでもあります。 ソハエは、奨学生がより良い未来に向かって成長できるよう、これからも支援活動に励んで参ります。 

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カヤンベ卒業生 エリカ・アルレマより

奨学生としての経験は最高の思い出


 みなさん、こんにちは。奨学生としての経験をお伝えしたいと思います。サネとソハエは、日々学んだことを仲間を交えて実践する場でした。一番の思い出は、コロナ前になりますが、キトに行き、現地の奨学生と交流したことです。クリスマスカードを交換し、ゲームをして、昼食をとり、縁日に行って、素晴らしい日本の文化や伝統料理について学びました。日本のことをあまり知らなかったので、とても印象に残りました。
 奨学生になれたことに感謝しています。奨学生制度のおかげで、無事に高校卒業を迎えることができました。両親は、私のことを誇りに思ってくれています。 奨学生としての経験は、最高の思い出です。


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カヤンべ奨学生担当 ダーウィン・バスコネスより

 私たちは努力を認め、支えあう「家族のような存在」

 カヤンべ支部では、6人の奨学生が高校卒業を迎えます。奨学生担当として、彼らの成長を数年に渡り見守ってきました。奨学生たちは、講習会、交流会、日本のパドーリノスとの文通など、ソハエの活動を通して「家族の一員」になりました。いつも努力を認め、支えてくれる「家族のような存在」があることが、彼らの成長に良い影響を与えたことは間違いありません。

約2年のコロナ禍でみんなで集まることができなくなり、オンライン会議などに切り替えました。困難な時ほど、周りからの物理的・精神的な助けが必要になります。ソハエは、彼らのためにできる限りの援助をしてきました。この間私たちの支援が奨学生とその家族へ与えた影響は大きかったです。

卒業生の幸運を祈っています。エクアドルの将来は不透明ですが、彼らが希望通りに勉学を続け、新しい目標を達成できることを願っています。卒業生全員が、サネのみなさまに心から感謝していることを改めてお知らせいたします。奨学生事業をずっと続けてこられたのは、サネとの連携、熱意、努力、友情、理想の共有のおかげです。

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