サネが委託を受けて2019年3月以来エクアドル、カヤンベ市の山間部小学校でおこなってきたJICA草の根技術協力事業は今月で終了します。これを受けて完了報告会を飯能市総合福祉センターで開催しました。
この日は最初にプロジェクトマネージャーの杉田、農業専門家としてこの事業に参加した大塚(丹後市に在住のためオンライン参加)、
栄養専門家の黒岩(多摩市に在住のためオンライン参加)の3人から報告をいたしました(写真右上)。また、当日参加はなかったのですが、経理担当の東城からもこの事業の予算と実際に使われた経費についても報告がありました。 参加された飯能市民、埼玉NGOネットワーク代表の赤石さん、JICA埼玉デスクの矢田部さん、サネの会員など15人ほどの方々が熱心に耳を傾けてくださいました。事業実施の背景、プロジェクト目標、達成目標、そのための活動計画、事業の経過、成果と課題など、一つの事業の全容を詳しく話す機会はなかなかありませんが、今回はじっくりとお聴きいただきました。
後半は、拓殖大学の石川先生が講師のSDGsのワークショップに繋ぎました。3つのグループに分かれて、報告に対する質問を上げていただき、現地の状況を正確に把握することは実は難しいこと、現地に日本人スタッフがいない中で事業をすすめるためには、当事者が本当に納得する必要があり、そのための話し合いや状況把握に基づくお互いの理解が必要だったことなど、事業の経過の中での苦労話などもお話しすることができました。この後、今後の事業展開についてそれぞれのグループワークで考えるはずでしたが、時間が少なく、できないまま終わってしまい、後ほどそれぞれの方にアンケートをお送りし、ご意見を伺うことになりました。またその結果をご報告します。
この日は、飯能の人気シナモンロール専門店のロビングッドフェローさんが、杉田が仕入れてきたエクアドルのカルダモンを使って作ってくださったシナモンロールをお土産としてお渡ししました。
0 件のコメント:
コメントを投稿