2026年6月7日日曜日

今年10月のツアー参加者を募集します

 2018年のツアー以来、久しぶりにエクアドルツアーを行います。説明会を開催しますので、まだ参加できるかわからないという方もどうぞご参加ください。








2026年6月6日土曜日

奨学生事業のご報告

ブログへのアップが滞ってしまい、申し訳ありません。3月以降の奨学生事業についてご報告します。

3月22日(日:カヤンベ支部の奨学生を対象に、デジタルアニメーション学科の学生、エリアン・ユグシさんの指導のもと、基礎デッサンワークショップを開催しました。

ワークショップでは、奨学生の皆さんはアニメのデッサンの基礎を学び、実践的な課題に取り組みました。参加者全員にとって、ユニークで活気に満ちた、楽しい体験となりました。

El domingo 22 de marzo, realizamos un taller básico de dibujo con los becarios de Cayambe, facilitado por Elián Yugsi, estudiante de Animación Digital de la UTC.

Durante la actividad, los becarios aprendieron nociones básicas del dibujo estilo anime y realizaron varios ejercicios prácticos. Fue una experiencia diferente, dinámica y disfrutada por todos.

4月18日、キトの奨学生たちは、ルミパンバ考古学公園で、コミュニケーションワークショップに参加しました。この活動は、ダイナミックなゲーム形式の手法を通して写真とビデオのスキルを向上させ、参加者が静止画と動画を通してアイデアや感情を伝える方法を理解することを目的としていました。

参加者同士のコミュニケーションを促し、携帯電話のカメラの使い方に慣れてもらうためのアイスブレイクゲームから始まりました。「クイックスナップ:私は誰?」というアクティビティでは、各奨学生が自分自身を表す写真を撮影し、それを一文で説明することで、意図的なビジュアルコミュニケーションへの第一歩を踏み出しました。

次に、「ディテールハンター」チャレンジでは、参加者は周囲を注意深く観察するよう促されました。数分の間に公園を探索し、色、質感、日常の風景といった特定の要素を探し出すことで、批判的な視点と、一見シンプルなものの中に重要な意味を見出す能力を磨きました。

発展段階では、創造性が中心的な役割を果たしました。 「アングルハンターズ」では、参加者は様々な撮影方法や視点を試行錯誤し、それらが画像の解釈にどのような影響を与えるかを探りました。そして、「同じ被写体、千の物語」では、構図、照明、視点によって、一つの被写体でも異なる感情を伝えることができることを検証しました。

ワークショップの終盤には、参加者それぞれが明確な物語構造を持つマイクロスクリプトを作成し、最終課題の準備をしました。最終課題は「写真 vs. 動画」と題されたクリエイティブな対決で、2つのチームが同じ物語を、片方は8枚の写真、もう片方は30秒の動画で表現しました。この活動は、参加者の技術力だけでなく、チームワークと創造性も試すものでした。

ワークショップは、各チームの作品発表と、使用された素材や伝えられたメッセージについて分析するピアフィードバックセッションで締めくくられました。技術的な側面だけでなく、この経験から得られた重要な教訓は、ストーリーテリングは誰にでもできること、カメラと明確なアイデア、そして感性があれば、力強い物語を創造できるということです。

今回の集まりは、ソハエが奨学生たちの包括的な教育に尽力し、生活の中で体験し、共有される場をつくることで育っていくという姿勢を示したものになりました。

El pasado 18 de abril, las becarias y becarios de Quito participaron en un taller de comunicación narrativa en el Parque Arqueológico Rumipamba, un espacio ideal para explorar la creatividad y el lenguaje visual. La actividad tuvo como objetivo desarrollar habilidades en fotografía y video a través de metodologías dinámicas basadas en el juego, permitiendo comprender cómo comunicar ideas y emociones mediante imágenes fijas y en movimiento.

La jornada inició con una serie de juegos rompehielos diseñados para despertar la intención comunicativa y familiarizar a los participantes con el uso de la cámara de sus celulares. En la actividad “Foto rápida: ¿Quién soy?”, cada becario capturó una imagen representativa de sí mismo y la explicó en una sola frase, dando el primer paso hacia una comunicación visual con propósito.

A continuación, el reto “Cazadores de detalles” motivó a los participantes a observar su entorno con atención. En pocos minutos, recorrieron el parque buscando elementos específicos como colores, texturas o escenas cotidianas, fortaleciendo así su mirada crítica y su capacidad de capturar lo significativo en lo aparentemente simple.

En la fase de desarrollo, la creatividad tomó protagonismo. Con “Cazadores de ángulos”, los grupos experimentaron con distintos tipos de planos y perspectivas, descubriendo cómo estos influyen en la interpretación de una imagen. Luego, en “El mismo objeto, mil historias”, comprobaron que un solo elemento puede transmitir emociones distintas dependiendo del encuadre, la iluminación y el punto de vista.

Antes del cierre, cada participante elaboró un micro guion con estructura narrativa clara, que serviría como base para el desafío final. Este consistió en un duelo creativo titulado “Foto vs Video”, donde dos equipos narraron la misma historia: uno mediante ocho fotografías y otro a través de un video de treinta segundos. La actividad no solo puso a prueba sus habilidades técnicas, sino también su capacidad de trabajo en equipo y expresión creativa.

El taller concluyó con la presentación de los trabajos y un espacio de retroalimentación entre pares, donde se analizaron los recursos utilizados y los mensajes transmitidos. Más allá de lo técnico, la experiencia dejó una enseñanza clave: contar historias está al alcance de todos. Con una cámara, una idea clara y sensibilidad, es posible construir narrativas poderosas.

Este encuentro reafirma el compromiso de la Fundación SOJAE con la formación integral de sus becarios, promoviendo espacios donde el aprendizaje se vive, se experimenta y se comparte.

2026年6月5日金曜日

児童養護施設カサ・オガール・サンティアゴでの事業が始まる(3月〜5月の活動)

5月のブログでにお知らせしたように、カサ・オガール・サンティアゴ児童養護施設において、助成金を投入しての給食が6月から始められますが、これに備えて3月から事前調査が始まりました。

食事の準備をしている養護施設に出向いて、食材の計量を行い、実際に使用している食材の値段がいくらになるのかを知るために、カヤンベの市場で食材の価格を調査し、準備費用を算出。サネの栄養担当者と協議をしながら、適切な数字にしていく作業を行いました。

また、調理室などの施設の調査や、子ども達の食事を観察し、給食内容の評価も行いました。以下、ご紹介します。

給食評価(3日間連続の昼食観察):衛生状態、栄養価、費用、組織構造

調査結果:

*衛生状態:スタッフの衛生意識は高いものの、手洗い設備の不備、交差汚染のリスク、設備の老朽化が見られる。

*栄養状態:

・塩分過剰摂取(1日摂取量の115%)。

・ビタミンAとカルシウムの重度欠乏(1日摂取量の目標値のわずか10%

・脂肪過剰、炭水化物不足、野菜(特に緑黄色野菜)と豆類​​の重度欠乏

*児童の健康状態:発育阻害と肥満の併存(栄養不良の二重負担)

  *運営状況:調理担当者1名に業務が集中している。栄養士が不在で、メニューは経験のみに基づいて作成されている。

 

2. 課題と改善提案

主な課題:

 慢性的に塩分と脂肪分が多く、ビタミンが不足した食生活。

 不適切な作業手順と厨房設備の不足による事故リスク。

 限られた予算(11日あたり2.20米ドル)による食材の質の低さ。

 専門家(栄養士)の不足によるメニュー改善の限界。

 

改善への提案:

質的改善:塩分と脂肪分を減らし、野菜を増やす。

 豆類や栄養価の高い穀物(キヌアなど)を用いた低コストでの栄養強化。

厨房設備と作業手順の改善による安全衛生リスクの低減。

栄養士の参加によるメニューのサポートと継続的なモニタリング。


 

一方で、昨年度の事業校のあるサン・パブロ・ウルコ村へ移動し、ウンベルト・フィエロ校を訪問し、校長先生、保護者会との活動調整、試食会の日程調整、アンケート調査を実施。

試食用のソラマメシチューのメニューを調整し、学校菜園の状況確認を行って、翌週のメニューのアドバイスを行っています。

また、以前の事業校のラファエルコレア校の食事評価のまとめなども行っており、4月、5月は2025年度の年間報告の作成もあって、大忙しの毎日でした。

HF校での食品ベースの食事ガイドライン研修(2026年2月)

第1事業校のウンベルトフィエロ校(HF校)では、昨年12月で助成金を投入した給食改善事業は終了しましたが、その後地元企業の寄付によって助成は継続され、引き続き質の良い給食は継続しています。

サネとソハエは事業後の支援も行っています。その一環として2月には講習会が開かれました。

<食品ベースの食事ガイドライン研修>

実施日2026219日午前1130

場所:ウンベルトフィエロ校

参加者:保護者および教員(23名)、ヒメナコロマ

1. 目的

全体目標

食品ベースの食事ガイドラインの普及を通して、教員と保護者の健康的な食生活に関する知識を深めること。

 

2. 活動報告

健康的な食生活の重要性、食品の分類、食品ベースの食事ガイドラインで定められた推奨事項に関する情報を、スライドによって共通した。

ゲーム:「食品の働きを当てよう」

参加者には食品の写真が描かれたカードが配られ、食品とその体内での働きを答えるゲームが行われた。このゲームを通して、参加者は研修開始前に自身の知識レベルを確認することができた。

プレゼンテーション:適切な栄養素の組み合わせ、学齢期の子どもに推奨される食事量、調理時​​の衛生習慣、塩分、糖分、超加工食品の過剰摂取に関連する疾患などについて取り上げた。教師や保護者を含む23名が積極的に参加し、内容に強い関心を示した。

話し合い:研修の最後に、保護者の方々と、子どもたちの休み時間の不健康な食品摂取について話し合いが行われた。子どもたちが学校の外でキャンディー、ポテトチップス、グミなどを買っていることが指摘された。こうした習慣は虫歯などの健康問題につながる可能性があることが説明された。そのため、学校で栄養バランスの良いおやつが提供されていることを踏まえ、保護者には、子どもたちのおやつをより丁寧に管理するようアドバイスした。

参加者のコメント:食習慣に良い変化が見られ、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワーなどの葉物野菜、果物、全粒穀物の摂取が増え、体と家族の健康増進に貢献する食品の組み合わせが改善されたことが指摘された。さらに、ある父親は、家族に糖尿病の既往歴があり、自身も糖尿病予備軍と診断されたことから、これらの変化の重要性を強調し、健康的な食生活が糖尿病をはじめとする様々な病気の予防策となることを力説した。

 

6. 結論

この研修は、教師と保護者の健康的な食生活の重要性に関する知識を深め、食品ベースの食事ガイドラインを子どもの栄養習慣改善のためのツールとして活用することを促進した。

さらに、家庭における健康的な食習慣の維持強化の必要性に対する意識が高まり、食生活の改善が病気の予防と家族の生活の質の向上につながるという認識が深まった。

 

AIN事業経過報告(1)

 味の素助成事業は、2月に第二の事業校(ラファエルコレア校)での進行が困難となりました。これによる事業変更の検討を余儀なくされたこと、3月に現地事業責任者のジョセリンコヤゴが引退し、新しい担当者であるヒメナ・コロマが就任したことなどの関係で、事業変更作業、2025年度報告などの対応に追われていたため、ブログでの報告が遅くなりましたことをお詫びします。

この間の活動によって、以下の3つの活動が無事終了いたしましたのでご報告します。

① 責任者の交代

② ラファエルコレア校に代わる施設、カサ・オガール・サンティアゴ児童養護施設での事業進行(事業変更の承認)

③ 2025年度の活動報告、会計報告

これによって、3年間の予定の味の素助成事業の3年目が始まっています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2026年5月21日木曜日

5/24(日)SANE定期総会について

会員のみなさま

今週末24日日曜日はSANEの定期総会となっています。
時間は12時半から、場所はまるひろ飯能店7階市民活動センターです。
今年度より、経費削減・負担軽減のために、議案書は印刷してすべての会員様にお送りせず、ブログに掲載することとなりました。
ぜひご確認したいただけますようよろしくお願いします。

また、今回は同日開催で田辺農園さんにご協力いただき午前10時半よりバナナについてのお話を聞く会と、バナナ販売も行います。
こちらもぜひ奮ってご参加ください!





2026年5月4日月曜日

5月24日はエクアドル田辺農園バナナイベント! 丸広7階でお待ちしています

 皆さん、田辺農園バナナをご存知の方包囲と思いますが、当日は田辺農園さんからご寄付いただいたバナナの販売会(1本100円で全額寄付)と、エクアドルとオンラインで結んで、田辺農園の浜崎さんにお話を伺います。ぜひお出かけください。

2026年5月24日午前10時半開始 ギャラリーCにてお待ちしています。

なお、当日は12時半から同じ場所でサネの総会です。こちらも関心がある方はぜひどうぞ。会員でない方で参加を希望される場合はご一報ください。


お散歩マーケットに参加しました

 5月3日、南高麗の山あいで毎年春と秋に開催されるお散歩マーケットに参加しました。たくさんの方々と出会い、楽しい1日となりました。コーヒーやTシャツ、パンツなどの販売をしましたが、たくさんの皆様にお買い上げいただき、ご寄付もありがとうございました。

また秋にお会いしましょう!

持続可能な給食実施のためのモデル作成事業の事業変更案について(3)

この事業変更案は、2月から4月にかけて、サネとソハエが何度も話し合い、味の素ファンデーション委員会の承認を得ることができました。

事業変更の意義―サネ・ソハエの思い

ウンベルトフィエロ校での事業の成功は、その地域だけではなく、エクアドル社会に希望をもたらすものでした。その表れとして、活動開始当初には考えられなかった企業からの寄付の申し出があり、これが現在も継続しています(このようなことはエクアドルではごく稀なことです)。

このモデルを一般的な周辺社会の現状に基づいた、実現可能なものに完成させたい、そしてこれを貴重な実施モデルとして、社会に出すところまで取り組みたいというのが私たちの願いです。

3年目で私たちは『それぞれの学校の特性に応じて、地域社会の参加と、公的機関による食材供給の一部負担や、必要に応じて調理担当者の雇用といった、他の制度的支援メカニズムを組み合わせた学校給食モデルの検討』に焦点を当てて取り組みます。

事業の残りの期間では、得られた経験(モデル)を統合・体系化し、より持続可能な学校給食実施の構築に貢献できる教訓や要素を明確にし、これらの教訓を、子どもを対象に食事を提供している学校、団体と共有し、多様な状況に対応できる給食実施モデルの開発や強化のきっかけとしていきたいと考えています。


皆様のより一層のご協力、ご支援をお願い致します。


持続可能な給食実施のためのモデル作成事業の事業変更案について(2)

 修正事業について

2- 1. 今後の事業の方向性

 エクアドルにおける子どもの栄養改善を前進させるためには、社会全体で栄養教育プログラムを強化する必要があることは明らかです。健康的な食事の重要性は認識されているものの、(特定の疾患がある場合を除き)優先事項とは見なされていないのが実情です。特に経済的に困窮している地域ではその傾向が強く、炭水化物、塩分、糖分の過剰摂取といった健康リスクを伴う食習慣が常態化しています。

 こうした状況の背景には、国内の医療制度が「病気の予防や健康的習慣の促進」よりも「病後の治療」に重点を置いているという構造的な課題があるのです。本事業が掲げる「幼少期からの予防とセルフケアの文化」の定着こそが、現在のエクアドルに求められています。

 この考えから、サネとソハエは、二つの事業校で得られた経験に基づき、開発中のモデルを強化するため、地域社会の変化を踏まえ、保護者の直接的な参加のみでプロセスを維持することは困難な場合があることを認識し、事業見直しと調整が必要であると判断しました。

前述の1- 5.の課題を鑑みて、現状にあった条件のもとで給食実施を実現するために、今後の事業の方向性を次のように考え、事業案を修正しました。

 ① 給食実施の核としての給食委員会の役割を維持しつつ、実施に係る保護者の負担を減らす。

 ② 行政、地域社会の参加のケースを作る。

 

2- 2. 第2事業校に代わる事業対象校選考の経過

第2事業校での事業実施が不可能となったため、当初はこれまでの経験から得られた教訓をモデル開発に反映させることが重要であると考え、学校給食モデルの実施と分析を継続できる新たな事業対象校の選考を開始しました。調理室、調理設備の有無、毎日の給食提供の実績、給食準備のための食材確保の条件、生徒数、ソハエスタッフがサポート可能な位置にあることなど日常的な支援ができるかどうか、地域関係者の参加、組織的な実現可能性といった基準を考慮し、様々な選択肢を検討しました。

この選考過程において、給食提供を継続的に行なっている、事業対象にふさわしい学校が他にないこと、だからと言って給食経験を持たない新たな学校を選定することは、限られた事業期間において、事業の継続性に相当なリスクを伴うことがわかってきました。そこで、この事業に関心を示した、福祉施設を学校の代替候補として考えることにしました。


2- 3. 選考結果について

サネとソハエは、上記の事業修正の方針を踏まえて、新たに、学校に代わる施設として4つの候補の学校、施設を訪ね、検討してきました。その結果、「カサ・オガール・サンティアゴ児童養護施設」を対象としたいと考えるようになりました。この施設は、様々な理由で家族と生活できない、非常に脆弱な立場にある青少年にケアと保護を提供する施設です。厳密には教育機関ではありませんが、そこに暮らす青少年は地域の学校に通っています。この施設ではここに暮らす子ども達のために3回の食事と2回のおやつを出しています。

カサ・オガール・サンティアゴ児童養護施設選定の理由は以下の4点です。

 事業方針として、当初より、すでに当事者の努力で給食実施をしている学校と選定条件を定めていた。この施設はこの条件をクリアしている。

 ここは学校ではないが、子どもの福祉が目的であり、子どもの栄養状況の改善という点では一致している。

 この施設が事業に参加することで、保護者の参加が難しい、様々な形態の機関の参加を組み合わせた学校給食モデルを模索することが可能になる。この施設に対しては、通常半年から1年毎に更新される人間開発省との協定に基づき、社会包摂省(MInisterio de Inclusión Socialが食材費の約50%をこの施設に対して負担し、施設は調理担当者の雇用費を負担すると(一応の)規定がある。実際には経費の助成は、はるかに不足しているが、一定の期待は可能である。また、大型店舗や個人の寄付も受けているが、あくまでも寄付者の都合で行われるもので不安定であり、寄付される食材の質に問題があることが多い。事業への寄付者の参加も促すことで、これを改善していくことも考えたい。

 栄養改善の必要性、この施設には栄養士がおらず、適切な栄養摂取を確保するためにいくつかの基本的な側面を強化する必要がある(ベースライン調査)。

*ベースライン調査2について

ソハエのスタッフは施設を訪問し、施設の運営状況をより深く理解するための調査を行った。また、給食の運営状況を直接観察した。

これらの調査では、調理設備の状況、調理方法、昼食に使用される食材の計量など、関連情報を収集した。これらのデータは、支援開始前の給食の栄養価を推定し、今後実施する改善策を策定するために活用される。


2- 4. 今後の活動

 今後は次のような活動を行なっていきます。

    第1事業校における、事業後のエンドライン調査(20269月、10月予定)を行い、栄養士の関わりによる栄養的に優れた給食提供プロセスと、その有効性を可視化する。

 保護者の参加が困難な条件下で、給食委員会と多様な支援の組み合わせで持続可能な給食実施を

試みるために、代替施設で事業を行う(エンドライン調査は20262月に行う)

 ②の経験をもとに、多様な条件で実施可能なモデルを完成させる。

味の素ファンデーション助成 持続可能な給食実施のためのモデル作成事業の事業変更案について(1)

第1事業校(ウンベルトフィエロ校)での助成事業が大きな成果をあげ、12月から第2事業校(ラファエルコレア校)で支援を開始していましたが、1月に保護者がこの事業への参加の中止を決め、事業変更を余儀なくされていました。この経過についてお知らせします。

事業修正に至った理由モデルの有効性と抱えるリスク)

1- 1 1事業校での事業の経過(助成金の食材費への投入期間202412202511月)

第1事業校であるウンベルトフィエロ校では、保護者が教師の支援を受けながら、交代制で毎日の食事準備を担当した。毎日2人の保護者が参加し、生徒の食事の調理と使用場所の清掃を行いました。最初の数週間は、ソハエのスタッフが保護者と共に調理室で作業し、食材の計量方法、決められた献立に沿った調理方法、基本的な衛生基準の適用など、適切な調理に必要な様々なことができるよう支援しました。この支援プロセスは、栄養講習会によって補強されました。

給食改善によって子どもたちの学校生活は一変し、「授業中に居眠りをしなくなった」、「風邪を引かなくなった」、「食への関心が大きくなり家庭の食事にも改善が見られるようになった」などの報告がされています。保護者たちの反応も非常に良好で、現在では、自律的にこのプロセスを運営しています。改善の余地はまだありますが、事業開始時と比較すると、成果は明らかで、目標はほぼ達成されました。

 

1- 2. 1事業校での事業の成果と課題

第1事業校での経験から、子どもの栄養改善への有効な手段としての給食実施プロセスを示すモデル作成について、主として下記の5つのことが成果として挙げられます。

 スタッフと保護者の協力で、山間部の学校給食提供の基礎的なプロセスが構築された。

 山間部の学校への食材調達が可能になった。

 給食の栄養評価が行えるようになり、栄養改善についてみんなで考えられるようになった。

 栄養士の役割や重要性が認識されるようになった。

 地域社会が子どもの栄養改善のプロセスに関心を持ち、事業を支援するようになった。

一方で、課題として、ここで経験したモデルの持続可能性は主に保護者の積極的な参加と、食料供給の資金調達に貢献する外部企業や組織からの支援という2つの重要な要素に支えられていることが挙げられます。それはこれは条件によってはリスクともなるものでした。

 

1- 3. 第2事業校での事業の経過(助成金の投入期間20251220261月)

第2事業校のラファエルコレア校は毎日給食を提供している学校であり、それまでの教師との協力関係もあったため、第1事業校同様の取り組みが期待されていました。ところが、6月に調査を始めた頃からいくつかの困難が見え始めていました。連絡が届いていなかったとのことで保護者が誰も調査に来ないことありました。改めて連絡をしてもらって調査は継続できましたが、学校に行く時間がないという理由で最後まで来ない保護者もいました。事業の説明を行い、意見を聞く場では、保護者の反応は肯定的ではありましたが発言は少ない状況でした。サネとソハエ間の話し合いで当初よりこうしたことは懸念材料として認識していました。しかしそのような状況のなかでも、ラファエルコレア校では給食を出している実績があり、より栄養状態が悪い地域においてこの事業をやる経験は大事だと内部の会議では話し合いました。この時点では、実際に助成金を投入した栄養士のレシピの給食が始まれば、それが行動変容につながるのではないかという期待もあったのです。

しかし、期待とは逆に、助成金投入が始まった直後から顕著な問題が出始めました。まず、保護者たちは調理のシフトをこなすのに必要な時間を確保できませんでした。それまでこの学校で提供していた食事は、調理が簡単なものであったため、一人で調理できる内容だったにも関わらず、それさえ仕事で行けない保護者が多く、個人的にお金を払って他の母親に代役を頼むことが多く、現実には、実際に調理に関わっているのは34人の保護者しかいなかったのです。メニューに示されているような栄養バランスの取れた食事を用意するには、少なくとも常時2人が調理に参加する必要があり、かかる時間も長くなります。調理のために時間を割くことも難しく、人に頼むのにも経済的な負担になることから、保護者間での意見の相違が表面化し、継続が難しくなってしまったのです。

さらに、講習会、会議、打ち合わせなどの活動に参加する時間がない保護者がいることが状況を悪化さ、短期間で保護者から活動を中止するという決定が下されてしまいました。

 

1- 4. 2事業校での事業停止の要因(学び1)

事業停止の要因は、主として二つのことが挙げられます。

 地域自治会が学校の活動に決定権があり、地域―校長、校長―保護者、保護者―ソハエ間のコミュニケーションにも問題があったため、保護者が本音を言えない(言わない)状況があった。

 保護者の多くが労働収入を得るために仕事に従事しており学校の活動に時間を割くことが難しく、学校への関心も低かった。

このような、社会環境や組織的な状況から、給食提供の責任の大部分を保護者が担うことは困難でした。

 

1- 5. モデル作成上の課題(学び2)

この2校での経験から、子どもの栄養改善には給食が重要な鍵となることは確かですが、給食実施地域や学校の特性によっては、「保護者の高い関与」を前提とするモデルそのものが持続可能性を阻害し、実施上のリスクを招く可能性も浮き彫りとなりました。持続可能なモデルを構築するためには、以下の2点が重要であると結論づけました。

 周辺地域社会の変化に対応する、保護者に依存しすぎない給食実施のプロセスの検討

  特にコロナ禍の後の変化は顕著であり、多くの家庭が現金収入を得るために多くの時間

  を費やすようになった。その結果、地域によっては自治会や学校の活動への参加が難し

  くなってきている。実際にカヤンベ市を見ても、このような学校は多い。

給食実施のほとんどの過程が保護者の参加(無償で、義務の活動)を前提とした活動であったため、保護者が参加できないと給食実施が不可能になる、また、保護者同士の関係性やプロジェクトへの参加意欲がプロジェクト実施の継続性や成功に大きく作用するという問題点がある。保護者の参加が難しくても給食の実施と改善ができるようなモデルを必要としている。

 ② 行政、外部の参加を促す

  行政や寄付には期待できないという、これまでの事業経験からの前提があったが、給食実施の持続性は、やはり行政と外部の参加が大きな助けになる。行政参加や地域社会の参加(寄付)を生かす方法について検討していく。

   

2026年4月8日水曜日

緑の募金助成事業完了する ビデオをご覧ください


このビデオでは、パラモがどういうところか 、そして村の皆さんが植林作業をしている様子もわかります。この事業は、公益財団法人国土緑化推進機構緑の募金助成金を受けて行いました。改めて緑の募金に応えてくださった皆さんに感謝申し上げます。

2025年度の植林事業 子ども達の壁画作成の様子をご覧ください

植林事業は最後に子ども達による壁画の作成に取り組み、全ての計画を実施して無事に終わりました。

この事業は、学校を舞台として行うのではない、サネとしては初めての試みでした。ソハエのスタッフでもあったカテリネサンチェスさんのお父さんが、サンタマリアデミランという村の自治会責任者という立場で事業責任者をやったのですが、地域をよく知り、地域の信頼を得ている方が事業を進めてくださったことが、より地域にとって効果をもたらしたと言えます。

学校での活動ではありませんでしたが、子ども達も積極的に参加しました。


 

2026年3月6日金曜日

緑の募金助成植林事業報告2月

アンデス高地の生態系保護に関する意識向上のためのワークショップが、サンタ・マリア・デ・ミランのコミュニティの子どもと青少年42名を対象に開催されました。ワークショップのファシリテーターは作家のナタリー・ラランギさんでした。ワークショップでは、環境保護に関する物語から引用した資料やイラストを用いて行われました。


なお、事業地には写真のような表示をします。



緑の緑の募金助成植林事業報告

 報告が遅れてすみません。

12月以降の事業の進捗状況をお知らせします。

12月27日(土)

カヤンベ支部事務局のダーウィンが、ペペ・アルメイダ、ルベン・アルメイダと共に、植樹プロジェクトが進行中のサンタ・マリア・デ・ミラン地区を訪問し、植樹された木々の状態と生育状況を視察しました。

午前8時45分、コミュニティセンターに到着すると、地区代表兼プロジェクトコーディネーターのエルナン・サンチェス氏に迎えられました。少しお話を伺い、サンチェス氏からチームメンバーをご紹介いただき、子どもたちと若者を対象としたプロジェクトの第2回ワークショップの準備を進めていることを確認しました。

午前9時10分、地区住民所有の2台の車に乗り、10人ずつでパラモ(アンデス高地の湿原)へ向かいました。車で一部区間を移動し、その後は徒歩で移動しました。約1時間半、非常に急峻な地形を歩き、標高3,800メートルと推定される植林地に到着しました。木々は広く起伏のある場所に点在しているため、観察できたのは道沿いの木々だけでした。木々はまだ小さいものの、状態は良好でした。

さらに約30分、平坦ながらも狭い道を歩き、コミュニティに水を供給する取水口の一つに到着し、休憩しました。サンチェス氏と同行したメンバーは、自然と水源の保護に焦点を当てたプロジェクトを今後も推進していく意向でした。

コミュニティは下水道システムの設置事業も行っています。

訪問は午後1時20分まででした。








2026年1月2日金曜日

新年あけましておめでとうございます

皆様、新年明けましておめでとうございます。厳しい年明けではありますが、多くの皆様と共に日本とエクアドルの両国の発展のために、今年も協力しあって歩みたいと願っています。どうぞよろしくお願いいたします。

現地ソハエからメッセージが届いています。