2022年11月29日火曜日

ジョセリンのアジア学院留学が決定   寄付のご協力を!

サネはエクアドルのカウンターパートソハエに資金を送り、一緒に活動をしています。現地にスタッフを置かない組織が、現地の状況を的確に知り、人々が抱えているニーズ(困っていること)を知るのは大変なことです。きっとどうしているのかと思っておられる方々もおいでではないでしょうか。

私たちの宝は現地スタッフです。彼らの多くは元奨学生で、10年以上のお付き合いをしています。現地スタッフと十分な議論をし、お互いに納得した時点で、根本的な解決に向けて少しでも状況の改善を図れるような事業を考え、日本で事業計画を作りその資金調達のための助成金申請や寄付の呼びかけをします。事業を実施するのも現地スタッフです。もちろん詳細な打ち合わせが求められます。(写真は元奨学生たち 後列左端がジョセリン)

この私たちのチームの、信頼できるスタッフの一人がジョセリン・コヤゴです。

ジョセリンは2006年から12年に高校を卒業するまでの6年間、サネの奨学生として支援を受けながら勉学に励みました。彼女は母一人、子一人の母子家庭の育ちで、もちろん余分なお金はありませんでしたが、卒業後他の奨学金を得て中南米ではよく知られているホンジュラスのサモラノ農業大学で学びました。彼女が奨学生だった時はサネ会員の文通相手と毎月の文通を通して交流を深め、その関係は現在も続いています。

帰国後JICA事業の現地事業補助員として勤務しました。最初は山間部の学校に行って人々に話しかけるのも慣れなくて悩むこともありました。けれども事業の3年数ヶ月の期間に事業校の教師や保護者との間に信頼関係を築き、大きく成長しました。彼女が人々に語りかける姿は前向きです。明るく真面目で几帳面な性格であり、農業の知識は深いものがあります。( 写真は事業校教師と)

<アジア学院への留学>   アジア学院webサイト https://ari-edu.org/
アジア学院は栃木県にある、世界の途上国の農村リーダーを育成する日本の機関です。今回ジョセリンは2023年4月から12月までの9ヶ月間、農村リーダーになるために、それぞれの地域の資源を活かし、チームとして農業に携わっていくための学びと実習を積みます。日本の有機農業についても学びます。来日は3月下旬、帰国は年末になります。
彼女が大学で学んだ第一線の知識と技術に加えて、アジア学院での経験を活かして、カヤンベのより良い農業とサネ・ソハエがやろうとしている学校給食の実現のために活躍していって欲しいと願っています。

サネではアジア学院留学中に2回の報告・交流会を開きます。また、日本で応援する多くの方々にあって欲しいと考えています。
留学費用は、主としてアジア学院が出してくださいますが、渡航費用(エクアドルの日本人の方が出してくださいます)や日本でのサネの活動はサネが持つことになります。そのための資金を集めたいので、ぜひ寄付のご協力をお願いします!(写真は保護者にアンケートをとるジョセリン)

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