これは、 カヤンべでの奨学生との交流会の写真です。ちょうどエクアドルに滞在中の理事の宮地友美子さんも来てくださいました。写真を撮ってくださったのは、一緒に滞在していた若い会員の木崎詳子さんです。
毛糸の玉を投げて、受け取った人が自己紹介します。カヤンべの奨学生たちは、家庭が貧しく色々な困難を抱えている子が多いのですが、毎月開かれている奨学生の会に元気な姿を見せてくれます。みんな仲良しで、私たちにも親しく話かけてくれます。
奨学生たちは日本のSANEの会員と文通をしています。その文通相手のことを相手が男性ならパドリーノ、女性ならマドリーナと呼んでいます。
この日は、3月11日の日本の震災の直後で、奨学生たちもニュースを聞いてショックを受け、マドリーナが心配で泣いていた子もいました。
私は朝テレビで大騒ぎをしているのを見て知りました。日本とエクアドルは遠く離れていますが、太平洋を離れて隣り合わせ。テレビではエクアドル大統領が出演して、津波が来るから厳戒態勢をとるようにと何度も注意を喚起していました。私は日本に電話をして家族の無事を確認しましたが、非常に大きな災害になりそうなことと原発の問題が出ていることを知って心は重いままでした。
カヤンべの奨学生たちは、今『性と生について』の学習を進めています。エクアドルはまだまだ男性優位の社会ですが、性に関する社会のあるべき姿について考え、自分の生き方を考えていこうと取り組んでいます。(杉田)
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