最初は自己紹介やそれぞれの国の文化、行事、自然などの紹介が話題として取り上げられます。
たとえば、日本人にとって重要な四季の移り変わりは、エクアドルにはありません。乾季と雨季の違いを示す夏と冬という言葉はありますが、春も秋もないのです。
日本人は四季があることが普通だし、それが良いことだと思っている人は多いと思いますが、エクアドル人は四季がないことは良いことだと思っていたりします。
異なる環境に住んでいると常識も違います。そんなことに気づくのも面白いことですね。
少し文通が進んでくると奨学生たちは悩みを打ち明けたり、好きな人ができたことを報告したり、家族の病気やうまく行かないことなども書いてきます。文通相手に進路の相談をしたりもします。
少し紹介しましょう。
親愛なるマドリーナ(女性の文通相手を指すことば)へ 2月15日
昨日は最も好きな人に親友としてプレゼントをするという習慣となっている聖バレンタインが祝われました。
私は高校で友達がいますが、それほど仲良くはありません。一緒に食べたりはしますが、それだけです。でも一人親友がいます。タニアといって、小学校からの友達です。でもキトの学校に行っていてなかなか会えません。彼女のことをいつも懐かしく思います。
彼女は小さくて、緑の瞳を持っていて、だから私たちは彼女のことを『ネコ』と言っていました。やせていて、かわいい人です。私は彼女に、あなたが私に送ってくれた手紙をすべて見せています。彼女はあなたが送ってくださった日本の写真を見るのがとっても好きです。
1週間前に高校の絵のコンクールがあり、私も参加しました。賞をもらいましたが、ソハエの奨学生のカロリナも賞をもらいました。私たち二人は、今週の金曜日にカヤンベの全高校の絵画コンクールに出ます。
うまくいきますように。私は、あなたが私に送ってくれたはがきの桜の絵を描きます。これは私にとってとてもインスピレーションを与え、役に立つものでした。
ではこれでお別れします。私は今休暇中です。月曜日と火曜日はカーニバルの祝日だからです。多分これは重要な日なのですが、正直言って私はあまり好きではありません。どこに行っても気をつけていないと水をかけられるので、いやなのです。
お元気で。お手紙を待っています!
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