今年高校を卒業する予定の奨学生は9名です。そして、9名が新しく奨学生として入ってくることになります。ソハエのキト支部とカヤンベ支部のメンバーたちは、ソハエに寄せられた奨学生希望の子ども達の身上書を読み、家庭訪問をした上で新しい奨学生を決めることになります。
奨学生になるには、経済的に困難を抱えた家庭の子どもであること、勉学に対して積極的に取り組み良い成績をとっていること、将来社会に貢献したい気持ちを持っていることなどの条件を満たした子どもであることが必要です。
奨学生達は、毎月の奨学生講座に参加して他の奨学生達と共に色々なことを学びます。また、日本のサネ会員に毎月手紙を書き自分の生活の報告をします。サネの会員の中の希望者(パドリーノ・マドリーナと呼ばれています。この呼び名には里親といった意味があります)はこの手紙に応えます。使用言語はスペイン語ですので、多くの翻訳者がボランティアで翻訳をしてくれています。これが、サネの文通事業です。
サネの軸となっている文通事業は、毎月の奨学生からの手紙を受け取り、読んで、返事を書いてくださるパドリーノ・マドリーナの皆さんに支えられています。文通相手になっていただいた方には、決まった奨学生から日本語に翻訳された手紙が毎月届きます。また、地球の反対側に住んでいる子ども達にとって、見知らぬ国のパドリーノ・マドリーナの返事は一生忘れることのできないもので、深い絆が生まれることもあります。日常の出来事から少し離れて、文通を通してエクアドルで頑張って生きている一人の子どもの応援をしてみませんか?もしかしたらそれが日本や自分自身を知る一歩になることもあるかもしれません。
関心がおありの方はサネ奨学生部会までご連絡ください。
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