2023年5月4日木曜日

田辺農園バナナによる寄付活動

田辺農園さんは年に2回ほどバナナを寄付してくださいます。このバナナは市場を通さないこともあって新鮮な状態で飯能に届きます。今回は5箱ご寄付くださいました。そして飯能の皆さんに1本100円で買っていただきます。これは全額が寄付になり、カヤンベでの給食事業など子供の栄養改善のために使われます。1本100円で買ってくださることがどのくらいの価値があるのか、例を挙げてご紹介します。

 サネの事業は通常は食材費を寄付するものではありませんが、調理実習の時はひとり50セントの予算で食材費を計算し予算計上します。支援校全員の食数(生徒数)は1100人くらいですから1回調理実習をすると550ドル、75,000円程度かかります。田辺さんから寄付されたバナナは約360本ですから、食材費の半分くらいになります。

調理実習は現地の栄養士さんと話し合い、栄養士さんが指導して行います。ここ何年かお母さんたちに地元の食材を使ったより良い食事の組み合わせ、効果的で美味しい作り方を栄養講習会で伝えようと栄養士さんと共にやっていますが、机上で栄養の大切さを伝えようとしてもなかなか難しいのが現状です。でも、実際に作って食べてみると印象に残ります。3月にも調理実習を行い大好評でした。そして栄養士さんたちと相談をして今月中に再度調理実習を計画しています。

サネの教育環境改善事業は事業計画を作り、助成金を申請してそれが承認されたら助成金と自己資金で行います。子どもの栄養状態改善への支援は待ったなしです。しかし、残念ながら昨年今年度の助成金が通らなかったので、現在は自己資金(寄付金)のみで運営しています。調理実習費などの事業に直接かかる経費のほかに、事業責任者、栄養士への給与、車の経費など全てをサネの自己資金から出しています。みなさんのバナナ寄付、一般寄付をどうぞよろしくお願いします。





0 件のコメント:

コメントを投稿