その後、現地の多くの卒業生から無事の報告や、キトで大きな揺れがありびっくりして外に出たという話などがありました。また、カヤンベのスタッフのダーウィンとも話ができました。キトもカヤンベも大きな揺れがあったものの、今のところ会の関係者に人的被害などの報告はないということでした。しかし、SANEの創設のきっかけとなった1987年の地震は6.9だったということで、今回の方がずっと大きいです。被災地域は海岸地方の観光地でした。地震発生が週末だったこともあって多くの人がホテルに宿泊していたそうです。そのホテルが全壊してしまったために、まだ多くの人が建物の下敷きになり、見つかっていません。
『私たちはとても連帯感が強い国民だから、みんな何かで支援に関わろうとしています』とダーウィン。ラテンアメリカの各地からも救援が入っていますが、何か彼らの姿を見ると悲壮感というよりも使命感にあふれて凛々しい感じがします。困ったときはお互いさまという文化を強く感じています。
卒業生で昨年大学を卒業したばかりのダーウィンの弟のフランシスコは地球物理学(火山学)を学んでおり、これから大学院に進みたいと考えています。彼は参加している地球物理学のチームと共に余震の調査のために被災地に向かったそうです。余震はまだ続いています。彼からも連絡があり、情報を知らせてくれるそうです。
また、長年カヤンベで協力してくださった元教育委員のデ・ラ・トレー氏は、息子さんが被災地で遺体捜索の活動に携わっているとのことでした。
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