飯能ではもう20年近くエクアドルのフェアトレードコーヒーが販売されています。それも毎月仕入れをするほど愛飲してくださっている方々がたくさんおられます。年間にすると100kg位は軽く消費していると思います。飯能ではインタグコーヒーが飲める喫茶店(市民活動センター7階のモナミ)も。町中の旬菜カフェではコーヒーを購入できます。両方とも福祉系のNPO法人が経営しています。
そして近年はサリーナスのオーガニックチョコも。昨年は800枚売り上げました。飯能やその周辺地域では、エクアドルフェアトレード品が特別なことでなく普通に流通しています。おかげでどこのフェアトレードショップよりも新鮮な商品が手に入ることでも知られています。これは100%ボランティアで行われていて、収益はSANEを通してエクアドルの教育支援に使われています。そういうと大変そうですが、実はこういった活動を通して人々が密接につながっているのです。
こんな飯能ですが、実はつながりはそれだけではありません。
飯能は東京から近いのですが、広い山間地域を擁しています。コーヒー産地のインタグや活動地域のカヤンベにちょっと似ている環境です。飯能の中でも山間地にある間野黒指には、会員の詳子さんが住んでいます。彼女がエクアドルを訪ねたのは2011年。自分の住む地域の写真をエクアドルで紹介した時、向こうの奨学生たちの瞳は輝きました。『Hannoって同じようなところなんだ!』
詳子さんの住む地域は、過疎化に抗して数年前から地域の活性化のためにエコツアーを始めました。それがお散歩マーケット。ここでインタグコーヒーやサリーナスのチョコレートも販売されます。エクアドルの持続可能な地域発展をめざしてはじめられたコーヒー栽培は、SANEと詳子さんという媒介を通して、飯能のお散歩マーケットとつながったのです。
今回、和田彩子さんファミリーは、詳子さん宅を訪問しました。
実は彩子さんの2番目の娘さんのサチャちゃんの日本名が『柚子』。
ゆずちゃんが、詳子さんの農園の柚子の木と一緒に記念撮影です。
またひとつ、遠いエクアドルと日本がしっかりとつながった瞬間でした。
お散歩マーケットは、11月17日に開催されます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://kamibun.x0.to/eco/201311_sanpo_market_0.html
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