飯能は新しくできたムーミンの公園メッツァが大人気のようですが、例年通り飯能の南高麗地域でお散歩マーケットが開催されます(車も行かない山岳地域!の家々の軒先で1日限りのお店が開かれます)。2019年4月29日月曜日
給食がない学校の子ども達
カヤンベでは以前は不十分ながら政府からお米や豆が配給され、お母さん達が順番で学校に訪れて給食を作っていました。それが今では廃止され、工場製品のシリアルバーやポタージュの粉などが配給されています。
給食がない学校では子ども達はどのような学校生活を送っているのでしょうか。
この写真は事業対象校の小学校の1年生の教室でお弁当を食べている様子です。
よく見ると何も持っていない子どももいます。お弁当の中身も煮豆だけ、ポップコーン、バナナを一本など様々で、大変シンプルなものです。
子ども達は朝早く家を出ます。親達はそれよりも早く家を出るので朝ごはんを食べていない子どもも多いのが現実です。
一方で、下の写真はやはり給食がない学校ですが、家からお金を持ってきた子ども達が購買(バール)で食べるものを買っている様子です。
お金(20円から30円程度)を握りしめてもってきた手でパンをそのままもらっています。ご飯も何人分かは用意されていますが、多くの子どもが菓子パンと甘いヨーグルトや菓子を買っています。
その下の写真はまた別の学校ですが、この学校は就学前の3歳の子どものクラスから高校3年生までが学んでいます。給食がないので、学年の上の子ども達を中心に、購買の前で長蛇の列。やはりご飯を買っている子もいますが、チョコレートパンやお菓子を買っている子どももいます。
お金を持っていたい子ども達が食べているのは政府から支給された甘い味のついた牛乳とりんごです。そしてみんなそれぞれに外で立ったまま食べています。中には落としてしまって慌てて拾って食べている子もいます。
こうした状況を見ていると子ども達が学校で食べている食べ物、また食べている環境が良くないことを痛感します。

右の写真は、給食が始まった学校(ウンベルトフィエロ)の様子です。ここは食堂もあります。
みんなが落ち着いて座って、お母さん達が作ってくれたシチューを食べています。
政府の補助があるわけではないのですが、教師と保護者が協力しあって給食の再開が実現しました。
講習会ではこのような経験例を伝えて、自分たちにもできるということを感じてもらいました。
給食がない学校では子ども達はどのような学校生活を送っているのでしょうか。
この写真は事業対象校の小学校の1年生の教室でお弁当を食べている様子です。
よく見ると何も持っていない子どももいます。お弁当の中身も煮豆だけ、ポップコーン、バナナを一本など様々で、大変シンプルなものです。
子ども達は朝早く家を出ます。親達はそれよりも早く家を出るので朝ごはんを食べていない子どもも多いのが現実です。
一方で、下の写真はやはり給食がない学校ですが、家からお金を持ってきた子ども達が購買(バール)で食べるものを買っている様子です。
お金(20円から30円程度)を握りしめてもってきた手でパンをそのままもらっています。ご飯も何人分かは用意されていますが、多くの子どもが菓子パンと甘いヨーグルトや菓子を買っています。
その下の写真はまた別の学校ですが、この学校は就学前の3歳の子どものクラスから高校3年生までが学んでいます。給食がないので、学年の上の子ども達を中心に、購買の前で長蛇の列。やはりご飯を買っている子もいますが、チョコレートパンやお菓子を買っている子どももいます。
お金を持っていたい子ども達が食べているのは政府から支給された甘い味のついた牛乳とりんごです。そしてみんなそれぞれに外で立ったまま食べています。中には落としてしまって慌てて拾って食べている子もいます。こうした状況を見ていると子ども達が学校で食べている食べ物、また食べている環境が良くないことを痛感します。

右の写真は、給食が始まった学校(ウンベルトフィエロ)の様子です。ここは食堂もあります。
みんなが落ち着いて座って、お母さん達が作ってくれたシチューを食べています。
政府の補助があるわけではないのですが、教師と保護者が協力しあって給食の再開が実現しました。
講習会ではこのような経験例を伝えて、自分たちにもできるということを感じてもらいました。
給食の大切さを共有したカヤンベの6校での講習会
給食を出すことの大切さをひしひしと感じた事前調査を経て、この思いを先生方と保護者と一緒に共有することが最も重要な講習会の目的でした。その一部をご紹介します。
参加者:29人(教師13人、保護者16人)
スタッフ:ヘルマン、アンドレア(司会、以降すべての講習会で司会をする。写真)、モニカ、セグンド、黒岩、杉田
学校の状況:生徒数128人。学年は就学前クラス〜中学3年生。標高3321m。昨年9月から生徒に給食を提供できたのは学校菜園に収穫のあった2回のみ。普段は先生だけが学校で準備された食事を食べている。
調理室:8帖程度の広さ。バール(Bar購買のこと)の隣にある。部屋の間に小窓あり。冷蔵庫1台はバーの管理人が使用。火(薪)3つ、ガス台2。薪なら1時間も鍋を火にかければできあがるのでガス台よりも薪の使用頻度が高いとのこと。
バール:調理室の一角にある。村の委託を受けた学校管理人(女性)が担っている。菓子、パンを販売。月5ドルを払っている子どもだけが女性が作る食事を食べられる。ご飯の上に手羽元一本、玉ねぎ、トマトのみじん切りが少しだけ乗っていた。量は子供用の小さな茶碗一杯くらい。たらいのようなものに並べて入れておき、上から付近がかけられている。子ども自身が取り出して持っていく。バール横に水のタンクがあり、ホースから流れる水で食器を洗っている。
スタッフ:ヘルマン、アンドレア(司会、以降すべての講習会で司会をする。写真)、モニカ、セグンド、黒岩、杉田
学校の状況:生徒数128人。学年は就学前クラス〜中学3年生。標高3321m。昨年9月から生徒に給食を提供できたのは学校菜園に収穫のあった2回のみ。普段は先生だけが学校で準備された食事を食べている。
調理室:8帖程度の広さ。バール(Bar購買のこと)の隣にある。部屋の間に小窓あり。冷蔵庫1台はバーの管理人が使用。火(薪)3つ、ガス台2。薪なら1時間も鍋を火にかければできあがるのでガス台よりも薪の使用頻度が高いとのこと。
バール:調理室の一角にある。村の委託を受けた学校管理人(女性)が担っている。菓子、パンを販売。月5ドルを払っている子どもだけが女性が作る食事を食べられる。ご飯の上に手羽元一本、玉ねぎ、トマトのみじん切りが少しだけ乗っていた。量は子供用の小さな茶碗一杯くらい。たらいのようなものに並べて入れておき、上から付近がかけられている。子ども自身が取り出して持っていく。バール横に水のタンクがあり、ホースから流れる水で食器を洗っている。
(写真:説明をする教師)
感想:会場の天井は低く薄暗い。子どもはよく食べるので問題を感じないという保護者の声もあった。教師から地域で栽培される作物の調理法の知識が不足しているので今後の講習会のテーマに取り上げてほしいとの意見。菜園担当の先生からパソコンを使って菜園の現状について丁寧な説明があった。終盤、校長先生から事業からもらった種や肥料だけでは不十分、水道設備が不足しているので支援してほしいとの意見があった。他校の事例紹介に対して、自分たちもやっていたとの発言があった。初めての取り組みで時間が大幅に延長になった。前向きな姿勢を感じた。
アンドレアの感想:プロジェクトに前向きな姿勢の教師はいるが学校が必要としているすべてのものをSOJAEに解決してほしいとも望んでいる。講習会では大半の教師が理解を示していたと思う。保護者の大半は積極的に参加していて現状を変えたがっている。けれど発言に臆病な人たちもいたと思う。菜園は十分な広さがある。水不足の問題かくる影響は大きい。
グスタボ・アドルフォ・ベッケル校(3月28日 11:15-13:20)
参加者31人(教師14人、保護者15人)
スタッフ:ヘルマン、アンドレア、ジョセリン、モニカ、セグンド、黒岩、杉田
学校の状況:生徒数248人。就学前クラス〜高校3年生。風が強く寒い。標高3655m。講習会の前に保護者2名(女性)に菜園を案内してもらう。菜園は広くはないが多くの種類の野菜を育てている。SOJAEによる菜園指導は3年前から。麦、ソラマメ、Albeja, Oca,Chochos,じゃがいも, レタス、白ネギ、いちご、ほうれん草、キャベツ、コリアンダー、えんどう豆、パセリ、レタスを栽培。
政府の資金で2棟の建物を建設中。1棟は1F食堂調理室、2F図書室。もう1棟は理科室(物理、生物)の予定。PC室があり9台のデスクトップPCあり。黒い水タンクあり、ただしトイレ脇に手洗い場はあっても水は出ない。蛇口がついていない。
おやつの時間のベルが鳴るやいなやバーの入口前に子ども達の長い行列ができる。ゴミはあまり落ちていない、地元出身の教師3名。
調理室:同室。約6帖。ガス台4、流し台1、直火コンロ、煙突、窓あり。冷蔵庫なし。(写真:保護者の話に参加する黒岩)
バール:軽食メニューはご飯とじゃがいも、チョチョスにレモン添えの2種。いずれも子ども用の茶碗一杯くらいの量。パン、ヨーグルトの販売あり。子ども達にはチョコパンとヨーグルトの組み合わせが一番の人気とのこと。30セント。
参加者発言より(教師):食事がワンパターン、各家庭で菜園をもってはどうか。子ども達は集中力がない、学校で一日過ごすだけの体力ない。野菜、果物の摂取不足。菜園では常に収穫があるよう栽培計画が必要。学校菜園の拡大。事前調査結果では子ども達は毎日朝食を食べていると回答したようだが嘘をついている。子ども達が学校に来るなり最初にすることは牛乳とシリアルバーを食べることで、お腹を空かせてきており、朝食を食べていないのは明らか。バーの運営者に栄養のある食品を扱うように頼んではどうか。
(保護者談)土地をネギの栽培に使っている。近くに保健センターがない。子どもは病気をする。炭水化物ばかり採っていてたんぱく質、野菜・果物足りていない。政府支給の牛乳とクッキーが好きではなく家に持ち帰ってくる。毎日、牛乳とクッキー、牛乳とクッキー、牛乳、クッキーでは飽きる。家で牛乳を生産しているが売ってしまう。
感想:学校全体に一体感があり、前向き。給食室と食堂の建設が進んでいる。
(保護者談)土地をネギの栽培に使っている。近くに保健センターがない。子どもは病気をする。炭水化物ばかり採っていてたんぱく質、野菜・果物足りていない。政府支給の牛乳とクッキーが好きではなく家に持ち帰ってくる。毎日、牛乳とクッキー、牛乳とクッキー、牛乳、クッキーでは飽きる。家で牛乳を生産しているが売ってしまう。
感想:学校全体に一体感があり、前向き。給食室と食堂の建設が進んでいる。
アンドレアの感想:これまでの講習会のなかで一番良かったと思う。多くの教師が菜園事業に関わっているし新しい給食事業にも同じように関わっていくと思う。講習会にも積極的に参加していた。保護者は自分の子どもが良い食事をしていない問題に気がついている。これは活動をしていくための第一歩だ。良い点の一つは既に多様な作物を栽培している菜園があること。他校と同じように調理法を扱う講習会を開催してほしいと要望があった。その他のメリットとして校内に食堂、調理室の建設工事が進んでいること、給食を提供するための調理道具や食器も備わっていてプロジェクトを実施しやすい状況にあること。
2019年3月27日水曜日
講習会始まる
3月18日から22日にかけて、事前調査として子どもへの聞き取りと校長先生へのインタビュー行いました。子どもへの聞き取り内容は、朝ごはんを食べているかどうか、学校で空腹を感じることはあるかどうか、学校で何を食べているのか、それはどこで買ったのかというものです。
今回大変印象深かったのは、事前調査で訪問した6校のうちすでに給食(補助食)を提供できている学校は3校で、それぞれ学校の購買を廃止していました。特に最後に行ったサンパブロ・ウルコ村のウンベルト・フィエロ校では、子どもが学校でお菓子を食べることを全面的にやめることにしました。通常カヤンベの学校では子ども達が教室の内外で休み時間中に自由に食べ物を食べています。そのせいで菓子の包み紙などのゴミも多く落ちています。ウンベルト・フィエロ校は校内にゴミがなく、落ち着いた雰囲気でした。アソシアシオン・ピタナ村の小規模校ラファエル・コレア校でも給食を始めていました。ソハエのスタッフのアンドレアがこの二つの学校を訪ね、この経験をまとめていました。
さらに今回の事前調査の中で、遠隔地のピサンビージャのヘネラル・アントニオ・エリサルデ校でも購買をやめ、給食のメニューを作って出していルことがわかりました。昨年までにはみられなかったことです。

食事を出している学校と、購買に頼っている学校とでは全く子ども達の様子が違います。訪問した私(杉田)自身が改めて学校で食事を出すことの大事さを認識しました。
今回は、こうした経験も講習会で伝えることにしました。
講習会は、25日から始まりました。後から現地に着いた栄養専門家の黒岩晴子さん、現地スタッフの農業専門家ヘルマンとアンドレア、元カヤンベ教育委員、大学の先生で先住民言語を話すセグンドさん、元奨学生で大学で農業を勉強したジョセリン、農業産品加工を大学で学んでいるモニカと一緒です。
初日はカルロス・ビセンテ・アンドラーデ校、昨日はルイス・ウンベルト・サルガド校でしたが、どちらも過去に食事を出していた経験がありますが、現在は出せていない学校です。再開するには何が必要なのか、先生方や保護者の皆さんと一緒に考える機会になりました。
今回大変印象深かったのは、事前調査で訪問した6校のうちすでに給食(補助食)を提供できている学校は3校で、それぞれ学校の購買を廃止していました。特に最後に行ったサンパブロ・ウルコ村のウンベルト・フィエロ校では、子どもが学校でお菓子を食べることを全面的にやめることにしました。通常カヤンベの学校では子ども達が教室の内外で休み時間中に自由に食べ物を食べています。そのせいで菓子の包み紙などのゴミも多く落ちています。ウンベルト・フィエロ校は校内にゴミがなく、落ち着いた雰囲気でした。アソシアシオン・ピタナ村の小規模校ラファエル・コレア校でも給食を始めていました。ソハエのスタッフのアンドレアがこの二つの学校を訪ね、この経験をまとめていました。
さらに今回の事前調査の中で、遠隔地のピサンビージャのヘネラル・アントニオ・エリサルデ校でも購買をやめ、給食のメニューを作って出していルことがわかりました。昨年までにはみられなかったことです。
今回は、こうした経験も講習会で伝えることにしました。
講習会は、25日から始まりました。後から現地に着いた栄養専門家の黒岩晴子さん、現地スタッフの農業専門家ヘルマンとアンドレア、元カヤンベ教育委員、大学の先生で先住民言語を話すセグンドさん、元奨学生で大学で農業を勉強したジョセリン、農業産品加工を大学で学んでいるモニカと一緒です。
2019年3月18日月曜日
2019年エクアドル出張について
3月から始まったJICA委託事業のための出張が3月14日から実施されています。
出張計画の概要についてお知らせします。
出張計画の概要についてお知らせします。
1. 出張目的
(1) JICA草の根支援事業の開始にあたり、事業の確実な実施のために、現地カウンターパート、行政、事業実施校教師に事業の共通理解を図り、意見交換を通して計画をより良いものにする
(2) 栄養講習の実施を通して、給食実施の重要性をみんなで認識し、事業への取り組みの動機付けとする。
(3) 出張者の、現地の状況のより良い理解の機会とする。
2. 活動概要
(1) 現地カウンターパートSOJAEとの事業に関する打ち合わせ
(2) 学校給食連絡協議会の開催
(3) 事業実施校での学校給食委員会の開催、学校菜園と食事の状況調査、講習会の開催のための打ち合わせ
(4) 事業実施校での講習会の開催
(5) カヤンベ市保健省、同教育省を訪問し、事業について説明をし、協力を要請する
(6) JICAエクアドルを訪問し、打ち合わせ、報告を行う
3. 学校訪問
期間中事業実施校(6校)を2回訪問します。1回は講座の準備と事前調査、2回目は講座の実施のための訪問です。
4. 講座について
目的:学校でより良い食事を出すことの大切さを認識することによってこの事業への動機付けとする
対象者:事業実施校の教師と保護者
内容:90分の参加型ワークショップ
①グループになって理想の食事を考える
②子どもの食事について心配なことなどを出し合う
③事前調査の報告(子ども達の学校での食事の状況)
④(手作りの食事を提供している)ウンベルト・フィエロ校の経験を聞く
⑤学校での食事の提供に向けてできることを考える
⑥先生方の学校菜園と食事の提供についての現状の報告
2019年3月2日土曜日
ピサンビージャでの学校菜園
ピサンビージャはカヤンベ中心部から車で1時間以上山の中に入っていったところにある村です。中心部から離れており、交通は不便で貧困も厳しい地域です。村に入ると程なく村の学校であるアントニオ・エリサルデ校と併設された保育園が見えてきます。この学校には高校3年生までの課程があり、全部で300人以上の生徒達がいます。こんなにたくさんの子ども達はどこから来るのだろうと不思議になる程ですが、家々が離れているので簡単には見つけられないのです。
保健省の健康調査によると子ども達の寄生虫、そして栄養不足が問題になっています。お腹を壊す子どもも多いようです。学校が中心地から遠いこともあって先生方は長く勤めることが少ないので、学校の経営は大変な様子です。それでも校長先生は前向きな人で、全ての生徒達をよく知っています。この学校にはSANE/SOJAEの奨学生も通っています。広い農園を持っていて、保護者も学校に来て野菜を栽培したり畑の世話をしたりしています。学校では食事を出そうと保護者も先生方も頑張っています。収穫があったときはお母さん達が料理して出したり、子ども達が家に持って帰ることもあるそうです。
保健省の健康調査によると子ども達の寄生虫、そして栄養不足が問題になっています。お腹を壊す子どもも多いようです。学校が中心地から遠いこともあって先生方は長く勤めることが少ないので、学校の経営は大変な様子です。それでも校長先生は前向きな人で、全ての生徒達をよく知っています。この学校にはSANE/SOJAEの奨学生も通っています。広い農園を持っていて、保護者も学校に来て野菜を栽培したり畑の世話をしたりしています。学校では食事を出そうと保護者も先生方も頑張っています。収穫があったときはお母さん達が料理して出したり、子ども達が家に持って帰ることもあるそうです。
この学校の先生から今日届いた元気な写真をご紹介します!


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