2021年12月18日土曜日

講習会三日目。初めての給食!

ピタナアルト村のルイスウンベルトサルガド校は、コロナ構に給食が実施にまで至らなかった唯一の学校です。朝食を食べてきていない子どもが多い貧困の厳しい地域で、保護者の協力も弱い中で、ここでどのように給食を出すのかは大きな課題です。
けれども今回の講習会では真剣に栄養士の話を聞き、みんなの協力で給食を作り、子ども達も保護者も喜んで食べる姿が印象的でした。スタッフは、保護者に連絡をしたり、調理室や教室を使えるようにするなどの、学校での事前の準備は行いません。それぞれの学校で校長先生と先生方が保護者の協力を得て準備を進める必要があります。それだけに各学校の状況がよく分かります。この学校でも大変よく準備ができていて、スタッフは感激していました。

子ども達も教室で距離をとりながらも楽しく食事している様子が写真から伝わります。

調理をした母親達にも教室で食事をしてもらいました。


また、講習会の前後でスタッフによる一人ひとりへの面接でのアンケート調査を行いました。その中で、栄養士が母親達の声に耳をかたむけ、会話を交わして、毎日子どもにお金を持たせて店で適当な食べ物を買うよりも、同じようにお金を使うとしても、健康的な給食を食べる方が良いという声を聞けたと報告がありました。大きな成果です。






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