カヤンベでは連日雨が激しく降り続いています。写真は雨の中を学校に着いたばかりの車の様子です。
このような厳しい中、保護者の皆さんは予定通り集まってくれて講習会が行われました。
コロナ感染症で長く閉鎖していた学校でしたが、感染症が落ち着いている今、子ども達のためにできることをやりたい、この講習会は『おいしい給食をお母さん達も子ども達も経験して、学校に給食のある良さを実感してもらいたい!』というスタッフみんなの思いで実施しています。
14日の初日は遠隔地で標高3600mにあるロッテドス村のグスタボアドルフォベッケル校です。まずは成長期の子どもにとって大切な栄養のこと、調理の方法、給食の大切さを話します。話すのはスタッフのジョセリン・コヤゴ(元奨学生です)と、今年度から事業に参加してくれることになった栄養士のアナ・マルケス。栄養士の参加は本当に心強いです。講習会の後、お母さん達が調理したのはウチュハクのスープです。ウチュハクはJICAの世界のみんなのお弁当に紹介したエクアドルの料理。まだご覧になっていない方は是非こちらをご覧ください。ラファエルコレア校の可愛い子ども達の真剣なお弁当箱の踊りも見ることができます。https://www.youtube.com/watch?v=A-DydEO0sfo調理室での調理はこの写真のように薪で行います。薪はガスのように町から運ぶ必要もなく、お金がなくなったら買えないというものでもないので貴重です。煙の害を避けるために、煙突の位置は重要です。彩の国さいたま国際協力基金の助成金で昨年度も調理室の改修を行いましたが、今後も学校によっては調理室の改善を行っていく必要があります。
ネギは学校菜園のものでしょうか。学校のあるカンガウア教区はネギの産地として知られていますゆで卵もたくさんできました。貴重なタンパク源です。
出来上がったスープをみんなでいただきました。寒い雨模様の中、暖かいスープはとても美味しかったようです。お母さんに食べさせてもらっている子ども達、美味しくいただけたようですね。先生からもらっている子もいます。
講習会の後にお母さん達一人一人に面接をしてコロナ禍で学校がない時の子ども達の様子や食事について丁寧に聞き取りをしました。最後の写真はその様子です。
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