奨学生のダビッド君が9月に交通事故に遭いました。事故当時意識はあったものの怪我が重く、元通り動くようになるかわからない状態でした。その後無事に手術を終え、リハビリを受けるところまで来ました。社会保険病院に入院をしたため(エクアドルには社会保険制度があります)、入院にかかる経費はいらなかったのですが、少なくとも2ヶ月間はリハビリに毎日通う必要があり、キトの病院までの交通費、リハビリにかかる費用、薬代などがかかり、家族には大きな負担になります。家庭は経済的に困窮している上、このような緊急時にサポートできる制度はありません。
エクアドルでは、社会保険の制度があるなど、貧困家庭で緊急事態が起きた時に、社会の救済措置がないわけではないのですが、それは一時的、部分的で不十分なもので、こういったことがきっかけとなって家庭が崩壊したり、怪我を十分に治せないまま障害を抱えてしまうことになります。ちなみに事故を起こした車は逃げてしまい逮捕されていません。
SANE(サネ)では、ダビット君が安心して治療に専念できるよう、少しでも支援できたらと会員の方々を中心に寄付を呼びかけています。集まったお金はSOJAE(現地組織ソハエ)が管理し、ダビッド君の家族の必要に応じて支給するようにします。また、余剰金が出た場合は今後の緊急事態に備え、今後、他の奨学生も使えるように考えています。
〜 一人一人の子どもを大切に見守りたい 〜
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