2020年4月8日水曜日

現地と結ぶSNS

新型コロナ感染症の脅威にさらされる私たち。圧倒的な脅威を前に現代社会の脆弱さを見せつけられる思いがします。ただでさえ遠い日本とエクアドル ですが、現地の状況が気になっています。
そのような毎日を救ってくれるのがSNS。現地とはFacebookやWhatsAppで結ばれています。ソハエのスタッフ、元奨学生たち、事業校の先生たちとは以前からグループができており、私たちに直接メッセージや写真が届いています。最近のやりとりをご紹介します。

元奨学生のシンティア:
シンティアはリウマチを患いながら、しかも両親からの支援はもらえない中で、ドイツの奨学金をもらって生化学を大学で勉強したまさに苦学生です。素晴らしいダンサーでもあります。彼女はちょうど就職活動中です。キトに住んでいます。
特に病気を持つ人が感染をすると危険な状態になるので心配をしていましたが、元気で過ごしています。自分は生化学を学びウイルスがどのようなものかよくわかっているので気をつけているとの返事をもらいました。ただ、医療関係者の不足もあって国が生化学をやっている人々にも協力するように言ってきているのでそれが気になっているとのこと、もし召集がかかった時には、病気のことを話して免除してもらえるようにしたいとのことでした。

事業校の教師:
学校は先月からもう1ヶ月近く休校になっています。このような状況でも、これまで世話してきた菜園の作物を枯らせる訳にはいかないと頑張っている学校もあります。日本と違って、エクアドルでは基本的に外出は禁止されており公共交通機関が止まっています。学校の多くは遠隔地にあり、外から通ってきている教師は行くことができません。そのような中、学校のある地域に住んでいる教師や、保護者が菜園を守ることになります。
サンパブロウルコ村のウンベルトフィエロ校では、一人の教師ネストルさんが水やりから家畜の世話までやってくれています。また、ピサンビージャ村のヘネラルアントニオエリサルデ校ではお母さん二人が学校に行って世話を続けているそうです。
この問題が起きた時、これまで積み上げてきた活動の成果が水の泡となるのではないかと大変心配しました。今もその不安はありますが、現地でも努力が続けられていることを知り、大変励まされる思いです。

SNSに感謝です。








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