カヤンベのサンパブロ・ウルコ、ピタナ・アルトでは学校菜園事業が順調に進んでいます。学校は1学期を終えて休暇中ですが、畑は作物が育ち、2学期に生徒たちが戻ってくるのを待っています。雨の不足はあったものの、ジャガイモの収穫は無事に終わり、種まきした穀物や野菜の芽が出て成長しています。
これは、けして普通のことではありません。このブログで何度かお伝えしてきたとおり、エクアドルの中央集権的な教育改革において、政府はオルタナティブを歓迎してはいません。そうした中をこれまで通り学校菜園を継続し、保護者によって給食を作っているのは、SANE/SOJAEが支援している学校だからこそ。難しい状況の中でこれまでやってきたことをそのまま継続できるということ、それは学校との信頼関係が確かなものであり、政治的な動きの難しい地域をよく知り、保護者とつながりあっているスタッフが適切に事業を進めているからです。
私たちは政府の改革を大切なことだと考えていますが、学校教育の場においてもこのように地域の力を引き出し、伝統的な農業やそれを支えてきた文化を守っていくことも、同様に大切だと考えています。難しい状況の中、どこまでがんばっていけるのか、あるいはどのようにやっていけるのか、先は見えません。けれどもやれることをやっていくことで、これまでと今とこれからのエクアドルの地域の教育を切れないようにつないでいきたいと考えています。
2月23日はエクアドルコンサートです。こうした事業を支えるのは、自己資金です。みなさまのご入場がこうした事業を支えます。寒い毎日ですが、どうぞコンサートにおいで下さり、私たちの活動を知ってください。
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