2012年9月25日火曜日

新しい奨学生アンドレア

アンドレアはホアン・モンタルボという町にお母さんと二人の弟と一緒に住んでいます。一人の弟は障がいを持っています。
お父さんはいません。お母さんへの暴力がひどく、6年前にお母さんと子どもたちで家を出てきたのです。
お母さんは、洗濯や掃除をやって毎月150ドル(1万2千円程度。)の収入を得ています。これが彼女の家の全収入です。
ちなみにエクアドルの国家統計調査局によると、最低必要な生活維持費は4人家族で400ドルを超えています。この半分以下ですから大変な生活をしていることが想像されます。
でも、アンドレアは勉強が大好き。お母さんは小学校しか出ていませんが、子どもたちを学校に行かせるために努力しています。そのおかげで彼女は高校に進むことができました。(学校は授業料無償です。)行っている高校はカヤンベ技術高校。技術を身につけて家族を助けられるようになりたいというのが彼女の願いです。そして、彼女は20点満点で18点というとても良い成績を取っています。

カヤンベ支部はこのような子どもたちを6人奨学生に迎えました。
毎年そうなのですが、新しい奨学生は入ってきた時はとても恥ずかしがり屋。人前で話すのも苦手です。でも、先輩奨学生の優しさや明るさ、そしてスタッフの助けを得て、見違えるほど積極的になっていきます。
キト支部でも4人の新しい奨学生が決まりました。

みなさん、こんな奨学生たちを支援していただけませんか。

【支援の方法】

1.会員になる・・・・月3千円の会費を払う会員になっていただけると、ほぼその額が1人の奨学生の奨学金に当たります。経済的に大変という方は、月2千円、1千円の会員になるというサポート方法も。1回だけの寄付(賛助会員)もあります。SANEには、直接活動はしないけれども会費を払うことで会員として支えて下さっている方がたくさんいます。

2.文通をする会員(男性ならパドリーノ・女性ならマドリーナと呼びます)になる・・・・会員になって経済的支援をしながら誰か一人の奨学生の手紙を毎月受け取り、時間がある時に返事を書いていただくという支援の仕方があります。相手の奨学生は文通相手の存在を心の支えとして学業に励みます。基本的に高校卒業まで支援していただきます。

ご連絡をお待ちしています!

写真は集まってワークショップをやるカヤンベの奨学生たち。みんなとっても仲良しです。




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