私たちの会は現在40人の中・高校生に奨学金を送り、日本の会員と文通をしながら高校卒業まで見守っていくという、奨学生プログラムを続けてきました。
エクアドルでは8月下旬から新年度に備えて各学校で登録が始まり、9月には新年度が始まります。カヤンベ支部とキト支部では新しい奨学生を選考していますが、昨日カヤンベ支部から新奨学生の承認願いが届きました。
新年度の定員は10名。支部では高校や個人から提出のあったたくさんの申請書を確認し、家庭訪問に行く候補者を決めるために第1回の選考をします。 その後、候補者の家に家庭訪問をし、最終的に第2回の選考委員会で決定します。
私たちが基準としているのは、
1.経済的に困難を抱えていること
2.勉学に意欲を持っていること
3.保護者がいること(両親でなくてもよい)ということ
ですが、それぞれ状況が異なるので数字で見るのではなく、一人ひとりじっくり検討していきます。
このプログラムでは、奨学生とSANEの会員の間で文通を行っています。奨学生からは毎月手紙が届きます。
なぜ文通?それは次のような理由からです。
支部によっても状況は違います。キトは都市の周辺地、カヤンベは田舎なので、社会背景が異なるので、子どもの状況も変わってきます。
1.奨学金をもらって学んでいることを自覚する。
2.自己表現の力をつける。
3.1対1の交流を深めることで信頼関係を作る。
4.他の文化を知る。
SANEの会員は、手紙に応えて時間がある時に返事を書いています。もちろん言語が日本語とスペイン語で異なるので、翻訳ボランティアが翻訳をやってくださっています。そして、事務局に手紙が集約され、国際宅急便DHLが無料で送って下さっているのです。
写真は夏の研修ツアーでオヤカチ自然保護区に遠足に行ったカヤンベの奨学生たち
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