2012年1月18日水曜日

奨学生の成長を見守る

エクアドルでは北部アンデス地域のほとんどの学校が6月に年度を修了し、新学年は9月に始まります。年度の終わりに現地の奨学生部会では一人ひとりの年間報告を作成し、日本のパドリーノ・マドリーナ(奨学生と文通をしているSANEの会員)に送ってきます。



この年間報告を読むとそれぞれの奨学生の1年間の成長が伝わってきて感慨深いものがあります。




恥ずかしがりやでおとなしい奨学生だったディグナは昨年高校を卒業しました。プログラムの中で人前で話をすることができるようになりました。奨学生担当のダーウィンは、『ディグナと一緒にいたこの間、彼女は物静かであったが、その一方で協力的で、責任感があり、彼女の家族が、彼女が高校を継続するために努力していることがよくわかった。(彼女の二人の兄姉は小学校だけしか出ていない。) 大変優秀な生徒であり、学業が継続できるよう願っている。』と書いています。


そして、彼女は手紙で励ましてくれたマドリーナにこんなメッセージを。『マドリーナは良い人で友人でもありました。なぜなら、私に下さったすべての手紙に私に前進するようにと励まして下さったからです。とても愛を感じており、尊敬しています。』


マドリーナはこのメッセージを受け取って本当にうれしかったそうです。そしてこれからも励ましていきたいと話してくれました。



温かく彼女を励まし、共に歩んできたSANE/SOJAE(ソハエ)の奨学生プログラム。彼女は新しい人生へと旅立ちました。これからが大変です。でも、マドリーナを始め、スタッフのみんなが彼女の人生を見守っていることを忘れず、自分を信じて歩いていってほしいですね。



SANEは現在パドリーノ・マドリーナを1名募集しています。ぜひ関心のある方はご連絡ください。


(写真はカヤンベの奨学生の集まりの様子)






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