エクアドルの子どものための友人の会では、中高校生のための奨学生プログラムを実施していますが、じっくり時間をかけて育ってきた子どもたちは、やがて高校卒業期を迎えると、当然のように専門教育を希望するようになります。
今現在も多くの卒業生が、困難を乗り越えて医学、経済、情報、機械工学、警察学校など多様な分野で学んでいます。エクアドルでは国立大学の授業料は無償になりましたが、それでも学業に必要な経費は重くのしかかってきますし、多くの人に開かれたということでむしろ入学が難しくなってしまったという現実もあります。また、高校卒業前から家計を支えて働いている奨学生もいます。当然大学に行きながら多くの子どもたちは働いているのです。
エクアドルの子どものための友人の会(SANE)では、こうした大学や専門校で学ぶ青年たちを応援するために、専門家育成事業を行っています。この事業は『大学は基礎教育ではないのになぜ支援するのか』『どんな青年を対象にするのか』といった議論を呼んできました。そして現在、SANEはこの事業を無利子の貸与を行う奨学金として、広く多様な分野で学ぶ元奨学生に支給しています。同時に、医学など緊急の必要性には独自に対処しています。広い教育支援と同様に、地域社会を支えていく良きリーダーを育てることが大きな課題だと考えているからです。
SANEは、この事業への支援を広く呼び掛けています。ご寄付、ボランティアとしてこれに関わる活動をしたい・・という方、ご連絡をお待ちしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿