サネの奨学生事業の大きな特徴の一つは、毎月サネの会員に届く奨学生からの手紙です。今日はそんな手紙の一つをご紹介します。エクアドルは気候変動の影響で雨不足による停電が続いていますが、学生たちの生活にどのような影響があるのかも知っていただけたらと思います。
*マドリーナは文通相手に向けて奨学生が呼びかける呼称で、女性ならマドリーな、男性ならパドリーノと呼ばれます。
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2024年11月7日キトにて
パウラより 奨学生番号: XXX
マドリーナへ
こんにちは、マドリーナ、あなたとあなたの素敵な家族全員に愛情を込めてご挨拶を申し上げます。皆様のご健康を願っております。
10月は学業面でとても大変でした。すべての科目で試験とプレゼンテーションが行われ、1学期の成績に大きく影響します。停電がなければ、これほど大変なことにはならなかったでしょう。プレゼンテーションの準備には、インターネットが必要でしたが、停電のため限られた時間しか検索ができませんでした。私が住んでいるところでは、午前4時から午後3時まで電気が止められたり、午後5時から夜中まで止められたり。宿題、勉強、プレゼンテーションに費やす時間は非常に限られているのです。みんな真夜中に起きて午前 4 時まで課題をこなすなど、やや極端な方法で対応しました。だから私たちの睡眠時間はほとんどありませんでした。最近政府から、ネットを必要とする宿題を割り当てるべきではないという声明が出されましたが、私の学校では未だにネットを必要とする課題を出す教師もいて、このような短い電気供給の時間の中で適切な課題をこなすのは大変です。
一方、家では父の誕生日がありました。停電の問題はありましたが、父を食事に誘ったり、Tシャツをプレゼントしたりして楽しい一日を過ごしてもらいました。母と妹は、小さなケーキといくつかのものを購入する担当でした。父は 44 歳になり、私は最近、時間が経つのが早すぎると感じています。父には今後何年も生きてほしいし、私がどのように目標を達成するかを見届けてほしいと思っています。特にパンデミックが終わり、日常に戻ってから、以前は1日がもっと長くて、より多くのことに取り組む時間があったなーという印象があります。 あなたも最近、時間が経つのがとても早く感じますか?そう思っているのが私だけではないことを祈ります。
最後に私はあなたに大きなハグを送り、神が常にあなたを気にかけて祝福してくださるようお願いします。ここエクアドルでは、いつでもあなたのために私がいるということを忘れないでください。
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