2024年2月7日水曜日

緑の募金助成 植林作業が急ピッチで進んでいます

政府の承認が遅れ植林作業ができなかったのですが、ようやくここで承認が取れて学校での植林が始まりました。以前から準備されていた苗木の運び込みと、植林する土地の準備、穴あけ、植え付けが行われました。写真はパンバマルカ村のカルロスビセンテアンドラーデ校の様子です。

この事業は、エクアドル・カヤンベ県パンバマルカ村のカルロスビセンテアンドラーデ校とピタナアルト村のルイスウンベルトサルガド校で行われています。両校とも標高が高い場所に位置しており、植林が計画されている場所は強風、低温や乾燥のために菜園の実施が困難な状況です。エクアドルは子どもの栄養不足が深刻な問題となっており、この解決のためにサネは学校での食事の提供を可能にする事業を行なってきています(LUSH助成)。この学校や菜園を強風から守るための植林です。

同時に、両校とも水の供給が不安定です。ルイスウンベルトサルガド校では、村が共同で使っている貯水池から水をひくためのホースはありますが、学校が使うことができるのは週2回のみで、乾季には水不足が深刻です。カルロスビセンテアンドラデ校でも、灌漑設備が整っていないために雨水に依存しなければなりません。両校とも植林予定地が斜面にあり、土地の貯水能力も低いため乾季には、子ども達がペットボトルで水を運ばなければなりません。苗木が育つためには両校とも雨水を貯めておくタンクを設置し、水の安定的供給を図ることが重要です。今回は保護者が集まって行う植林は遅れましたが、貯水タンクの設置は終わっているため、安心して植林を行うことができます。







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