2月3日に東京と飯能で現地奨学生とオンラインで繋がって、毎月の文通を楽しんでいる会員の方々や翻訳ボランティアの皆さんの交流の会が行われました。
サネの奨学生事業は、現地の36人の奨学生(経済的に困難を抱えた家庭の勉学に強い意欲を持つ中高校生)とサネの会員で奨学生との交流を希望する方々との間で毎月の手紙交換を行っています。
ここで、サネの奨学生事業をご紹介しましょう。
<サネの奨学生事業って何?>
サネは、奨学生事業とカヤンベ市山間部の困難を抱えた小学校の環境を改善するための教育環境改善事業の2つの事業を行っています。地域の全ての子どもたちを対象とする教育環境改善事業と異なり、奨学生事業はエクアドルの人々が自らの手で社会を変えていくことができるようにという会の目的をより強く意識し、社会の支えとなる人材を育てる事業です(とはいえ、決して彼らが特定の職業に就くことを望んでいるわけではありません)。
サネが日本の会だという特徴も大事にされており、日本との交流の機会も持っています。中でも毎月の手紙の交換は、手紙を読んで返信するという活動に参加をしてくださっている会員の皆さんはもとより、言語の違いや事務作業の大変さがある中で事業担当者や翻訳ボランティアの献身的な仕事のおかげで、サネ発足以来ずっと続いています。
今回は、現地の奨学生とこの文通事業に携わっているサネ会員や関心のある方々が集まって交流をしました。以下、交流会の様子です。
左の写真はサネ事務所(飯能市にあるワークスペースブックマーク。右後ろのスペースが実のデスクです)での交流の様子です。パソコンの画面には奨学生や東京の皆さんの様子が写っています。新しくカナダ人のJさんも入会してくださり、文通を一緒に楽しんでくださっています。
こちらはにこにこハウスの皆さんです。にこにこハウスは、心の病を持った方々が生涯現役で働くことのできるアットホームなレストランです。ランチの時間はいつも一般客の皆さんで賑わっています。にこにこハウスの皆さんもこの文通に参加してくださっており、みんなで一人の奨学生と交流し成長を見守ってくださっています。
お店には手紙交換の様子がわかる手紙が掲載されています。一方、こちらは東京大学駒場校舎に集った会員の皆さんです。つい最近までエクアドルを訪ねていた方のお話や、専門家のお話を聞いて、エクアドルの様子やスペイン語の話などでも盛り上がった様子でした。参加者はどちらの会にも参加でき、それぞれ楽しみました。
今どき手紙なんて!と思われる方も多いかもしれませんが、ゆっくり相手のことを思い、自分の想いを表現して見る時間は貴重です。このような活動に関心のある方は是非ご一報ください。事業スタッフや翻訳ボランティアも募集中です。
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