コロナ感染者数がピークを過ぎた様相のエクアドルは、1月末には100万人中の感染者数が日本よりも下回りました。政府は学校での授業を希望者に限って行うという措置をとっています。
このような中、子ども達により良い食事を提供できるように、給食の実施を持続可能なものにしていきたいと、カヤンベの事業校6校では日々努力が進んでいます。事業校6校のうち、3校はコロナ禍以前に既に自分達の力で週に何回か(2校は毎日)の提供が実現していました。しかし、残りの3校はいろいろな問題が重なっていて給食の実施が困難な学校でした。
以前にもこの欄にご紹介しましたが、現地スタッフとの話し合いの中で、給食の実施のために最も必要なことは、みんなが『給食があってよかった!』と実感することだと一致し、そのために全員の保護者に給食調理体験をしてもらい、保護者の手で作られた食事を子ども達に食べてもらおうという『コロナ対応追加事業』を計画、実施することになりました。この3校は子どもの数が200人〜250人で、家庭数は100程度です。人数が多いので5回に分けて給食の調理と栄養を学ぶ講習会を行うことにしました。
12月に第1回の講座を実施した後、コロナ感染症が急増し、1月は学校が休校になって実施できなくなったのですが、今月は感染症数の減少とワクチン接種が進んだおかげで各校2回の講習会が進んでいます。同時に別の3校への農業と栄養の通常講習会も実施しています。
通常講習会
Nº | 日程 | 実施校名 |
1 | 2月 8日(火) | General Antonio Elizalde 校 |
2 | 2月10日(木) | Humberto Fierro校 |
3 | 2月11日(金) | Rafael Corea校 |
コロナ対応講習会
Nº | 日程 | 実施校名 |
1 | 2月16日(水)2回目 | Gustavo Adolfo Bécquer 校 |
2 | 2月17日(木)2回目 | Luis Humberto Salgado校 |
3 | 2月18日(金)2回目 | Carlos Vicente Andrade校 |
1 | 2月23日(水)3回目 | Gustavo Adolfo Bécquer 校 |
2 | 2月24日(木)3回目 | Luis Humberto Salgado校 |
3 | 2月25日(金)3回目 | Carlos Vicente Andrade校 |
給食を支える学校菜園事業も土づくりなどが進んでいます。現地から連日送られている写真をご紹介します。
ヘネラルアントニオエリサルデ校の土造りの様子(2月3日)
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