この間、エクアドルでは不安定な政治やインフレなどによって人々の生活は困難を極めてきました。2007年にコレア大統領が選出されてから7年間、現在は安定した政権運営が継続していますが、地域の人々の暮らしは厳しいものがあります。
こうした中で、SANEは飯能市を始め全国の市民の協力によって、キト(都会の周辺部)とカヤンベ(農村地域)で、奨学生支援を継続してきました。また、カヤンべでは山間部の村の学校を中心として、学校菜園事業(子ども達に伝統農業の技術と手づくり給食を提供)と技術教育事業(生活を豊かにする手仕事の技術と就職への道を提供)を行ってきました。
けれども今SANEの活動は経済的に危機を迎え、継続そのものが危うくなっています。
今、市民の意志によるこうした活動はエクアドル社会の中でどのような意味、あるいは価値があるのでしょうか?エクアドルという、日本ではあまり知られていない地域での活動について改めて考えてみたいと思います。
今回は日頃よりSANEに協力下さっている、エクアドルや中南米の社会や教育、開発協力に詳しい専門家にコメントを頂きながら、SANEの今後の方向性を探ってみたいと思います。SANEならではの実践と学問の世界の出合いの場です。この機会を活かして、会場の皆さんからの気軽なご意見、ご質問もお聞かせいただければと願っています。お忙しい中ですが、どうぞご参加ください。
日時:5月25日(日) 10時30分~12時30分
場所:飯能市市民活動センター(JR八高線、西武池袋線東飯能駅隣 まるひろ7階)
報告者:杉田優子(SANE代表理事)3月の出張での現地の様子を中心に話します。
進行・コメンテーター:受田宏之(SANE理事 東京大学准教授)
コメンテーター:宮地隆廣(東京外国語大学准教授)
<宮地さんってどんな方?>
その研究スタイルは、大変に実直で論理的なち密さ正確さをもって持論を展開するというものです。
最近博士論文をもとにした本を出されました。
<受田さんってどんな方?>
受田さんは宮地さんの先輩に当たる方。経済学者で、メキシコがフィールド。 教育や開発協力、NGO活動にも詳しいです。常に誠実で相手を尊重し、的確な指摘と大きな協力をしてくださいます。とてもやさしい方で、多くの人から信頼を得ています。
主 催:NPO法人 エクアドルの子どものための友人の会(SANE)
問い合わせ先:SANE事務局 info@sanejapan.org
0 件のコメント:
コメントを投稿