3時よりカヤンベ奨学生を集めた講座が開かれ、ここに参加させてもらった。事務所が狭いので、カヤンベにあるインファ(INFA – Instituto de la Niñez y la Familia 幼年期、家族支援協議会・・いわば日本の社会福祉協議会のような組織)の部屋を借りて行われた。この組織は以前は半官半民の組織であったが、現在は政府によって組織の大改革が行われ、政府の機関として経済的・社会的包括省の管理下に置かれている。コレア政権の福祉政策の一つである。
この日は21名中15名の奨学生が集まった。講座の内容は、劇を演じる前の体のウオーミングアップから始まった。現在、担当のダーウィンは大学で若者の集団活動を指導するライセンスを取得するため講座を受けているそうである。体操後3班に分かれ事前に打ち合わせた台本で劇を披露してくれた。自分を積極的に表現する子、苦手な子とさまざまである。特に男子にとっては人前で自分をさらけ出すのは大変のようであった。元奨学生で元大学生のアンドレアが非常によく奨学生の面倒を見ていた。
講座終了後全員が事務所に移動した。そこで日本のパドリーノからの手紙が渡されたが、4名の子どもたちが手紙を受け取れなかった。実際、その場に立ち会い、子どもたちの寂しい表情を見ると文通の責任の重さを痛感する。自分も年に数回しか手紙を書かないので偉そうに言えないが、SANEとしてパドリーノに任せるのではなくて、手紙を書いてもらう具体的な工夫が必要である。
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