現在サネはLUSH助成の学校菜園とその収穫物を使った学校給食への提供の事業を行っています。事業校は6校なのですが、昨年8月に始まった大統領選挙に伴う政権交代のプロセスで長く行政の機能が止まってしまい、事業承認が遅れたこと、治安の悪化で非常事態宣言が出て学校での対面授業が行われなくなってしまったことなどによって、事業は遅れていました。このブログでもそのような中をスタッフが事業校を訪問し、できることをやってきた様子はお伝えしてきましたが、ようやくどの学校でも学校菜園の収穫が見られるようになっています。美しい菜園の様子をお届けします。また、コロナ禍の中で2021年に設置した手洗い場が今もしっかり機能し、子ども達の衛生環境にっ役立っている様子が写真から見ていただけます。
General Antonio Elizarde校(ヘネラル・アントニオ・エリサルデ校)
中心地から車で悪路を1時間半の僻地にある学校です。生徒は3歳から高校生まで255人います。広い農地を持っていますが、荒れていたのがこれだけ回復してきました。レタス、フダンソウ、キャベツ、コリアンダー、人参、長ネギ、そら豆、ビートなどが育っています。週に一度木曜日に食事を提供しています。
Carlos Vicente Andrade校 (カルロス・ビセンテ・アンドラーデ校)
突然始まった教室建設で学校菜園も調理室も資材置き場になってしまったという状況でしたが、やっと工事が終わった様子です。
Rafael Corea校 (ラファエル・コレア校)
狭い校地ですが、ビニールハウスを活用して見事な学校菜園をやっており、給食を毎日だしています。比較的中心地に近いところにある小規模な学校で生徒数は71人。政府が廃校にしようと決めたのに対して保護者と教師たちが協力して抵抗し、学校を存続させたという歴史を持っています。菜園でできているのはレタス、レモラチャ、コリアンダー、ほうれん草、そら豆、大麦などです。
Gustavo Adorfo Vequel校 (グスタボ・アドルフォ・ベッケル校)
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