2024年4月に始まった味の素ファンデーション助成事業『住民と共に開発する学校給食の持続可能な実践モデル』は3月で最初の1年間を終えました。現地にスタッフを持たないサネにとってカウンターパートのソハエと緊密な連携をとり、すべてのことについて話し合いながら両者が納得するところで目的の実現のために活動内容を積み上げてきた一年でした。その成果を少しづつお伝えします。
それまでの話し合いや調査の期間を終えて、12月から食材購入に助成金が投入された給食が保護者の手で始まりました。この写真は事業校であるウンベルトフィエロ校の給食準備をしているお母さんの様子です。頭にはキャップをして、エプロンをかけて調理しています。さらに、まな板を見ると片方は緑のマークが入っていて野菜を切っています。もう一方は肉の調理をしています。栄養士はそれまでの食事調査をもとに地元の状況を見ながらより良い給食のレシピを作り、保護者は調理方法はもちろんですが、食材を計量することや、衛生的な調理の方法を学びました。
少しずつこの習慣が保護者のものになってきています。
0 件のコメント:
コメントを投稿