2012年4月24日火曜日

つながれ、被災地とエクアドル

このブログでもご紹介したとおり、今回の震災の後、被災地支援や放射能の問題に取り組んでいる市民の方々に協力をお願いして、エクアドルの若い人たちに向けたメッセージを書いていただき、3月の出張時に持って行きました。
そのメッセージに奨学生たちが応えてくれましたのでご紹介します。

<Oさんからエクアドルの若者へのメッセージ>

若い人たちへ
学ぼう

教師から、親から、老人から、友人から、先輩から、後輩から。
考えよう

学んだことを基に自分の頭で考えよう。考える力を育てよう。
走ろう

自分で考えたら行動を起こそう。

立ち止まろう

たまには立ち止まって、自分の考えに合っているか見直してみよう。もし違っていたらどうするか考えよう。そして再び走ろう。

君ならできる。

2011311日の大震災で、下の写真の人たちが住む大槌町も大津波に襲われ、
たくさんの命、たくさんの財産を失いました。

この写真の4人も工場を大津波で失いましたが「もう一度立ち上がる」と決意し、日本中の人たちに支援を求めました。(注:写真は掲載していません)
4人合計で失った財産は10億円以上。

この4人のために、「工場を再建しろ」と日本中から集まった支援金は、もうすぐ
1億円です。

まだまだとても足りないですが、4人は仮工場を建てて魚の加工場などの仕事を始めました。

大きな被害にあっても、多くの人の力を借り、4人で励まし合い、笑顔で頑張っています。

「もうダメかもしれない」と思っても、頑張って立ち上がればたくさんの人が助けてくれます。

もしあなたに「もうダメかもしれない」と思うときがあっても、必ず助けてくれる人がいます。

顔を上げて歩き出せば好転することを信じよう。

<奨学生からの返事>

Oさんへ
SOJAEファミリーより心をこめてご挨拶いたします。
この手紙はあなたの感動的なメッセージに感謝するために書きました。
あなたの手紙を読み、地震に際して多くの困難や障害に勇気を持って直面した日本人の素晴らしさ、努力を知ることができ、私達が大変感動したことをお伝えします。
あなたの手紙を読んで、私達にとって最も印象的だったのは、次のメッセージの深さでした。『もうダメかもしれないと思っても、がんばって立ち上がればたくさんの人が助けてくれます』という文です。この文は私達に、たくさんの困難があっても、前に向かって進んでいけること、目的を達成できること、何よりも人生には私たちを支えてくれる人たち、そして私たちの目的がかなうよう助けてくれる人がいるだろうということを教えてくれました。
私達は、日本人が感じた、失ったものに対する、さらに失った家族に対して感じたつらさ、苦しみや、不安を想像します。けれども、そうであってもみなさんは人生に立ち向かい、できる限り前進しようと決心し、お互いに助け合っています。私達はそれこそが本当のヒーローだと思います。
世界が彼らの示してくれた勇気と闘いをお手本にすることを願い、私達奨学生自身がこれからの人生で起こりうることの中で、自分の望みを実現するために闘っていきたいです。
心をこめてさようなら
SOJAE奨学生より

Oさんはこの手紙を被災地に届けたいと言ってくださっています。





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