2021年3月12日金曜日

JICA委託 コロナ対応事業、栄養・衛生講習会が始まる!

 



3月11日、コロナ禍に苦しむカヤンベの僻地、ピサンビージャ村のウンベルトフィエロ校にSANEの支援が届きました。当日はカヤンベ中心部は小雨模様。現地から今日できるかどうかわからないと何度か連絡があり、たくさんの食料セットの準備をしていただけにどうなることかと日本のスタッフもハラハラしていました。現地は遠隔地で危険な山道を1時間ほど上らなくてはなりません(標高約3300m)。雨が降れば最悪です。けれども、現地は雨は落ちていない、行けました!と嬉しい連絡が。支援が人々の元に届いた!国内と現地での、昨年からの数ヶ月間にわたる苦労が報われた思いの一瞬でした。ここに掲載している写真は、この学校のSANEの現役奨学生ヘオマラさんが撮影して届けてくれたものです。上の写真の食料セットの右脇に建てられている看板はこの日のために作られたものです。長い家までの道のりを食料セットを乗せて帰るのを待つ馬がいました。

支援の内容は、手洗い場の設置、調理講習会と食料セットの配布、衛生講習会の実施です。
このうち、手洗い場の設置は順調に進んでいましたが、講習会と食料セットの配布は学校での授業が始まった後で実施する計画でした。けれども長引くコロナ禍のために政府からの授業実施の政策はいつまでも出る様子はなく、教室でやることは断念。下の写真のようにソーシャルディスタンスをとって、しっかりマスクをして集まりました。生徒数は326人、家庭数はほぼその半数です。資料を配布し、食料セットを使った調理の仕方、手の洗い方や感染を防ぐための衛生面での注意についても説明し、食料セットを配布。人数が多いので何回かに分けて行われました。

この事業は後2校で、明日(現地では金曜日)と来週行われます。

写真は食料セットを持ち帰る人々。食料セットの中身は、米、大麦、キヌア、マグロ缶、穀物の粉、豆類、オートミールなどです。





0 件のコメント:

コメントを投稿