『人を支援するということはなかなか難しい』と、災害支援でも国内の子ども支援でも感じた経験はありませんか?エクアドルの子どものための友人の会(SANE)は、1989年に会を設立した時にどういう会として出発するのか色々話し合いました。例えば、次のような疑問をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか
*限られた数の子どもに特別の支援をすることで、社会の現状って変わるのだろうか?
*それよりたくさんの子どもを支援することを考えた方が良いのでは?
*どうやって支援する子を決めているのだろうか?
*支援した子はどうなっているの?
*奨学生と日本人会員の文通ってうまくいくの?
SANEは今キト市とカヤンベ市という全く異なる環境の中高校生を対象に奨学生プログラムの実施しています。キト市は首都。面積も広いし人口も多いです。一方カヤンベ市は飯能市と同じくらいのサイズで人口8万人台の農山村の市です。ここにそれぞれ17人と18人の子どもたちがこのプログラムに参加しています。そして35組の奨学生と会員が毎月文通をしています。そして、このプログラムを現地で支えているのは他ならぬ卒業生たちです。
SANEの奨学生支援は28年になりました。この間にどんなことがあったのか、上の疑問は私たち自身も常にぶつかって立ち止まって考えてきたことです。SANEの奨学生たちはその後の大学生奨学金貸与の返済率が高いこと、後輩支援の活動へ参加することも多いことでも知られています。なぜなのでしょうか。
SANEや国際協力に関心を持ってくださる方はもちろん、関心がない方でも支援について考えて見たい方がいらっしゃれば是非ご参加ください。
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