初めて現地の話を聞く方も多く、会場には熱気がありました。

パオラは『もし奨学生になっていなかったら、もし皆さんのご支援がなかったら、今の私はありません』
という言葉で話を始めました。彼女の家は貧しく学校に行く交通費や教材のお金を払うのが困難でした。そのような彼女がこの支援を受けたことで、経済的に助かったというだけではなく、大きな支えを得たこと、そして学業を頑張って、1番の生徒だけがなれる旗手を務めることができたことは大きな自信につながったと話しました。高校卒業後、ドイツの奨学金を得て大学を卒業し、今はその奨学金を出しているNGOの職員として仕事をしています。家族や親戚の中で大学を卒業したのは彼女が初めてでした。卒業式の時のたくさんの親戚も集まって喜ぶ姿が写っている写真は印象的でした。
『今、多くの卒業生がボランティアとして仕事をしています。この一人ひとりの後ろにはそれぞれの歩んできた人生があり、家族がいます。みんなが日本の皆さんの支援に深く感謝をしています。』と彼女は話しました。
彼らの話の後、交流の時間を持ちましたが、多くの人たちが彼らと親しく話をしていました。二人はカヤンベと帰途の奨学生担当もしているので、いつも文通をしてくださっている会員の皆さんは相手の子どもの様子を聞くこともできたようでした。
報告会ありがとうございます。
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