2012年12月29日土曜日

キトから12月のお便り

キトの12月はイベントが多いです。まずはキト祭。ある観光会社の案内を参考にすると・・・
キト祭は、毎年12月6日に行われる歌や踊りなどが中心のお祭りです。祭り当日の1週間前くらいから荷台を改造したトラックの上に人々が乗り込んで音楽やパフォーマンスを繰り広げながら街を走り回り、マーチングパレードやダンス、ライブショーなどのパフォーマンスが市内の至るところで行われるとのこと。市内の闘牛場で南米から集まった闘牛士たちによる闘牛が繰り広げられる。一番賑やかなのが5日の前夜祭で、仮装したり、あるいは着飾ったりした無数の人々が夜を徹して人々が歌や踊りで盛り上がるそうです。ですからキト支部の奨学生たちも5日の夜は泊まり込んで楽しむようですよ。


 
これはクリスマスの集まりです。最後の写真の中央は奨学生担当のイバンです。



2012年12月25日火曜日

今年もお世話になり、ありがとうございました!

カヤンベからのクリスマスのメッセージと共に、みなさまにごあいさつ申し上げます。
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。
日本は経済的な不況が続き、特に震災後は国際協力への関心も低くなっているように感じています。このような中、SANEのような地味な組織に関心を持っていただき、ありがとうございました。おかげさまで、エクアドルの奨学生たち、カヤンベの学校の多くの子どもたちの人生を少しでも豊かなものになるように、そして日本のより良い姿を考え作っていく力となるように歩んでくることができました。
どうぞ、来年もよろしくお願いいたします。
みなさま、お元気で良い年をお迎えください。
<カードの中央にあるのは、ぺぺの言葉です。>
私が夢を選んだのではない。
ただ、夢がやってきたのだ。
翼がほしいと思ったのではない。
ただ飛びたいと思っただけなのだ。
 

2012年12月17日月曜日

カヤンベの奨学生プログラム

SANEの奨学生プログラムは、単に奨学金を渡しているだけではありません。奨学生がより深く学べるような研修会の開催や、仲間作り、そして村の小さな学校の子どもたちに働きかけるようなプログラムを持って訪問するなどのボランティア活動などを、卒業生の力も活かして積極的に行っています。
毎月奨学生を対象に行っている研修を紹介しましょう。
この写真はカヤンベの奨学生たちです。
今年の奨学生研修のテーマは『読むこと、書くこと』です。
これは、文学的、心理学的、社会文化的な視点で行われています。
色々な文章を読んで、一般的な文章と批判的文章の違いを理解し、最終的には文章の性格を読みとり、価値を判断できるようにするという目的を持っています。
写真でファシリテーターをやっているのは卒業生のアンドレアです。英語の教師になるために大学で学んでいますが、来年はアジア学院の研修生として日本にやってきて農村リーダーとしての知識や技術を身につける予定です。カヤンベでは教師は重要な地域のリーダーの役割を果たします。

このようにSANEの奨学生プログラムは長いスパンで地域のために働く青年たちを育てていきます。

2012年12月14日金曜日

3つのSと1つのCーSANEの価値を考える

事務局の会議での話題です。

今年のコンサートのテーマ『Continuidad 継続』についてコンサートの後でもずいぶん話題になりました。苦しい時も続けることの大切さを今日ほど感じる時はないとしみじみと語ってくださる方が多いです。

SANEは1987年から始まったエクアドルのアンデス北部の活動を引き継いで1989年に設立され、今日までそのスタイルを変えずに活動してきました。

そのスタイルとは、ナマケモノ倶楽部の代表をされていた辻信一さん(明治学院大学教授スローイズビューティフルの著者)の表現によれば、スローで、 シンプルで、スモールな会。姜尚中の続悩む力にスモールイズビューティフルの本(シューマッハー著)紹介がされていましたが、確実さの薄い世の中にあって、小さくても確かなものに気づき、大切にすることは大切なことです。SANEは活動を始めたカヤンベとキトで子どもたちの教育のために、政治体制や社会状況が変化してもそれに左右されることなく人々と共に歩んでいる数少ない組織です。

この3つのSと共に大切なのは、確実さCertaintyです。じっくりとドンカルロスの遺志を継いで進んでいきます。

エクアドルでは6人の子どもたちが文通相手(パドリーノス)を待っています。みなさんもじっくりゆっくり一人の子どもと文通を通して一緒に歩いてみませんか。
SANEの奨学生プログラムは多くの卒業生を出し、社会で活躍しています。

SANE現地創設者、カルロス・アルメイダ氏逝去

みなさまへ
カルロス・アルメイダ氏が亡くなりました。95歳でした。
SANEもお悔やみの手紙を出しましたが、SOJAEから送られた文章をご紹介します。
SANE創設のころを想像し、思いを共にしていただけたらと願っています。

SENTIDO PÉSAME(弔意)


Estimado Pepe (尊敬するぺぺへ)


Mediante la presente expresamos nuestro sentido de pesar por el fallecimiento de Don Carlos Almeida. El trabajo que hoy realizamos como SOJAE es sólo la continuación de lo que ustedes (Don Calos y tú) iniciaron. Pues nuestra historia comenzó tal como se menciona en un verso: ドンカルロスアルメイダ氏のご逝去に対して私たちの思いを表します。SOJAEが今行っている仕事はドンカルロスとあなたの仕事の継続にすぎません。私たちの歴史はこの詩が表現しているようなものでした。(注:この詩はおそらく葬儀のためにぺぺが書いたものだと思いますが、20周年記念誌に同じ内容の詩が全文掲載されています。)       写真はSANE創設当時のドンカルロス。


"Empezamos sin pensar 

Alguien tenía que hacerlo (...)

Así empezamos el grupo,

Con la esencia de mi viejo

Esperando rescatar

A los niños de mi pueblo". (…)
深く考えることもなく始めた
誰かがやらなくてはならないことだった
こうして我々は始めたのだ
我が父の精神と共に
我が国の子どもたちのために


Don Carlos ya no está acompañándonos físicamente, pero su espíritu, su esencia, nos seguirán acompañando y guiando en nuestro caminar. Su fuerza de carácter, su férrea voluntad nos han enseñado que en tiempos difíciles no se puede ni debe claudicar.

ドンカルロスは肉体的にはもう私たちと共にいませんが、彼の精神、思いは我々と共にあり、私たちの歩みを導いています。彼の性格の強さ、硬い意思は、この仕事は困難な時にも放棄できない、してはいけないと教えてくれました。

Finalmente, pensamos que el mejor homenaje que se le puede hacer a un hombre de trabajo es trabajar porque la esencia perdura mientras la obra continúe.
最後に、仕事に生きた人への最も素晴らしい称賛は、その仕事を継続することだと考えています。私たちの活動が継続している間はその本質は続いていくからです。


Un fuerte abrazo en estos momentos difíciles.
困難の時に強い抱擁を贈ります。



Atentamente

丁重に
SOJAE


Ecuador, 8 de diciembre del 2012
2012年12月8日エクアドルにて

2012年12月6日木曜日

ふやふやクリスマス仕様

もうすぐクリスマスですね!
ふやふやでは、特別にクリスマスセットをご用意しております。

エクアドルのオーガニックコーヒー、チョコレートのセットを
クリスマスプレゼントにいかがですか?

★セット一例
* コーヒー1、チョコ3      1,900円
* コーヒー1、チョコ1、紅茶1  1,820円 

 その他のセットは、下記注文書よりご覧ください。


↑こちらは先月ご注文を頂いた、マヤナッツスイーツとコーヒーのセットです。

『香りのよいコーヒーとやさしい素朴な味わいのクッキー、とても喜ばれました。
 ありがとうございました。機会がありましたらまたお願いします。』と、嬉しいコメントも頂きました!
クリスマスの定番お菓子、シュトーレン(¥2,000)も予約承り中です!
シュトーレンはドライフルーツを漬けるところから始まり、試作を重ねて出来たこだわりの一品です。

ぜひお試しください!

注文は12月10日まで。ご注文お待ちしております!

エクアドルコンサート報告

12月1日(土)、Jose Almeida氏(ぺぺさん)とカチート寺澤さんによる
エクアドルコンサートが入間市文化創造アトリエ・アミーゴにて開かれました。

ラテン・ボレロのリズムに乗せて、
ぺぺさんの甘い歌声、カチート寺澤さんの美しいギターとチャランゴが響きわたり
会場はロマンティックな空気に包まれました。

最後はエクアドルのサン・ファニートのリズムで多いに盛り上がりました。



お越し頂いた皆様、有難うございました!

2012年12月5日水曜日

コンサートへのご協力に深く感謝します

12月1日のコンサートには60人余りの方々においでいただき、温かい雰囲気の中で素晴らしい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。