2011年12月26日月曜日
ボランティア募集!
下記のどれかに該当する方で、月に1回~週に1回程度の活動が可能な方はご連絡ください。
事務所(埼玉県飯能市)においで下さる方、歓迎です。(場合によっては交通費の1部を支払えます。)
自宅での活動も可能です。主な活動は事務作業ですが、一緒に子どもたちの成長を見守っていきませんか。
・スペイン語をある程度理解する方
・奨学生プログラムに関心のある方
・エクセル操作のできる方
ご連絡は info☆sanejapan.org まで。(☆を@に変えてお使いください。)
2011年12月24日土曜日
エクアドルからクリスマスのメッセージ!
Reciban un abrazo fraterno; y con él los sinceros deseos de que estás navidades estén llenas de dicha y felicidad.
¡¡Feliz Navidad !!
2011年12月22日木曜日
OKIKOBO様よりご挨拶
ご挨拶をいただきました。
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平素よりお世話になっております。
東日本大震災被災青年支援奨学金基金(OKIKOBO基金)です。
本年は、大変お世話になり、ありがとうございました。
お礼の気持ちを込めたグリーティングカードを添付いたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
グリーティングカードはこちら
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※OKIKOBO様へ、震災寄付金としてSANEより4万円を寄付させていただきました。
東日本大震災被災青年支援奨学金基金の会
http://www.okikobo.com/scholarship/Home.html
2011年12月14日水曜日
2011年12月13日火曜日
新奨学生のパドリーノス決まる
この文通相手を、男性ならパドリーノ、女性ならマドリーナ、両方一緒にパドリーノス(スペイン語は男性中心ですねー。便利だから使ってしまいますが・・。)と呼びます。
エクアドルの奨学生たちは、毎月30ドルの奨学金をもらっています。エクアドルは物価が高く、額としては大きいものではありません。でも、彼らが受け取るものは奨学金だけではありません。毎月の奨学生向け講座、彼ら自身のボランティア活動、さまざまなイベント、パソコンセンター利用、先輩からの補習などなどを通して、かけがいのない仲間を得、社会を見る目を育てているのです。
そして、もうひとつ大切な活動として、毎月日本のパドリーノスへ手紙を書くことが課せられています。
文章を書くことはエクアドルの子どもたちにとってあまり日常的なことではありません。最初は何を書いてよいのか四苦八苦。でも、パドリーノスからの返事をもらって、少しずつ心を開き、文章を書くことにも慣れてきます。12歳から18歳までを過ごす彼らは、まさに思春期真っただ中。しかも、多くの子どもたちが経済的にだけではなく、家庭的にも問題を抱えています。そんな彼らの成長を、地球の裏側から見守り、手紙を書いて励ましていくのがパドリーノスの大切な役割です。
今年もそんな気持ちでパドリーノ・マドリーナを引き受けてくれた10人の方々、ありがとうございます!
そういう、私(杉田)もその一人。実は、ウェンディ、ルイス、カルロス、クリスチャン、ヴィオレタに続いて6人目です。ウェンディは現在結婚してママになり、今年店を出し、その上SOJAEのリーダーとして活躍してくれています。ルイスは貧困を極め、途中で奨学生をやめて海岸地方に働きに行ってしまいました。元奨学生担当のイバンは事務所に彼の写真を貼って長い間彼の無事を祈ってくれました。私の机にもあります。カルロスは両親を早くに亡くしましたが、叔母の家族に支えられて育ちました。歌が上手で国立の合唱団で歌い国際的に活躍しています。クリスチャンは人の良い青年で、コンピューターの勉強をして働いています。ヴィオレタは卒業したばかりです。教師になってほしいという私の願いをよく知っていて、彼女も希望しながらも、家族を支えるために働き始めました。私に愛を教えてくれた、大好きな彼らです。新しくまた出会いが始まります。わくわくします。
SANEの奨学生プログラムは、じっくりと時間をかけて、人と人との信頼関係を作り、お互いに育っていくというプログラムです。忙しい時代にふさわしくない事業ではありますが、だからこそ、大切にしたい。もしよろしかったら、ご一緒にいかがでしょうか。SANEは常時パドリーノスを募集しています。
コーヒー・チョコ入荷します!
2011年12月8日木曜日
カヤンベの奨学生プログラム
死者の日(万霊祭)
2011年12月4日日曜日
2011年度「学校菜園」現地報告 その1
今年度も「彩の国さいたま国際交流基金」の支援を受け、
11月よりアルカチャカ、クニブロ、パトリシア・ブラウン、ピサンビジャ、
ピタナ・アルト、サン・パブロ・ウルコ6校で始まりました。
アンデス伝統作物の継承、学校給食の利用等、重要な目的の中、
私たちが大事にしていることは、コミュニティーにおける学校と
子どもの重要性の認識が、この「学校菜園」を通して前進し、
地域の結びつきが強化されることです。
クニブロ 子どもの親たちによる菜園の準備
クニブロ 学校菜園実習中の子どもたち
ピタナ・アルト 堆肥の準備
2011年11月29日火曜日
エクアドルクリスマスセット
素敵な包装なのでプレゼントにもどうぞ。
価格もお得になっておりますので、ぜひご活用くださいませ。
みなさまからのご注文をお待ちしています。
2011年11月27日日曜日
2011年11月23日水曜日
エクアドルから元奨学生=ソハエ代表がやってきました!
20日は東京に移動し、ナマケモノ倶楽部のメンバーと、開発と自然保護について語り合ったり、在日エクアドル人の方々と懇談。21日は社会貢献表彰の式典で20人を超えるSANEのメンバーと交流しました。
21日から23日にかけて関西を訪問しています。
24日は、アジア学院の見学、25日は駿河台大学で話をします。26日の帰国までわずかですが、交流を深めます。
2011年11月3日木曜日
ふやふや出店
ふやふやではエクアドルコーヒー、チョコレート、マヤナッツスイーツ、
民芸品などを販売します。
出店スケジュールをご案内します。
11月 6日(日) 飯能まつり
場所:飯能中央通り、中央公民館寄りの子ども広場
時間:午前9時ごろ~午後3時ごろ
※飯能まつりHP→こちら
11月13日(日) 3.11を忘れない 東日本大震災チャリティイベント
場所:埼玉県飯能市名栗さわらびの湯横広場
時間:午前10時30分~午後4時30分
※イベントHP→こちら
11月19日(土) 丸広百貨店飯能店7階市民活動センター
時間:午前10時~午後2時
※午後2時からはディエゴ・バレラさんとの交流会もあります。
※丸広HP→こちら
11月20日(日) お散歩マーケット
場所:埼玉県飯能市の里山
時間:午前9時~午後3時
※お散歩マーケットについて→こちら
大人気のショール 1,200円(税込)
ニット帽 700円(税込)~
パナマ帽 2,500円(税込)~
アクセサリー 多種
そのほか、エクアドルのチョコレート、コーヒー、グァテマラの
木の実を使って作ったスイーツ等を販売します。
ぜひ、遊びがてらお出かけください。
2011年10月31日月曜日
エクアドルよりディエゴ・バレラさんが来日
SOJAEとは、SANEと共にエクアドルで活動している会です。
SANEが始まって以来22年間、エクアドル人を招いての交流は初めてです。
この機会にエクアドルのこと、日本のこと、いろいろな話をしてみませんか?
滞在中は、東京近郊と関西での交流会を予定しています。
ぜひ、ご家族、ご友人をお誘いのうえ、お気軽にご参加ください。
詳細はこちらをご覧ください。
2011年10月12日水曜日
エクアドルふれあいコンサート~木下尊惇 ー感動と希望を共に
2011年10月4日火曜日
サリナス村のチョコレート
これらのチョコレートは、エクアドルのオーガニックカカオを使用しています。
カカオの栽培から、発酵、乾燥、焙煎、成型、パッケージングまでの全ての工程をエクアドル国内で行っています。
今年は、定番の板チョコレートに、粒チョコで人気のフレーバー、
「アヒ唐辛子入りチョコ」と「サリナス村の岩塩チョコ」が仲間入りしました。
既存のミルク、ビター、カカオニブ、ピーナッツとあわせてお楽しみください。
★かわいいパッケージのチョコレートもあります。詳しくはこちらをご覧ください。
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0Bx2MtMfv7xxLYWQyNDRiNTQtOGZlNi00OGViLWFmNGItYjhjYTEyY2M1NWY4&hl=ja
2011年10月3日月曜日
フォルクローレを堪能するー25周年を迎えたエクアドルコンサート
それ以来25年間、四半世紀を、毎年エクアドルの子どもたちのためのコンサートは、多くの人々の手によって開催されてきました。 小さなコンサートも合わせると多い時は年に3回。
そして、毎回好評をいただき、収益金で200以上の教育事業を行ってきました。
成功の秘密は何?
それは、質の高い音楽空間の追求と支え続けてくれる聴衆の皆さんと出演者のみなさんの愛情・・
まさに、SANEのコンサートは、聴衆・出演者・コンサート実行委員の三位一体となったもう一つの芸術空間です。 今年も所沢市の市民のために一生懸命に働いていらっしゃる市役所労働組合の方が心こめて準備してくださっています。
会場では若いボランティアさんたちがオーガニックのフェアトレードエクアドルコーヒー、チョコレート、手作りスイーツを始め、エクアドルから持ち帰った民芸品を販売しています。すべて収益金は寄付されます。
ぜひ、会場でお会いしましょう!
エクアドルの子どもたちのためのコンサート
連帯そして友情
Solidaridad y Amistad
出演 木下尊惇&松下隆二
会場 所沢市民文化センター ミューズ
西武新宿線航空公園下車徒歩10分
ラテンアメリカのフォルクローレをギターとアンデスの楽器で美しく歌いあげます。
近隣で最も素晴らしいといわれているミューズホールで出演者のすぐそばでお聴きください!
出演者についてはこちらをご覧ください。https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0BylW2F8NQia2NmJhODcxMWQtMDQyZC00MTExLTkzN2MtN2JjYWVkOGM5MDdk&hl=ja
10月21日(金)18:30開場 19:00開演
料金 一般2500円(当日3000円)
中学生以下と65歳以上2000円(当日2500円)
チケット・お問い合わせは
自治労連所沢職員労働組合内
04-2998-9295
または、info@sanejapan.org
2011年9月13日火曜日
ふやふや新商品
本日は新商品をご案内いたします。
■肩掛けバック ¥1,500 (税込)
カラフルな色の肩掛けバック。コーディネートのアクセントにいかがでしょうか?
手が空くバックを1枚持っていると、役立つこと間違いなしです。
肩ひもは結ぶタイプなので、長さを調整できます。
■水筒ホルダー ¥600 (税込)
ハイキングなどで、いちいちリュックを下ろさなくても手軽に飲み物が取り出せて、とっても便利です。
また、冷たいペットボトルをバックに入れておくと、水滴でバックの中が濡れてしまった経験はありませんか?水筒ホルダーを使えば、そんな心配はいりません。
色や柄は多数取り揃えております。
ふやふやは、祭りやコンサートのイベント等で出店しています。
イベント情報はホームページに随時アップしていきますので、お見逃しなく!
2011年9月5日月曜日
エクアドルコーヒー
ちなみに、このコーヒーは、ウィンドファーム(検索してみてください)から取り寄せています。ファンが多く継続的に購入しておりますので、定価よりは若干安く提供しています。さらに、収益金はSANEを通してエクアドルの子どものための教育支援に使用されます。
なお、11月には評判のエクアドルのサリーナスということろで製品にまでなって輸出されている、おいしいオーガニックチョコも発売になります。お楽しみに。
2011年8月28日日曜日
SANEの学校菜園事業(1)
2011年8月24日水曜日
飯能でエクアドルのコーヒーが飲める
2011年8月18日木曜日
カヤンベ奨学生の活動
2011年8月6日土曜日
原爆の日に思う
3月以来、私たちはどう生きていったらよいのか、そしてSANEとしては、なぜエクアドルに関わって仕事をしているのか、といったことを考えてきました。中には、こういう時だからこそエクアドルの子どもたちへの支援を休まずに続けてほしいと応援して下さる声もありました。思い返してみると、阪神淡路大震災の時に、西宮に住んでおられる会員の方にお見舞いの電話をした時、その方は仮設住宅にいながらも、私たちは大丈夫、エクアドルの子どもたちへの寄付を今年もしたい、と言ってくださったのでした。今回は、エクアドルの奨学生やメンバーたちが、日本のためにバザーをやってくれました。石巻の中学生の作った紙芝居をスペイン語訳をしてエクアドルに届けました。日本ではエクアドルを思い、エクアドルでは日本を思う・・そういった絆があるのです。
エクアドルは自然の豊かな農業の国です。この国と関わる中で、この国の貧しさが、実は裏側に住む日本の『豊かさ』につながっていたことに気付かされます。エビの養殖で伐採されたマングローブの木と汚れた海、石油の開発で公害に苦しむ人々・・。あるいは、日本の地方の問題を探っていくと実にエクアドルの抱える問題と同じ根を持つことにも気づかされるのです。地域の過疎化や都市との格差、地域文化の喪失、農業の困難さなどなど枚挙にいとまがありません。
SANEは小さな会です。少しずつできることを探りながら進んできました。そして、今だからこそなお思います。世界はつながっている。違う人々がこうやってつながって、信頼関係を築いていくことが、平和で本当の意味で豊かな社会に近付けるのだと。
明日に向かって、よりよい社会を築いていくために、どうぞご一緒に。
リーダーを育てる
今現在も多くの卒業生が、困難を乗り越えて医学、経済、情報、機械工学、警察学校など多様な分野で学んでいます。エクアドルでは国立大学の授業料は無償になりましたが、それでも学業に必要な経費は重くのしかかってきますし、多くの人に開かれたということでむしろ入学が難しくなってしまったという現実もあります。また、高校卒業前から家計を支えて働いている奨学生もいます。当然大学に行きながら多くの子どもたちは働いているのです。
エクアドルの子どものための友人の会(SANE)では、こうした大学や専門校で学ぶ青年たちを応援するために、専門家育成事業を行っています。この事業は『大学は基礎教育ではないのになぜ支援するのか』『どんな青年を対象にするのか』といった議論を呼んできました。そして現在、SANEはこの事業を無利子の貸与を行う奨学金として、広く多様な分野で学ぶ元奨学生に支給しています。同時に、医学など緊急の必要性には独自に対処しています。広い教育支援と同様に、地域社会を支えていく良きリーダーを育てることが大きな課題だと考えているからです。
SANEは、この事業への支援を広く呼び掛けています。ご寄付、ボランティアとしてこれに関わる活動をしたい・・という方、ご連絡をお待ちしています。
2011年8月4日木曜日
子どもたちの文通相手を募集しています!
奨学生プログラムでは、経済的に困難を抱えたエクアドルの中・高校生に毎月奨学金を支給し、学習、生活支援や社会的な視野を育てていくための様々な活動を行っています。彼ら自身がボランティア活動も行います。
また、日本の会員の中の希望者が『パドリーノ(男性)、マドリーナ(女性)』となって、一人の奨学生と文通による交流を行います。パドリーノ、マドリーナになると、相手の奨学生から毎月手紙が届きます。手紙はスペイン語なので、希望者には翻訳ボランティアが翻訳をしてから届けられます。そして、パドリーノ、マドリーナからも時間がある時に返事を書いていただきます。
このようにして、高校卒業まで一人の子どもの成長を見守ります。文通を通して深い交流が育っていきます。
今、エクアドルでは新学年が始まろうとしています。今年の新しい奨学生は9人。この子どもたちのパドリーノ、マドリーナになって、一緒に成長を見守っていただけませんか。ご連絡をお待ちしています。
2011年7月17日日曜日
卒業期を迎えた奨学生たち
エクアドルでは中等教育を修了することは簡単なことではありません。ですから卒業は本人にとっても、家族にとってもうれしいことです。けれども、一方で進路選択の大事な時期でもあり、社会の現実の厳しさに立ち向かうことを、これまで以上に自覚させられる時でもあるのです。
SANEは、そんな奨学生たちを見守っています。今日は、卒業期を迎えたビオレタという一人の奨学生の手紙の一部をご紹介します。 カッコ内は言葉の説明です。 (杉田)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
親愛なるマドリーナへ(マドリーナは文通相手のSANE会員のこと。毎月の手紙交換を通して支えている)
お元気でしょうか。どうぞお元気でいらっしゃいますように。
私はとても元気で、卒業試験も終わり、卒業も間近です。今この手紙を感慨を込めて書いています。ソハエ(SANEの資金で活動している現地組織)は私の第2の家でした。ここには、愛情深い、尊敬すべき人たちがたくさんいました。何より私の人生にとって忘れることのできない足跡を残してくれました。
奨学生であったこの期間に、私は満足感や、自分が行うことへの情熱を感じられる自分へと変わることができたのです。子どもたちに微笑みを贈ることができたと感じられた人形劇(奨学生たちがボランティアで行った活動)のことは忘れられません。本当にたくさんのことがありました。
なかでもあなたのことは決して忘れることはできないでしょう。あなたは私が前に進むための大きな土台となる支えでした。
私の夢に近づくために今やるべきことは、母とたくさんの兄弟を助けるために働くこと、そしてしっかりした専門的な力をつけて自分を形成するために学ぶこと、そして後輩たちを支援するためにソハエに協力することだと思っています。
心をこめて感謝します。これからも文通が続きますように。
愛をこめて、ビオレタ
2011年7月13日水曜日
現地プロジェクト担当のヘルマンがテレビ出演
ヘルマンの人生、カヤンベでの学校施設建設、学校菜園、技術教育(木工、溶接職業訓練)の様子、自宅での料理の様子などが出てきます。また、元奨学生で、白血病の治療中に下半身不随になってしまったビクトル・インバキンゴさんの様子も見られます。
ヘルマンが乗っている車は、3年前にここを訪れたツアーメンバーが、古い車に乗って毎日山間部の学校を訪問するために、危険な山道を走行していたヘルマンを心配して、日本に帰った後寄付キャンペーンを行い、会員の方々をはじめとする多くの方に協力をいただいて購入したものです。
2011年7月6日水曜日
SANE活動報告会を開催しました (5月29日)
「2010年度SANE決算」
平成22年度特定非営利活動に係わる事業会計収支計算書
(平成22年4月1日から平成23年3月31日まで)
特定非営利活動法人エクアドルの子どものための友人の会
収入
金額はJPYで表示されます
支出
金額はJPYで表示されます
2011年6月14日火曜日
2011年3月エクアドル出張の写真です
毛糸の玉を投げて、受け取った人が自己紹介します。カヤンべの奨学生たちは、家庭が貧しく色々な困難を抱えている子が多いのですが、毎月開かれている奨学生の会に元気な姿を見せてくれます。みんな仲良しで、私たちにも親しく話かけてくれます。
奨学生たちは日本のSANEの会員と文通をしています。その文通相手のことを相手が男性ならパドリーノ、女性ならマドリーナと呼んでいます。
この日は、3月11日の日本の震災の直後で、奨学生たちもニュースを聞いてショックを受け、マドリーナが心配で泣いていた子もいました。
私は朝テレビで大騒ぎをしているのを見て知りました。日本とエクアドルは遠く離れていますが、太平洋を離れて隣り合わせ。テレビではエクアドル大統領が出演して、津波が来るから厳戒態勢をとるようにと何度も注意を喚起していました。私は日本に電話をして家族の無事を確認しましたが、非常に大きな災害になりそうなことと原発の問題が出ていることを知って心は重いままでした。
カヤンべの奨学生たちは、今『性と生について』の学習を進めています。エクアドルはまだまだ男性優位の社会ですが、性に関する社会のあるべき姿について考え、自分の生き方を考えていこうと取り組んでいます。(杉田)
2011年6月7日火曜日
エクアドル絵葉書
-ふやふやプレゼンツ-
エクアドルポストカード
1枚 150円2枚組(280円)、3枚組(400円)でも販売しています。
お好きなカードを組み合わせて下さい。
撮影者: ある1枚以外は、プロの写真家でカヤンべのボランティアの、ダビッド・バレンスエラさんです。後の1枚は秘密(笑)。どれかな?
製作協力: studio hana
(1) | (2) | (3) |
(4) | (5) | (6) |
限定: 各100枚(えっ、600枚も作ったの!?)
申し込み: sanejapan@hotmail.com
その際にはぜひご応募を!
直撃インタビュー!! Vol.3
ー今回はどのような目的で、どのくらいの期間、どこに行く予定ですか?
3月から約3カ月間エクアドルにいて、その後は1ヵ月ペルーに行き、ボリビア経由で帰国します。スペイン語の習得をしつつ、南米の文化や習慣を知りたいと思います。
ーSOJAEの活動にも参加されたようですがどうでしたか?
学校菜園、木工コースの展示会、溶接コースの修了式の見学をさせていただきました。
溶接コースで作られたすべり台やブランコ、鉄棒はとても立派なもので驚きました。すべり台を滑らせてもらいましたが、角度が割と急でスリリングでした。
菜園も新鮮な野菜が綺麗に整っていて、とても美しかったです。
エクアドルではカラフルな衣裳を着たインディヘナや、オタバロ、カヤンベの民俗衣裳を着た人が普通に生活していて、そのような綺麗な衣裳で力強く土木作業をしている姿が印象的でした。
奨学生達は皆元気で、日本の同年代の子達とあまり変わらない印象を受けました。
―SOJAEで、自己紹介を含めたプレゼンテーションをしたようですがどうでしたか?
自分の生まれ育った土地のことを、写真を交えて紹介しました。その後は○×ゲームをしました。(例えば相撲の土俵の形は四角である。○か×か、等)。最後まで残った子に景品をプレゼントしました。拙いスペイン語でしたが、周りの方のフォローもあり盛り上げることができました。
ー今後はどのようなことをしようと思っていますか?
まずはスペイン語の勉強を頑張りたいです。その後は、自分に何ができるか、ゆっくり考えていきたいと思います。
ー最後にコメントがあればどうぞ。
エクアドルの空気を目いっぱい味わって、日本に持ち帰りたいと思います。
1月30日パドリーノス・翻訳者交流会開催
飯能にお住まいの元マドリーナで、森の音楽ホールをもっていらっしゃる三橋さんのお宅にて、パドリーノス・翻訳者交流会を行いました。参加者はなんと総勢22名! 「質問しても答えが返ってこなくて心配…手紙にはどんなことを書いたらいいの?」「あまり手紙が書けなくて申し訳ない」などといった悩みに対し「心配している気持ちをそのまま素直に手紙に書いてみたら?」「たとえ2、3カ月に一度でも交流できることが大切」などといったアドバイスもお聞きすることができ、部会としても大変貴重な機会となりました。今回要望としてあがったものについては、出張の時に奨学生および現地スタッフにも伝えました。場所を提供してくださった三橋さんをはじめ、参加してくださったみなさまありがとうございました!
1月30日に行われた交流会に参加しました。東城さん、杉田さん、そしてそれまでお会いする機会がなかったパドリーノ、マドリーナ、翻訳ボランティアの皆さんが、SANEに対する想い、文通に関して日頃感じていることなどひとりずつ発言していきました。パドリーノスの方たちが、奨学生に対してとても思いやりを持って手紙を書いていらっしゃることに感心し、翻訳ボランティアの方たちが感じていることには共感することもありました。それぞれの役目に真摯に取り組んでいらっしゃる皆さん、掛け値なしに素晴らしいです。これほど熱心な方たちに支えられている奨学生たちは幸せですね。「あなたが幸せなら、私も幸せ」この気持ちがSANEの活動を支えているのではないでしょうか。皆さんの話を聴いて、ポジティブなエネルギーを受け取り、パドリーノの方と奨学生の間で理解が進むよう、毎月送られてくる手紙の翻訳に一層、心を込めて丁寧に取り組もうという思いを強くしました。日本とエクアドル両国でそれぞれが出来る事を活かし、でも無理をすることなく、SANEの活動を支えて幸せを感じる人が増えることを願っています。会の後半では、参加された方の演奏によるミニコンサートがあり、楽しませていただきました。そして、「この立派なホールに今、ペペがいたら、マイクを離さなかったなぁ」と以前、私が通っていた「アミーゴ」というスペイン語教室の生徒を前にして唄っていた姿を懐かしく思い出したりもしました。会場となった三橋さん宅は木の温もりを生かした造りの部屋、薪ストーブから漂ってくる木の燃えるにおいがとても素敵で、心地良いひとときを過ごすことができました。この場を借りて、三橋さんご夫妻にお礼申し上げます。
今年も三木山フォルクローレ音楽祭へ参加します!
5月5日に三木山フォルクローレ音楽祭が開催されます。西日本最大級のフォルクローレイベントで遠く九州から参加されるグループもいます。昨年もたくさんの方々と知り合うことができました。新しい楽器との出会いのあった方も。音楽、歌、ダンスとギュッと詰まった一日をみなさんも一緒に楽しみませんか?今年もエクアドルの商品を持って参加します。お手伝い頂ける方は下記担当者までご連絡ください。
日時:平成23年5月5日(木・祝)10:00~19:00
場所:兵庫県立三木山森林公園 森の文化館「音楽ホール」・エントランス広場
(山陽自動車道「三木東IC」から10分/神鉄上の丸駅から徒歩15分)
担当者:バーナン・スペンサー、あや子・スペンサー(日本語・英語OK)
E-mail:natureves@bca.bai.ne.jp TEL:0797-61-0120
三木山フォルクローレ音楽祭HP:http://mikiyama.sub.jp/
2011年度「SANE定例総会」「活動を語る会」のお知らせ
新しい一歩を!-今、私たちに求められていること。エクアドル支援のフィールドから-
日時:2011年5月29日(日)10:30~15:30
10:30~12:00 『活動を語る会』 一般の方も気軽にご参加ください。
13:00~15:30 『SANE定期総会』
会場:飯能市民会館2階大会議室
*午前中から参加されるみなさんにはお弁当をご用意します。
*総会出欠、委任状返信はがきの投函は5月22日までにお願いします。
励ましの声が届きました!
スタッフ、奨学生、関係者からも励ましの声を頂きましたが、今回はSOJAE代表
ディエゴ・バレラからのメッセージを紹介します。
心痛むこの時、私たちSOJAEメンバー全員は、日本国民の皆さんに連帯の気持ちを
お伝えしたいと思います。みなさんに、兄弟としての抱擁と、難局を乗り越えるための大きな力を送ります。 長い年月手を携えて続けた活動によって、SANEとSOJAEは強い友情と連帯の絆を築きあげてきました。みなさんが、そしてみなさんのご家族と友人、隣人や全ての人々が、元気でいますよう祈っています。こころをこめてSOJAE代表 ディエゴ・バレラ
元気を出して新しい一歩を踏み出しましょう
3月11日に起きた東日本大震災で被災された皆さま、その影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
現在のところ会員の方で直接被害に遭われたという報告はこちらに届いていませんが、すべての方が今なお大きな不安や心配を抱えて状況を見守っているという状態だと思います。SANEは4月1日の活動報告会、8日のエクアドルコンサートは中止しましたが、『こんな時だからこそ、日本の友人と連帯したい。』と予定通り来日したホセ・アルメイダの意志を受けて、4月10日に被災した子どものためのコンサートを開催しました。
今回の事態は私たちに色々な事を示唆してくれています。中でも『私たちはなぜエクアドルに関わって活動をしているのか』という問いに応える良い機会を与えられているように思うのです。奇しくもSANEビジョン前号に今年の課題として書かせていただいたように、開発(発展)の方向性を再考し、次の世代に安心して引き継げるような、持続可能な生活のあり方に切り替える大きなチャンスを、今まさに与えられていると思います。エクアドルという、もう一つの世界と深く関わることによって、教えられることはたくさんあります。私たちが時間をかけて育てて来た若者たちが、ようやく国を支えるリーダーとして活躍を始めています。新しい生き方を求めて、地球市民としてつながりあって生きる-元気を出してその一歩を共に歩もうではありませんか。
なお、この間多くのエクアドルの仲間やその友人たちから心配と励ましの声をいただきました。この場をお借りして心から感謝致します。
コレア大統領来日
9月6日、7日に、ラファエル・コレアエクアドル大統領が来日されました。菅総理との会談では、両国の協力を強化し、核兵器のない世界、国連改革、日本企業のエクアドルへの安定的な関わり、地デジの日本方式採用、10月に名古屋で開催されるCOP10における、ガラパゴス,アマゾンの熱帯雨林等で多様な生態系の保護に向けての協力などについて話し合われました。(写真提供:外務省)またこの来日には、エクアドルが国際社会に提案している、ヤスニITTイニシアティブについて、日本政府や市民組織に協力を要請するという重要な目的がありました。エクアドルは生物多様性のある自然豊かな国です。アマゾンにあるヤスニ国立公園も、豊かな生態系で知られていますが、ここの地下には8億5千万バレルの石油が埋蔵されているといわれています。エクアドルは経済的な困難を抱えた国であり、石油の輸出に依存してきました。しかし一方で石油採掘は自然破壊や地域の人々の健康被害など、様々な問題も生み出しています。ヤスニITTイニシアティブは、エクアドルがヤスニITTと呼ばれている地域の石油開発を永久に断念することによって、生態系の保護や先住民の生活保護を優先し、また、開発によって見込まれる4億トンのCO2も排出しないことを選択するので、その代わりに国際社会に、開発した場合に見込まれる収益約80億ドルの約半分である、36億ドルを拠出してほしいというものです。国連開発計画(UNDP)はこれに合意し、ヤスニ基金が設立されました。この基金への協力を訴えるために大統領、外務大臣、環境大臣などが来日したのです。
私は、6日に行われた来日した大臣たちと市民組織との話し合い、7日のコレア大統領による国連大学での講演に参加しました。大変印象的だったのは、市民組織のメンバーと対等に話をしようという、みなさんの姿勢でした。上の写真はその時のものですが、エクアドルの労働組合の代表、外務大臣や文化庁長官と、日本の生協、ピースボートやナマケモノ倶楽部のメンバーが互い違いに座っています。国連大学での講演は、『21世紀におけるエクアドルとラテンアメリカ地域の挑戦』というテーマでした。講演の後一瞬でしたが直接お話しができ、SANEの20周年記念誌も差し上げることができました。
インタビュー
―SANEと関わりはじめたきっかけはなんですか。
笹尾 2006年に会員だった濱田みのぶさんの紹介で杉田さんと出会ってから始まりました。
その時から文通の担当をしています。
後藤 杉田さんとは30数年の付き合いです。
杉田さんの紹介で1994年から会員になって以前はマドリーナもやっていました。
―現在の担当について教えてください。
笹尾 文通の手紙の仕分け作業を担当しています。名簿を見ながら翻訳者とマドリーナ、パドリーノへ手紙を仕分けして送っています。DHLでエクアドルから送られてきた手紙を早めに翻訳者に送り、翻訳者のところにたまらないように心がけています。
後藤 切手貼り。笹尾さんのお手伝い。事務局にくるのが元気の素になってます。エクアドルから手紙が届くと来ています。
杉田 作業している間、姫乃ちゃん(笹尾さんの娘さん)の宿題を見ています。(笑)
―どんな思いで担当を続けていますか。
二人 みんなに会いに来ることが楽しいから!!(笑)
―今までで一番の思い出はどんなことですか。
笹尾 以前は手紙の仕分けを一人で担当していましたが、1年くらい前から事務局で一緒にやるようになりました。みんなで作業するようになってから、後藤さんもいて作業がスムーズに進むようになってよかったです。
後藤 (笹尾さんのコメントより)杉田さんと笹尾さんがしっかり作業しているか、姫乃ちゃんが宿題をちゃんとやっているか、私はチェックしているだけよ。(笑)
―最後に一言ずつお願いします。
笹尾 手紙をこれからもたくさん送っていきたいと思っています。手紙の作業をしているとエクアドルからの手紙は多いですが、日本から送る手紙が少ないので「増えるといいな~」と思っています。マドリーナをやっていますが、まだエクアドルに行ったことがないので現地の生活がわからず、手紙の内容が一方通行になってしまいます。奨学生の情報、生活についてもっとわかるいいと思います。
後藤 今後もできる範囲でお手伝いしたいと思っています。
(笹尾さんのコメントより)私はエクアドルに行って意識が変わりました。カヤンベの奨学生は素朴だったけど、キトの奨学生が大人っぽくて驚きました。現地のスタッフ、日本の方々の苦労がわかりました。
SANE関西交流会報告
SANE関西交流会が11月27日(土)はじめて京都で開かれました。おだやかな日和でまずは一安心。今回は新しくメンバーに加わりメキメキ実力を発揮されている宮地さんのご尽力で京都での開催となりました。午前中は、会員・賛助会員・一般の方等30名あまりの方が“ひと・まち交流館京都”に参集、杉田理事長のご挨拶、SANEの紹介、自己紹介、古田史学の会の大下隆司氏の「古代における太平洋の交流について~古代史からみるエクアドルと日本の繋がり~」のお話が続きました。特に最後の大下氏の講演内容は大変興味深い内容でみな熱心に聞き入りました。私も聞きながら、はるか遠く縄文時代に思いをめぐらしました。又ふやふやでコーヒーを仕入れているウインドファームの日下部さんのコーヒーの説明はこれからイベントで売る時に大変参考になりました。昼からは、京都紅葉の穴場「日向大神宮」へ。満員の地下鉄でこんなにたくさんの人が行くの?と不思議に思っていたら、駅を降りて殆どの人が南禅寺の方面へ右に大移動。私達は一路反対側の左へ進み一安心。細い登り道と階段を上がるとあっと驚くような空間が広がりとても落ち着く大神宮のお姿で、まさしく歴史と重みを感じる『穴場』でした。パワースポットの「天の岩戸くぐり」も大人気でした。冬の桜と紅葉のコントラストがステキでみなさん写真をとりまくりました。
SANE活動報告会のお知らせ
秩父市在住のペルー先住民のイルマさん、エクアドル人ぺぺさんをお迎えして、アンデスの自然とそこに生きる人々の話、SANEが展開する学校菜園事業を始めとした先住民地域での活動、そしてそこから教えられる日本の私たちの生き方について語り合います。アンデスの歌や踊りもご披露できるかもしれません。
日時:4月1日(金) 午後6時30分~
場所:文化創造アトリエ アミーゴ 西武池袋線仏子駅徒歩5分
問合せ:SANE事務局 メール:info@sanejapan.org 携帯:090-4605-9738
奨学生部会からのお知らせ
手紙以外の贈り物、お届けします!
2月26日より杉田優子がエクアドルに出張いたします。通常奨学生に送る手紙の中には手紙以外のものは入れられないことになっていますが、今回ご希望の方がいらっしゃいましたら、事務局までお送りいただければ杉田が持って行きます。わからないことがありましたら、担当(嵩岡)までご連絡下さい。お送りの際は、次のことをお守りください。
1)通常の封筒に入る程度の小さなもの、軽いもの。表に相手の奨学生の名前、送り主の名前をお書き下さい。
2)DHLで送る通常の手紙と一緒にならないよう、表に「プレゼント在中」と明記下さい。間違えてDHLで送ってしまうと送り返されることとなり、DHL社に迷惑がかかります。
3)高価でないものをお願いします。(目安は千円程度)
4)品物につける手紙や解説は通常通り手紙として翻訳者にお渡し下さい。翻訳者から出張前にお送りいただければ一緒に持っていくことができます。
手紙の送付先が変わります!
文通管理作業の場所の移転に伴い、2011年2月から手紙の送付先が笹尾陽子宛からSANE事務局宛に変わります。なお、手紙送付担当は今まで通り笹尾で変更はありません。
連絡先:042-972-2060(笹尾陽子)
新手紙送付先:〒357-0006埼玉県飯能市中山493-10杉田方
エクアドルの子どものための友人の会 奨学生担当
新たに奨学生が入会しました!
11月より新たに奨学生が入会しました。カヤンべに住むエンリー・セバジョスくん(13歳)です。カヤンべ技術学校に通っています。現在パドリーノ・マドリーナも募集中です!
新年の挨拶
年頭に当たり、新年のごあいさつを申し上げます。
社会的にも経済的にも様々な問題を抱え、誰もが一抹の不安を抱きつつも、陽はいつものように昇り、穏やかな年明けを迎えています。SANE会員、支援者、友人の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。昨年も多大なご協力をありがとうございました。
開発を再考する―ポスト・グローバリゼーションの展望
これは12月に行われた国際開発学会のテーマでした。金融危機を経てグローバリゼーションが転換期を迎えていると言われ、他方で気候変動や自然資源への懸念の増大などによって、これまでのような快適な生活の追求が、よき生活、意味ある生活をダメにしているのではないかと問い直されているのです。問題に直面しているのは途上国だけではありません。私たちはこれまで以上に、共通の地球規模の問題に取り組んでいくことが求められています。当然、開発支援を行う場合も、何を目指して、あるいは誰の、どのような生活を作るために支援するのか、現地の人々と共に考えつつ、同時に私たち自身の責任についても考えていかなければ片手落ちになるでしょう。
鍵となる言葉を二つ、『ダウン・シフティング(downshifting)』、そして『私たちと自然との関係を変える(戻す)』。SANEの奨学生事業やカヤンベでの学校菜園事業等でも、あるいは日本での取り組みにも、活かされる言葉ではないでしょうか。
新しい段階に入った活動―共に歩む仲間として
昨年はSANEにとってもSOJAEにとっても試練の年でした。その試練を乗り越えて、私たちの活動は一つの段階に入りました。SOJAEが自立的、持続的な活動に入ろうとしています。20年余を経て元奨学生たちが有給スタッフ、ボランティアスタッフとして活動を支えるようになり、まだわずかな額ながら、SANEからの資金の他に自分たちで資金調達の道を考え、他組織、行政や企業、周囲の人々と結びつきながら歩み始めました。もちろん課題は山積しています。しかし大きな一歩であることには間違いありません。当然のことながら、SANEの支援も変化していくことを考えなくてはなりません。また、エクアドルが外債問題に取り組み、自立した国家として歩み始めていること、その豊かな自然を守るという課題を考えると、それは私たち日本のあり方にも深く関係しています。私たちの活動は、様々な意味で少しずつ先進国―途上国という関係から、未来のために共に歩む仲間という関係に変化していく時が来ているように感じています。
このような2011年の年明けに際し、今年の課題を『新しいあり方を考える』と置き、皆様と共に歩んでまいりたいと願っています。今年もどうぞご一緒に。